« 2019年1月 | トップページ | 2019年3月 »

2019年2月

『二獣協奏曲〜獅子と虎〜』(ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団)

 こんな愉快な楽団といっしょに2月を見送る。2月よ、ありがとう、3月よ、ようこそ!
 スノードロップが咲き、いつの間にかフクジュソウも。スイセン、チューリップの芽もツンツン、ツンツンと勢ぞろい。薄あおいエネルギーが、土の面をひろく被いはじめている。




17時32分 更新

| | コメント (2) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

動物たちの楽団ズーラシアンブラスが金管五重奏で北海道、浦河町に登場!クラシックの名曲から、世界の民謡、日本の歌までバラエティーに富んだプログラムを熱演!
~浦河町総合文化会館 大ホール(北海道)2017年7月1日(土)収録)~
                                                               -番組HPからー

Dsc03122

Dsc03125

写真はいずれも、BSプレミアム クラシック倶楽部 放送から

  

☆「「ウィリアム・テル」序曲」、ロッシーニ:作曲、三澤慶(みさわ・けい):編曲
☆「気のいいあひる」、ボヘミア民謡:作曲、石川亮太(いしかわ・りょうた):編曲
☆「おんまはみんな」、アメリカ民謡:作曲、石川亮太(いしかわ・りょうた):編曲
☆「トランペット・ラブレター」、石川亮太:作曲
☆「アルプス一万尺」、アメリカ民謡:作曲、石川亮太:編曲
☆「剣の舞」、ハチャトゥリヤン:作曲、高橋宏樹(たかはし・ひろき):編曲
☆「モーツァルトだよ人生は」、モーツァルト:作曲、高橋宏樹:編曲
☆「金管大相撲」、石川亮太:作曲
☆「静かな湖畔」、スイス民謡:作曲、大塚子龍(おおつか・しりゅう):編曲
☆「襟裳岬」、吉田拓郎:作曲、山口尚人(やまぐち・ひさと):編曲
☆「お江戸日本橋」、日本民謡:作曲、石川亮太:編曲
☆「こげよマイケル」、黒人霊歌:作曲、石川亮太:編曲

この楽しさをつたえるには、やはり一場面でも視覚的にとらえられるものがなければと、2枚だけ撮ってみました。

 登場の動物たちは、みな絶滅危惧種。被ったひとたちの意識が面白い。インドライオン、ドゥクラングール、マレーバク、スマトラトラ、ホッキョクグマ、オピカ。そして指揮はオピカ。ちょっと絶滅危惧種図鑑にとんでみて、さて自分は何の着ぐるみにしようかと、卒倒しそうな数の動物の中で目に留まったメガネグマ、ま、こんなあたりかな。

 吹いて聴かせる、ズッコケる、へたってみせる、勝ってみせる、走ってみせる、冷や汗を拭ったり、頭を抱えたり、口を拭ったりのユーモラスなパフォーマンス。とにかく楽しい! あたたかい! おもしろい! ホールに満ちる笑顔、会場はノリノリ。

「モーツァルトだよ人生は」、これはモーツァルトの曲をモチーフにした「浪花節だよ人生は」。「金管大相撲」、土俵の流れを、東西のよ呼び出しから、取り組みまでを金管で。こんな曲もアリ。

     

名曲アルバム。「交響曲“ロンドン”」ハイドン作曲。【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団,【指揮】円光寺雅彦

ロンドン金融街建物群の昔の顔、現代の顔、印象的。


6時44分 更新
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

教会

Dsc03068

 これも24日の午後に撮り歩いた一枚。背景に何とか岩手山を入れようとしたところが、樹木や民家に阻まれ、より高い位置に移動しなければならず、道も狭く、クルマを塀などに擦ってしまうリスクを避け、やむなくこの手前の位置から。
 わたしが行っている教会ではないのですが、バイパスを通るとき、車窓から見上げながら、いつか撮りたいと思っていたのです。
5時53分 更新
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

現代音楽の演奏家として活躍するピアニスト高橋アキが、つるの剛士と初のコラボ―レーション! -番組HPからー~2018年6月29日 北九州市立響ホール~


高橋アキ
鎌倉生まれ。東京芸術大学付属高校、同大学を経て同大学院修了。大学院1年の時、武満徹作品を弾いてデビュー。透明な響き、音色の柔軟な感受性をもって現代曲を演奏し、鮮烈な衝撃を与えた。1970年初リサイタルを開催。72年にはじめてヨーロッパに渡り、ベルリン芸術週間、パリ秋の芸術祭などでリサイタルを開き好評を博す。その後も毎年、海外の主要音楽祭から招待され続けている。72年現代音楽の演奏グループ「サウンド・スペース・アーク」を結成。以後19年間活発な演奏活動を行った。73年には昭和48年度芸術祭優秀賞を、内外の現代作品20曲を収録した『高橋アキの世界』(東芝、3枚組レコード)により受賞。

75年より『エリック・サティ連続演奏会』(12回)、「サティ再発見」の大きな契機となった。

 

