きょうのことば

  わたしはそれほど賢くもなく力強くもなく忍耐力も、ついでに体力もそれほどあるとは思わない。しかし、時として、ああ、これは天に助けられたな、とおもうことがあります。

國光勝美、ひろ子牧師夫妻は、この教会に赴任してから46年目を迎えられました。一貫して聖書にあるイエス・キリストの十字架による救いと聖潔を語られ、伝道にいそしまれ、謙遜と清貧を貫いておられます。46年ということは、ご自分たちの人生を、この盛岡、岩手の伝道に投じられ、注ぎ込まれたのだと、このもとにある筆者の足らざるを、自らがあげつらうこの朝です。

　わたしが行っている教会の関係者というのではありませんが、ユーチューブから任意でシェアしてみました。お聴きください。

先週のインマヌエル盛岡キリスト教会の説教は、イザヤ書６：１～8からで、説教題は『まことの礼拝を取り戻そう』(國光勝美牧師)

イザヤ書６：１～8
6：1ウジヤ王が死んだ年に、私は、高くあげられた御座に着いておられる主を見た。そのすそは神殿に満ち、6:2 セラフィムがその上の方に立っていた。彼らにはそれぞれ六つの翼があり、二つで顔をおおい、二つで両足をおおい、二つで飛んでいて、6:3 互いにこう呼びかわしていた。
「聖なる、聖なる、聖なる、万軍の主。その栄光は全地に満ちる。」
6:4 その叫ぶ者の声のために、敷居の基はゆらぎ、宮は煙で満たされた。6:5 私は言った。「ああ。私は滅んでしまう。この私は唇の汚れた者で、唇の汚れた民の間に住んでいる。しかも万軍の主である王を、この目で見たのだから。」6:6 すると、私のもとに、セラフィムのひとりが飛んで来た。その手には、祭壇の上から火ばさみで取った燃えさかる炭があった。6:7 彼は、私の口にそれを触れさせて言った。「見よ。これがあなたの唇に触れたので、あなたの咎は取り除かれ、あなたの罪も赦された。」6:8 私は、主の言われる声を聞いた。「だれを、わたしは遣わそう。だれが、われわれのために行くだろうか。」私は言った。「ここに、私がおります。私を遣わしてください。」

説教の概要

私たちはこの地上で神さまを礼拝していますが、、イザヤ書6：１～8、これは、イザヤが見た天における礼拝の場面です。天においては、いつでもこのような礼拝が行われています。ここで気づきます。まことの礼拝とは、天の礼拝を心に見ること、そして聞くことなのです。「聖なる臨在を自覚し、その御前に身を置く」、これがほんとうの礼拝です。

　セラフィム、これは天使の名前で、語源は「燃える」。このセラフィムが、力の限りに神さまを礼拝している。神さまにとっては、過去も現在も未来も同じです。神に直接まみえるのは恐れ多いので、顔をおおい、足をおおっています。謙遜なすがたです。互いに呼び交わして

「聖なる、聖なる、聖なる、万軍の主。その栄光は全地に満ちる。」

と雷が鳴り響くような声で、全存在をかけて神さまをほめ称えています。そのために敷居の基がゆらぎ、宮は煙で満たされた。今天では、このような途轍もない礼拝が捧げられている。私たちは、今この瞬間、このような礼拝を捧げているでしょうか。もういちど、礼拝を自らにどのように位置づけるかを考えましょう。

　永遠に滅びるはずであった私たちは、イエスさまの十字架の贖いによって救われ永遠の命に与りました。全世界の子羊とともに、感謝を捧げましょう。自分のありのままを告白することです。イザヤは、「私は滅んでしまう。この私は唇の汚れた者で、唇の汚れた民の間に住んでいる」と神の臨在の前にありのままを告白しています。そして赦しをいただき礼拝することです。「燃えさかる炭」、これは、イエスさまの十字架の贖いの血潮です。血潮によって扱われていなければ、ほんとうの礼拝を捧げることはできません。

　真の礼拝を捧げて、神さまの声を聞くことです。

「ここに、私がおります。私を遣わしてください。」

　これが、神さまに応答する私たちのすがたです。神さまは「だれが、われわれのために行くだろうか」と言っておられる。神さまは、「あなたは、私のために、何を為すか」と今言われる。私たちは何とこたえるべきでしょう。

　神さまのみわざは、もう始まっているのです。

6時48分更新