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2019/4/11クラシック倶楽部を聴く

 一旦はかき消えた記事を、備忘録としてのこすために書く。書いたことを記憶させておくのは大変だが、こうして記録しておくと、必要になったときに、あ、あの時に聴いたっけ、と開いてみることができる。

けさは(テノール)サイミール・ピルグ、(ピアノ)浅野菜生子。
~2016年2月25日 紀尾井ホール~

☆「歌劇「愛のまこと」から「ガンジス川に太陽がのぼり」」、A.スカルラッティ:作曲
☆「歌劇「皇帝ティトゥスの慈悲」から「最高の王座にある者の喜びは」」、モーツァルト:作曲
☆「歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から「恋人を慰めて」」、モーツァルト:作曲
☆「歌劇「愛の妙薬」から「人知れぬ涙」」、ドニゼッティ:作曲
☆「踊り」、ペポーリ:作詞、ロッシーニ:作曲
☆「歌劇「第一次十字軍のロンバルド人」から「私の喜びは呼び覚ます」」、ヴェルディ:作曲
☆「歌劇「シモン・ボッカネグラ」から「心に炎が燃える」」、ヴェルディ:作曲
☆「歌劇「ロメオとジュリエット」から「目覚めよ、きみ」」、グノー:作曲
☆「歌劇「ウェルテル」から オシアンの歌「春風よ、なぜ私を目ざますのか」」、マスネ:作曲
☆「歌劇「アルルの女」から「ありふれた話」」、チレーア:作曲
☆「歌劇「リゴレット」から 女心の歌「風の中の羽のように」」、ヴェルディ:作曲
☆「ろうそくの言葉」、フラシェリ:作詞、ディズダーリ:作曲

🎵
 サイミール・ピルグはカルーソー国際声楽コンクール入賞。クラウディオ・アバドに見出され、ドミンゴに絶賛される。その昔、日本では本格的な声楽を聴くことのできなかった時代、ビクター赤盤となったカルーソーの声がマニアの間で響いていた。それが国際コンクールに名をのこしている。きょうの演目の多くが愛、恋の歌。リリック・テノールの力が詩の端から端までを耳に届ける。終盤の「風の中の羽ように」は、もうそれもわかった、これも、あれも分かった! と一気に達観した陽気さが。これが至極愉快。多くの恋愛詩は失恋、失意、失望という結果から生じるようだ。うまくいって歌いちぎった歌は数少ないように思う。失恋ありて大曲あり?
 浅野菜生子氏、桐朋学園大学音楽学部ピアノ科卒。同大学声楽科伴奏研究員修了。96年に野村国際文化財団の奨学金を受けミラノへ。藤原歌劇団団員、昭和音楽大学・大学院講師。通訳では、音楽家の言わんとするところを直截に訳し、観客とのコミュニケーションを取り持つ。

🎧名曲は、サティーの「あなたが欲しい」。
家具のようなそこに置いてあるだけの音楽、これが彼の真骨頂。通俗のくだらなさを知りつつ通俗を愛したの感。サティーの思想が表れている部屋が紹介されたが、写真を撮ったつもりが、何と、カードを入れ忘れていた!


こんどはうまく反映されるだろうか。⛳9時52分更新

 

 

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