80年作曲家モートン・フェルドマンの招きにより、アメリカ各地で演奏活動。ケージ、武満徹、ライリー、ジェフスキー、坂本龍一等現代音楽を代表する世界の作曲家たちに、ビートルズ・ナンバーを主題とする作品を委嘱した『ハイパー・ビートルズ』シリーズ(東芝EMI)をみずから企画制作・演奏し、CD4枚を完成。その1枚は英米でも発売され、ニューヨーク・タイムズ紙で、1990年ベストCDに選ばれた。ほか数々の受賞歴。著書に「パルランドー私のピアノ人生ー」(春秋社、 2013)がある。


1975年5月26日生まれ。福岡県北九州市出身 藤沢市在住。「ウルトラマンダイナ」のアスカ隊員役を熱演した後、2008年に“羞恥心”を結成しリーダーとして活躍。一躍時の人として人気を博す一方で、2009年にカバーアルバム「つるのうた」をリリースし35万枚を売上げオリコン1位を記録。続いてセカンドカバーアルバム「つるのおと」では25万枚を売上げ、トータル60万枚のセールスを記録。
 

 

☆「ジムノペディ第1番」、サティー:作曲
☆「グノシェンヌ第5番」、サティー:作曲
☆「ハイパー・ビートルズから ゴールデン・スランバー」、
レノン&マッカートニー:作曲、武満徹:編曲
☆「ハイパー・ビートルズから レット・イット・ビー~アジア旅行~」
レノン&マッカートニー:作曲、三輪眞弘:編曲
☆「ぞうのババール」
ジャン・ド・ブリュノフ:作詞、プーランク:作曲、
(朗読)つるの剛士

 

アキ氏はいう「ピアノは弦楽器で、弦を如何に鳴らすかにかかっている。ポンと鳴らしたとたんに、音は減衰する。それを如何につなげて流れるメロディーと錯覚させるかであり、演奏で自分のイメージがどう出せるかが大事」と。
 「ジムノペディ第1番」、点描画のような詩的な響き。「グノシェンヌ第5番」、揺籃、人の心の揺籃するさまといったらいいか。「ハイパー・ビートルズから レット・イット・ビー~アジア旅行~」、編曲がアジア風に変わっていく。最後の片腕全体を使って鍵盤に圧し掛かるような奏法にびっくり。いったい幾つの鍵を一挙にカバーしたものか。10指も及ばぬといったところ。ビートルズが武満を好きだとは知らなかった。 
 「ぞうのババール」、たけし氏が朗読する小象ババールの物語の各場面をピアノが追体験するような形での演奏。
 つるの氏がいうに「ピアノとの朗読ははじめて。ついピアノに聴きほれて台詞を忘れたり」、するとアキ氏「朗読にききほれてピアノを忘れたり」と言いながら、コラボは淀みなく、ぴったりと反りも息も合っていた。
北九州弁がどこに出るかと待つと、ババールが10回もエレバーターに乗り降りし、あまりの面白さにババールがまたやろうとするところをエレベーターボーイに「これはおもちゃじゃない、もう降りなさい」と注意されるのだが、この部分だった。ちょっとまねできない。これを盛岡弁でやったらどんなものかなと、わが郷土に想いを。ピアノが小僧の悪戯、茶目っ気、冒険心、恐怖心、悲しみ、嬉しさ、誇らしさをほんとうに人間的に優しく物語ってくれている。特に悲しみのところでは、奏者がほんとうに悲しんでいるように伝わってきたけれども、どうでらしたか。ピアノの物語の連なりが、ババールを、活き活きと心にのこしてくれました。
 

 


 

名曲アルバム。「歌劇“ドン・ジョヴァンニ”序曲」モーツァルト作曲。【管弦楽】NHK交響楽団,【指揮】外山雄三

 何回目になるか、しかし、聞くたびに説得力のすごさ。

7時1分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

岩手山

Dsc03088
 もう飛び立たねばならないというのか、いつもよりは群れて、水しぶきをあげ、羽ばたきのウォーミングアップ。さあ、飛び立つよ、V字のどこに入るかポジションはわかるかな、という指図があるものなのか、自ずと編隊を機能的に組める習性が備わっているものなのかはわからない。これが日曜日の午後の写真であってみれば、ここに映っている白鳥たちが飛び立ったとすれば、もうはるか上空に、旅程の3分の1ぐらいはこなしたことだろう。

 


 

20時25分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

ピアニスト佐藤卓史による軽井沢公開収録から。全曲演奏を手がけるシューベルトの名作や、幻想即興曲などショパンの名曲を熱演。~2018年6月1日 軽井沢大賀ホール~

 

佐藤卓史(さとう・たかし)
1983年秋田市生まれ。4歳よりピアノを始める。
高校在学中、第70回日本音楽コンクールピアノ部門で優勝。2003年のデビューリサイタルの成功により、翌年史上最年少で日本ショパン協会賞を受賞。東京藝術大学を首席で卒業後渡欧、ハノーファー音楽演劇大学とウィーン国立音楽大学にて研鑽を積む。2007年第11回シューベルト国際ピアノコンクール第1位など、受賞多数。

