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生きてたんだね   ぶんな 詩

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生きてたんだね
真っ暗な土の中でも
息してたんだね
光がなくても
うっかり足で踏まれても
虫やなんかに
さんざん悪戯されても
歯をくいしばって
生きてたんだね
いまは
明るい光がそこいらじゅうに満ちて
ぬくもったばかりの空気が
すかすかの隙間までを
やさしく包んでくれる
じっと
待ったかいがあったね
こらえたかいがあったね
足元の雪はもうどんどん解けている
だんだんに丈が高くなって
つぼみがすこしずつふくらんで
赤や黄色や白や
紫や水色の花を咲かせると
もう誰もが君に目を留めるだろう
立ちどまって
しゃがみこんで
君に見入るだろう
蝶や虻や蜂も
きっととんでくるよ
冬のあいだほんとうによく頑張ったね
春がもうそこいらじゅうをスキップしてるよ
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               ☆
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コメント

今晩は。
無駄な言葉が一つもなく、平易な言い回しが素敵です。とてもいい詩で近年一番ではないでしょうか。
生きとし生けるもの全てが苦難を乗り越えなくてはならないように出来ている、この世の理を知らされます。

投稿: harukaeto | 2019年2月21日 (木) 18時01分

harukaetoさん
励みとなる感想をいただき、有り難うございます。
土から芽が出ているのを朝のうちにさっそく撮ってパソコンに取り込んでいるうちに、あっというまに出てきた詩です。植物をほめながら自分を励まし、人をも励ましたいと思いながら書いていました。書き終えてから、ふっと、あのお子さんの事が過り、追悼の詩が先だったかも、と酷い死を悼みました。
仰る通り、生きていくのには、幾つものトンネル、土の中を過ぎゆかねばならないようです。

投稿: 中ぶんな | 2019年2月21日 (木) 19時29分

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