観測レーダー
二月に踏みだした今日の午後、気温は予報どおりの氷点下2度。ガッチリと凍てついた路面を慎重にとおり抜けて、40分ほどの散歩。天満宮の階段をのぼりきり、岩手山が雲にかくれていたので、反対の方角にカメラを一押し。そのまま階段を降りる。バイパス沿いに盛岡気象台へ。駐車場から眺める屋根雪の消えた家並みはみな無表情、冷えた大気の底に沈んでいる。
☆
白金の雲のほくそ笑み。
「どうだい? きょうの観測はうまくいっているかね?」
「ああ、レーダーはリアルタイムで君の機嫌をキャッチしてるさ」
頑固に冷えても、ゆるんでも、
ただ淡々とこの道を行く。
春は近づき遠ざかり、
また近づいては遠ざかる。
素知らぬ顔で順々と、
歩くうちには春風も、
かたくなな錠をさらりと落として、
吹いてくれるさ、
この隙間にも。
16時半 更新
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