  

☆「楽興の時 D.780」、シューベルト:作曲。
☆「幻想即興曲 嬰ハ短調 作品66」、ショパン:作曲。
☆「舟歌 嬰ヘ長調 作品60」、ショパン:作曲。
☆「ポロネーズ 変イ長調 作品53「英雄」」、ショパン:作曲。

「楽興の時 D.780」、シチリアーノのリズムを基本としているらしい。構成されている6曲のうち、いちばん有名な3、4、5あたりになると、興に乗れる。演奏するに得意、不得意があるとすれば、聴く側にも、得意、不得意な曲がある。理解しえていない部分、聴いてはいるが、どこか注意散漫となり、何度聴いても聴き落しているという部分がある。今回はその不得意部分、1,2,6を意識的に聴いてみる。何しろ、2014年からシューベルトのチクルスを開始した演奏家には教えられるものが必ずあるだろうと期待。両手3連符の流れが穏やかな情趣をくれる1、2、穏やかさに突飛な感情の突出、6、自らの内に沈潜していく部分、今回はそんなところがすこし分かったような。

 氏は、シューベルトの曲には、派手な曲はないが、内面へのアプローチがシンプルな手法で描かれている、この後どう動くかの奏者としての予測に、多くの曲は別なところ、予想外(?)のところに行くが、シューベルトは、思ったとおりのところに行くので、感覚の近さを感じると語っている。
 ショパンは、ここからは大事な部分を聞き落したかとも思うのだが、たしか、オーケストラ的でもなく、弦楽曲的でもなく、歌曲的でもない発想から曲が生まれており、たしか、弾いているうちにピアノでもないように聞こえてくると仰ったような、違っているかもしれませんが。再放送の時があるかもしれません。
 シューベルト、ショパンは、作曲者の意識に立っていうと、演奏者と聴く者との1対1の親密な関係の中で奏されるのがよい、それを意識しての演奏と語っておられた。


   

名曲アルバム。「イパネマの娘」。【歌・ギター】小野リサ,【ピアノ】フェビアン・レザ・パネ,【ベース】クリス・シルバースタイン,【ドラム】山口新語,【サックス】グスターボ・アナクレート,【フルート】ヤマカミヒトミ,【フリューゲルホルン】マイク・ザッチャーナック,田中充,【トロンボーン】池田雅明

 軽快なようでよく聴けばたしかに寂しさがにじみ出ている。小野リサさんって? ボサノヴァ世界の歌姫。コンサート、ライブ、放送の生出演等など、知らなかったのは私だけだったよう。ここに名を連ねている奏者も、調べたなら錚々たる方々には違いなさそう。


6時59分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

辻井伸行のエチュード

音の純粋培養! 辻井氏は不思議だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

トロンボーン奏者…中川栄次郎日本を代表する世界的トロンボーン奏者として幅広い活動を行っている。TV等から聞こえるトロンボーンの7割は彼のモノと言われている。2007年、日本人として初めて米「トニー賞」授賞式に出演し2008年にはNHK連続テレビ小説『瞳』のメインテーマを演奏
ジャズピアニスト・作曲家…宮本貴奈
茨城県結城市出身。米英に20年在住、約30カ国で演奏活動を展開。5才からエレクトーンを始め、14歳からピアノに転向、作曲を学ぶ。高卒後米バークリー音楽大学へ留学、映画音楽&ジャズ作曲学科卒。1998年NYへ拠点を移し、全米エドマンジャズピアノ大会優勝。ニーナ・フリーロン(vo)のワールドツアーに5年間参加、ピアニスト・アレンジャーとして参加した【SOULCALL】は2001年米グラミー賞2部門でノミネート。アトランタに移り、ジョージア州立大ジャズ教育学部修士課程卒。「アトランタベストジャズアクト(2年連続)」「ジョージア州で最も影響力のある女性」他受賞。
日本フィルソロトランペット奏者…オッタビアーノ・クリストーフォリ
1986年イタリア、ウーディネ生まれ。ウーディネのコンセルバトーリを卒業後、2004-2006年ユースイタリアンオーケストラに在籍。シカゴ交響楽団各氏に師事。2008年に来日し、兵庫県立芸術文化センター管弦楽団(芸術監督 佐渡裕)第1奏者を経て、2009年、日本フィルハーモニー交響楽団に入団、現在、客演首席奏者を務める。

2018年12月1日富山県射水市アイザック小杉文化ホール
                                                   

 

☆「管弦楽組曲 第3番 から アリア」、バッハ:作曲。中川 、宮本演奏。☆「歌劇「運命の力」序曲」、ヴェルディ:作曲、ニール・ベネット:編曲中川 、オッタビアーノ・クリストーフォリ、宮本演奏。☆「ファンダンゴ」、ジョゼフ・トゥリン:作曲、中川 、オッタビアーノ・クリストーフォリ、宮本演奏。

