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雑感

Dsc03176_2                ウェン・シン・ヤンのチェロ(3月12日放送から)
5時起きが習慣化。気まぐれに見ていたクラシック倶楽部を、本気で視聴してみようと思い立ち、ついにこのひと冬、聴きとおした結果だ。起きだして、廊下から玄関の戸の上部のはめ殺しの扁平な長方形の窓に、星がどう位置を変え、月がどう形を変えているかを眺め、それから居間に移って、TVを点ける。インタヴューやテロップを参考にし、PCを開けておいて、分からない事項を調べながら聴くのだ。頭が停止状態のとき、まだ半分眠っているとき、俄然聴く気分になっているとき、途中で別なことを考えてしまっているとき、ノリがいまいちであったりと実態はさまざま。「自分はまだ何も知ってはいない、だから聴いておかねば」に押し出されての日々。で、どの程度、わかったの? と自問。すかさず、「それが、まだ何も」。しかし、しかし、数々のホールのパイプオルガンや、そう、ベヒシュタインは書き落としてしまった、フランスのピアノの名器も詳しく追わずじまい、それにしても、古楽器の数々、いまその古楽器の頁に跳んでみると、パイプオルガンも古楽器に分類されていることに今更気づかされた。
 理性的、知的な演奏、あふれる感情湧出、にじみ出るような響き、迸る激情、ち密さ、繊細さとハイライトが脳裏を過る。記憶できないまでも、なにがしかは徐々に積み上げられている感じが。
 いつまで続くやら。もしかすれば次の月曜日には忘れているという可能性も。庭仕事も夏場は早朝にということにもなるだろう。それはそれとして、できるかぎり聴き続けたい。

   

6時18分 更新

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