次の2曲は中川英二郎の作曲で中川、宮本演奏。
☆「シークレット・ゲート」
☆「トライセンス」

アンコール曲
☆「チャールダーシュ」、
モンティ:作曲。中川・宮本演奏

月曜日は全休にしたい心境なのだが、やはり、きょうは何があるかと起きだしてTVスイッチ・オン。中川氏の作品2曲には間に合った。氏がいうに、作曲の種は、よく風呂の中で降りて、か、下りてか、とにかくひらめくらしい。種がおりるときには、エンディングまでが見えるという。スケッチはピアノで書いて、か描いてか、何れ鍵盤で曲想をなぞり、それからDTMに。演奏は職人的という。そうはいうものの、一生をかけて音楽に新たなものを見出そうと技術が衰えないように研鑽し続ける演奏家には、わたしはいつも賞賛と尊敬の念を持っているのだが、とにかく、氏は、その域から一つ、自分の独自性、自分の人間、人となりを作曲を通して感じてもらいたいのだと。また作曲では、自分をさらけ出しやすいとも語っている。
「シークレット・ゲート」、2007年に扉を開くような曲想で作曲。ジャズ風で、都会の夜の賑わいが流れる中を、それこそ、流し歩いている感じが。
「トライセンス」、これは、ジャズとクラッシクの融合を目論んで作曲されたようだ。トロンボーン、静かな湖畔に立って、水面を眺めるうちに、しだいに光がさして、ピアノが水のさざめきに波立ったところで、トロンボーンが物語りはじめ、煩悶の陰も見せて、しだいに夕映えに溶け込んでいく、そんな情景が浮かんだ。「トライセンス」、起きだして聴いてみる価があった。宮本氏の野性味のあるピアノの響き、むしろ新鮮。

 

 

名曲アルバム。「交響詩“フィンランディア”」シベリウス作曲。【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団,【指揮】円光寺雅彦

 シベリウスの楽譜に、わけもなく感動。

6時38分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

岩手山

 きょうの最高気温8℃。岩山からのぞむ岩手山。 
Dsc03065
 けさ教会に行く前に庭先をみていたところ、遠くにかうかうと白鳥の声。すこしすると、頭上にV字編隊が。しかも5つの編隊が、かなり高さを違えて先になり、後になりしながら北を目指している。一人も、ではない、一羽も落後せず目的の地まで飛び続けて欲しい。頑張ってほしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

きょうのことば


   盛岡市、午前3時、-2.5℃。午前6時、-4,1℃。午前9時-0,7℃予報。夜明け前はよく冷える。いちばん冷える。そして朝が来る。夜が明けるのだ。


 先週のインマヌエル盛岡キリスト教会の説教は『パウロの福音3』(國光勝美牧師)。聖書引証はガラテヤ1:11~17でした。

Img078
地図は「新改訳聖書2017」より
ガラテヤ1:11~17
1:11兄弟たち、私はあなたがたに明らかにしておきたいのです。私が宣べ伝えた福音は、人間によるものではありません。 1:12私はそれを人間からは受けたのではなく、また教えられたのでもありません。ただイエス・キリストの啓示によって受けたのです。 1:13ユダヤ教のうちにあった、かつての私の生き方を、あなた方はすでに聞いています。私は激しく神の教会を迫害し、それを滅ぼそうとしました。 1:14また私は、自分の同胞で同じ世代の多くの人に比べ、はるかにユダヤ教に進んでおり、先祖の伝承に人一倍熱心でした。 1:15しかし、母の胎にあるときから私を選び出し、恵みをもって召してくださった神が、 1:16異邦人の間に御子の福音を伝えるため、御子を私のうちに啓示することを良しとされたとき、私は血肉に相談することをせず、 1:17私より先に使徒となった人たちにエルサレムにも上ることもせず、すぐにアラビヤに出て行き、再びダマスコに戻りました。

 パウロの開拓伝道によってできたガラテヤの教会に、パウロが伝えた福音とは別な教えを持ち込んで、教会を混乱させている者がおり、それはならないと、パウロが認めたのがこの「ガラテヤ人への手紙」です。
ガラテヤ1:1に「人々から出たのではなく、人間を通したのでもなく、イエス・キリストと、キリストを死者の中からよみがえらせた父なる神によって、使徒とされたパウロ」とありますが、このパウロが伝えた福音こそが福音です。ところが、パウロの立場を揺るがせ、パウロのことばに不信感を抱かせようとするる者たちが出たのです。福音がゆがめられる時、パウロははっきりと注意しました。使徒となってからも、ユダヤ主義的な教えからなかなか抜けきれない者もおり、「キリストを信じる信仰によって救われるというのは、たしかにその通りだが、アブラハムの末に福音を与えてくださる神なのだから、先ずユダヤ教になって、それからイエス・キリストによって律法から自由にされるという福音に与ることができる」などと言いだしていた。それに対し、パウロは言う。「律法から解放していただいた者を、もういちど律法に入れて解放するなど、とんでもないことだ」。
ガラテヤ1:6で、パウロは、「私は驚いています。あなたがたが、キリストの恵みによって自分たちを召してくださった方から、このように急に離れて、ほかの福音に移って行くことに」と言っていますが、パウロの残念な思いがどれほどであるかがわかります。そして、1:9で、「私たちが以前にも言ったように、今もう一度、私は言います。もしだれかが、あなたがたが受けた福音に反する福音を、あなたがたに宣べ伝えているなら、そのような者はのろわれるべきです。」とまで言っています。この「のろわれる」には、「アナテマ」が使われており、非常に厳粛な、破門する、という意味が含まれています。
 私たちは、福音の中心を、どれだけしっかりと捉えているでしょうか。福音の中心がずれているとき、だんだん信仰がおかしくなってしまう。そういう実態が私たちの周りにはあります。私たちが、何を福音の中心とするか、それは「きよめ」です。新生、聖化、聖潔、神癒、再臨、どれ一つとっても大切な要素です。この四つのうち、何を中心に据えて福音を理解するか、それは「全き愛」即ち「聖潔(きよめ)」です。「全き聖潔」こそ福音です。
※以上、簡略ですが、説教内容を書かせていただきました。


6時45分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

暗雲を穿つ

Photo

| | コメント (0) | トラックバック (0)

けさも 一歩 更新

  ラジオ体操の音楽、いまどき公園には、何人ぐらい集まっているだろう。夏場は、二町遠くから自転車を引いてくる、乗ってくるのではなく、自転車に掴まってくるのだが、90歳近いという方、愛犬を連れたご婦人、それがまたその犬を木やベンチにつないでおくでもなく、犬がご婦人が体操をする足元にきちんと座って待ち、体操が終わるとひょっこり立ち上がるのだが、それに、退院したばかりで、リハビリに通っているという方も。いちいちこちらから聞かなくとも、耳に入ってくるのだ。頑張って自分の力で生きていかねばという意識の表れ、そして、この朝を清々しく前向きに過ごそうとの思いからかと思う。桜のシーズンには、楽し気に散策するすがたも多くなるだろう。
Dsc03044
Dsc03046
 タンポポならロゼッタというが、ミントや花菱草の春いちばんの緑は何というのだろう。

 7時のニュースが始まっている。
厚真町の度重なる災害、心が痛む。
「はやぶさ2」の成功に、
ロックバンド・クイーンのギタリストで天体物理学者であるブライアン・メイからメッセージがあったようだ。

7時12分 更新 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

リトル・ドラマー・ボーイ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

盛岡タイムスの連載「楽都のユニゾン」第49回が出ました。

 けさの盛岡タイムスに、筆者が連載している「楽都のユニゾン」第49回が出ています。

 

今回は、大正の昔に盛岡市近郊に結成された弦楽四重奏団太田カルテットが、なぜか、音楽家ばかりではなく、当時の人気作家たちを招き、岩手人のために文藝講演會を開催したことを書かせていただきました。ご覧ください。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

けさはパク・キュヒのギター演奏。2018年11月 横浜市 みその公園 横溝屋敷。

 

☆「ソナタ ト長調 K.391」、スカルラッティ・作曲。☆「フリア・フロリダ(舟歌)」、バリオス・作曲。

☆「ワルツ 作品8 第3」、バリオス・作曲。☆「ワルツ 作品8 第4」、バリオス・作曲。☆「ソナタ 作品47」、ヒナステラ・作曲。☆「カタルーニャ奇想曲」、アルベニス・作曲。☆「練習曲 ホ短調 作品6 第11」、ソル・作曲。☆「旅人のソナタ」、ブローウェル・作曲。☆「愛のロマンス」、作者不詳・作曲。

  

パク・キュヒ
1985年韓国生まれ。日本と韓国で育つ。3歳で横浜にてギターをはじめ、これまでに荘村清志、福田進一、A.ピエッリ各氏に師事。東京音楽大学を経て、2014年ウィーン国立音楽大学を首席で卒業。2016年アリカンテクラシックギターマスターコースを首席で卒業。05年小澤征爾指揮によるオペラ公演に参加。07年ハインツベルグ国際ギターコンクール第1位及び聴衆賞、08年コブレンツ国際ギターコンクール第2位(1位なし)、ベルギー“ギターの春2008”第1位(コンクール史上アジア人そして女性として初めて)、リヒテンシュタイン国際ギターコンクール第1位、09年アレッサンドリア国際ギターコンクール第2位及び特別賞(ヤングアーティスト賞)、12年アルハンブラ国際ギターコンクール第1位&聴衆賞、14年ポーランドのJan Edmund Jurkowski記念ギターコンクール2014優勝。他多くの主要国際ギターコンクールで優勝・受賞。(日本コロンビア・オフィシャルサイトより)

  

横浜市 みその公園 横溝屋敷での演奏。番組予告を見たとき、ギターね、この曲とあの曲と、一通りの聴き流しになるかな、などと思いながら番組に臨んだところ、この単純な想いは反転。けさは実にすばらしかった。一つの意匠、見識から組み合わされた、ギターと豪農横溝屋敷という構造と、それを巧みな角度、距離、目線で追うカメラワークが一丸となり、相融和しながら創出された見事な芸術だった! 久方ぶりによいものを観たという実感が。これは視聴者にとっても幸運だが、演奏者パク・キュヒにとっても大変な幸運であったのではないか。野外演奏は初めてというキュヒ。深緑色のドレスが開け放たれた背景の庭にのぞむ緑に馴染んでいる。ギターの響きに、いにしえの人々のいでたち、暮らしの空気感までが彷彿とする。奏者の後ろの座敷、左隣の座敷を奏者を軸として遠近をもって捉え、開け放たれた戸の向こうに整然とたたずむ庭。縁に覗く瓦屋根、竹林、松枝の下の桃色の花、あれはアスチルベだろうか、違っているかもしれないが、また樹木に寄り添う石灯篭、それらが、曲と相まって実に美しい。 つい画面から何枚も写真を撮ってしまったが、著作権はどうなっていたか、ブログ掲載は遠慮すべきかも。
 「ソナタ ト長調 K.391」、凪の海、漣の音を聴く感じ。バリオスのワルツは、水彩画で描かれた心象風景のよう。「ソナタ 作品47」、ヒナステラは、キュヒの説明では、アルゼンチンにあるリズムの一つマランボで、男性の踊りのリズムなそう。この曲には叩いたり、弾いたりする特殊奏法が多用されている。日本人が名付けた奏法のようだが、「猫パンチ」がある。猫のように手を丸めて叩くというのだ。叩いてから、はじくラスケアードをするのだとか。この曲のスケルツォで、調弦をするネジに近い部分を、奏法の一つとして擦っり弾いて音を出したのには、ここまでかと驚いてしまった。
 「旅人のソナタ」、これはオダイルに献呈されている。キュヒはスペイン留学の時に、オダイルに師事したことがあるという。作曲者自身が、これはロックンロールだといっていたらしいが、わたしはむしろ、逍遥し、さすらう魂といったところが伝わってきた。


名曲アルバム。「リュートのための古風な舞曲とアリアから イタリアーナ」

【リュート】櫻田亨【演奏】東京フィルハーモニー交響楽団,【指揮】渡邊一正

レスピーギの復習。チェチーリア音楽院の蔵書が圧巻。



6時52分 更新



| | コメント (0) | トラックバック (0)

生きてたんだね   ぶんな 詩

Photo_2
生きてたんだね
真っ暗な土の中でも
息してたんだね
光がなくても
うっかり足で踏まれても
虫やなんかに
さんざん悪戯されても
歯をくいしばって
生きてたんだね
いまは
明るい光がそこいらじゅうに満ちて
ぬくもったばかりの空気が
すかすかの隙間までを
やさしく包んでくれる
じっと
待ったかいがあったね
こらえたかいがあったね
足元の雪はもうどんどん解けている
だんだんに丈が高くなって
つぼみがすこしずつふくらんで
赤や黄色や白や
紫や水色の花を咲かせると
もう誰もが君に目を留めるだろう
立ちどまって
しゃがみこんで
君に見入るだろう
蝶や虻や蜂も
きっととんでくるよ
冬のあいだほんとうによく頑張ったね
春がもうそこいらじゅうをスキップしてるよ
Dsc03045
               ☆
Dsc03040
Dsc03048

Dsc03041
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

エジプト人とドイツ人の両親のもとクウェートで生まれたナビル・シェハタはベルリン・フィルでコントラバス首席奏者として活躍。実兄カリム(ピアノ)との共演。2018年11月22日 ハクジュホール。

1980年生まれ。コントラバス奏者として2003年にミュンヘン国際コンクールで優勝、ベルリン州立歌劇場を経てベルリン・フィルの首席奏者となる。ベルリン・フィル五重奏団を結成し、トップクラスのソリストとしても活躍したが、その後指揮への道を志すこととなった。バレンボイム、ティーレマンらに師事して研鑽を重ね、2007年にドイツで指揮者デビューを果たす。翌年にはドゥダメルに招かれシモン・ボリバル・ユース管に2度客演、着実に指揮活動の場を広げている。(KAJIMOTOより)

 
 

無伴奏チェロ組曲 第1番 BWV1007(コントラバス版/イ長調)」、バッハ曲
☆「歌劇「夢遊病の女」による幻想曲」、ボッテシーニ・作曲
☆「コル・ニドライ 作品47」、ブルッフ・作曲
☆「間奏曲とタランテラ 作品9」、グリエール・作曲
☆「リベルタンゴ」、ピアソラ・作曲

ナビル・シェハタ、一度だけ、コンサートを聴いたことがあるが、いったいコントラバスでリサイタルができるものなの? コントラバスの曲なんてあるのかしら? と思いながら聴きにいったところが、動転、驚愕して帰ってきたことがある。ベルリン・フィルの首席とはこういうものだと意識に刻んだはじめだった。一見地味に、オケの最低音を後ろでひたすら支えるだけのように見えるコントラバスという楽器を、ステージの真ん中に引き出して、楽器のありとあらゆる可能性を引き出してみせる。音楽的な多様な角度からの旋律を堪能させる手腕は凄いものだ。
 「無伴奏チェロ組曲」は聴き逃したが、あとの4曲のうち、「間奏曲とタランテラ 作品9」、おもしろく聴いた。作曲者のグリエールの父はドイツ人、母は、ポーランド人。つまりロシア人ではない。しかし、ずっとロシアで活躍。「間奏曲とタランテラ 作品9」は、グリエールが友人であるロシアのコントラバス奏者セルゲイ・クーセヴィッキーのために書かれたもののよう。コントラバスのための曲があったのだ。


名曲アルバム。「ミサ曲第3番から ベネディクトゥス」ブルックナー作曲。【ソプラノ】安井陽子,【アルト】加納悦子,【テノール】小原啓楼,【バス】小森輝彦,【合唱】東京混声合唱団,【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団,【指揮】梅田俊明ー番組HPから-

7時2分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

白鳥

Dsc02766

Dsc02977

Dsc03002

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

クラシック倶楽部の前番組がロックバンド、それが毎回10グループほどが流されている。膨大な量だ。けさのさいごは、Status  Quo 1970代。検索すれば、みなそれぞれにページが出てくる。最初は、NHKが映像をストックしていたのかと勘違いしていたが、ITNが提供。ITNソース、英国有数の民間放送局で、100万点以上の報道映像を所有しているようだ。思うばかりも圧倒される。
 それはそれとして、けさのクラシク倶楽部は、

 名手6人(フルート)難波 薫、(オーボエ)池田 昭子、(ホルン)日橋 辰朗(にっぱしたつお)、(ファゴット)岩佐 雅美、(クラリネット)勝山 大舗、(ピアノ)鈴木 慎崇(すずきよしたか)が紀尾井ホールに集って行った演奏会から、オペラ、そしてフランス音楽の名曲を。~2019年1月29日 紀尾井ホール~

木管の5人による演奏
☆「喜歌劇「こうもり」序曲」、ヨハン・シュトラウス:作曲、トム・ケネディー:編曲。
☆「カルメン組曲」、ビゼー:作曲、ダヴィッド・ワルター:編曲
木管の5人とピアノの演奏 
☆「喜遊曲 作品6」、ルーセル:作曲 
☆組曲「マ・メール・ロワ」」、ラヴェル:作曲 
☆「恋人たちの黄昏から 第3楽章(アンコール)」、フランセ:作曲。
6人の音楽家たちが、一言づつ。さらっとお人柄も伝わって来、これでまた身近に聴くことができた。息を合わせるのが大変だが、それが聴き手にはわからないように演奏しているのだとか。和気あいあいの空気感が。ことし1月の収録版。真新しい。
 「こうもり 序曲」、「カルメン組曲」は、それこそ伝わってきた空気感のこと。この5人の音楽家たちを包む空気にはじめから音楽エッセンスが漂っていて、5人の方々が、それを一旦楽器に吸い込み取り込んで、それぞれの個性を着せてから、よくわかるようにして、また空中に解き放ってくださった、そんな感じを持ちながら聴いた。そんな空気感が心地よかった。
 パーセルの「喜遊曲」から雰囲気が一転。オリエンタルな旋律が逍遥しては佇み、躍動した後に一地点にたどり着き、そのまま止まったという感じ。ラヴェルの「マ・メール・ロワ」、ピアノの音が印象的。それもそのはずで、もともとは、ラヴェルが、ピアノ四手連弾のために作曲したもので、今回はそれを室内楽に編曲してあるもののようなのだ。ぜんたい物語を聞かせられている感じ。第2曲、「親指小僧」が物陰か、木陰から瞬時的にたまに姿を垣間見せるようなピアノの響きがおもしろい。
第3曲「 パゴダの女王レドロネット」は好奇心にあふれている。第4、5曲と、そばで物語を聞く感覚。おもしろい曲だ。アンコール曲、コミカルで楽しかった。
 ホルンに映っていたのは、たぶん天井の音響機材だと思うが、それが、きれいな曲線となり、ライトとともに映りこんでおり、美しかった。女性奏者お三人のドレスもそれぞれの個性を。お蔭で、けさも実に楽しいひと時となった。

名曲アルバム。「歌劇 ドン・ジョバンニ  序曲」モーツァルト作曲。NHK交響楽団。・指揮・外山雄三
モーツァルトの神がかり的な作曲も然ることながら、ヨーロッパの宮廷で浮名を流したカサノヴァが、初演のセリフの監修にあたり、そのあと、椅子に掛けたままあの世に、というのもまた神がかり的な感じが。
暖房を入れる前のけさの室温は10℃。ほんとうに暖かくなったことを実感。ついにこの一冬、この番組を聴きとおした。朝5時前起きを通した。それほど意思は強いほうではないが、何者かに時間になると起こされた感じも。これもまた私的にはちょっと神がかり的な感じも。
7時のNHKニュースを横目にしながら。7時5分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

辻井伸行の世界ー音と心が美しいー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

アンドレアス・シュタイアーのチェンバロ演奏。2018年12月20日いずみホール(大阪市)で収録

 

アンドレアス・シュタイアー
 1955年ドイツ
のゲッティンゲン生まれ。ハノーヴァーとアムステルダムでピアノとチェンバロを学び、1983年よりムジカ・アンティクァ・ケルンのチェンバロ奏者として活動し、以降フォルテピアノとチェンバロのスペシャリストとして国際的に活躍している。80年代初頭のデビュー当時は、チェンバロとフォルテピアノを弾くにもかかわらず、「バックハウスやケンプ以来の、ドイツ音楽を代弁するピアニスト」と賞され、彼の大いなる才能が注目された。その後も真摯に自らの芸術を極め、今や「巨匠」への道を着実に歩む数少ない実力者として広く認められるところとなった。

 

☆「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ」、ジョン・ブル・作曲。
☆「半音階的幻想曲 SwWV258」、スウェーリンク・作曲。
☆「平均律クラヴィーア曲集 第2巻から第20番 イ短調 BWV889」、バッハ・作曲。
☆「クラヴサン曲集 第2巻 第8組曲から「ラファエル」」、クープラン・作曲。
☆「クラヴサン曲集 第2巻 第8組曲から「ガヴォット」」、クープラン・作曲。
☆「平均律クラヴィーア曲集 第2巻から第13番 嬰ヘ長調 BWV882」、バッハ・作曲。
☆「トッカータ 第2番 ニ短調 FbWV102」、フローベルガー・作曲。
☆「組曲 第20番 FbWV611aから「瞑想~来るべき我が死を思って~」」、フローベルガー・作曲。
☆「平均律クラヴィーア曲集 第1巻から第24番 ロ短調 BWV869」、バッハ・作曲。


今回はバッハ以前で、バッハに影響を与えた作曲家たちの作品紹介だった。ジョン・ブル(1562、63~1628)、対位法の大家。「単純な旋律を変形するのに用いられた技法は、音価の拡大・縮小、逆行形、拍子記号の混用などである」(Wikipedia)。技法はドイツに伝えられたという。スウェーリンク(1562~1621)、即興演奏の妙技。見事なポリフォニーの展開。クープラン(1668~1733)から、バッハは、アルマンドとガボットを学んだという。フローベルガー(1616~1667)、バロック様式の組曲を確立。

 ぜんたい、弾力に富む大きな音の玉手箱、宝石箱の中で、音それぞれが微妙に異なる秩序を保って、跳びはね、輝いている感じが。今回は、バッハ以前にも、このような音楽家たちがいて、音楽の旅をしていたことに想いを到らせることができたというところ。それにしても、チェンバロの外観の仕様のすばらしさは!


       

名曲アルバム。「愛の夢 第3番」リスト作曲。ピアノ・横山幸雄
  
横山幸雄
 
1990年ショパン国際コンクールにおいて歴代の日本人として最年少で入賞。文化庁芸術選奨文部大臣新人賞受賞。
ショパン生誕 200年を迎えた 2010年に、ポーランド政府よりショパンの作品に対して特に顕著な芸術活動を行った世界で 100名の芸術家に贈られる「ショパン・パスポート」を授与される。
同年、「ショパン・ピアノ独奏曲 全 166曲コンサート」を行い、ギネス世界記録に認定され、翌年「212曲」を演奏して記録を更新した。

 1848年、リストが、ワイマール国立劇場の楽長に。「愛の夢」に、リストのカロリーネへの愛の深さが。
1847年に演奏旅行の途次であるキエフで、当地の大地主であったカロリーネ・ツー・ザイン=ヴィトゲンシュタイン侯爵夫人と恋に落ち、同棲した。彼女とは正式の結婚を望んだが、カトリックでは離婚が禁止されている上に、複雑な財産相続の問題も絡み、認められなかった。1848年にはヴァイマルから宮廷楽長として招かれた。カロリーネの助言もあって、リストはヴァイマルで作曲に専念した。」(wikipedia) 61年ローマに移住、65年僧籍に入る。


6時43分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

青めいて

Dsc03034


   あたたかくなりました。日中気温8℃はあったのでは。図書館へ。行きはバス、帰りはずっと歩き。ちょうどよい距離です。途中柳が青めいて青空に映えていました。ずいぶんと楽し気です。それもそのはず、足元を行き交う人たちがみな、開放され明るく語らっているのですから。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

若手の新星・青木尚佳(バイオリン)、バイエルン放響で首席を務め現在は世界各地で活躍するウェン・シン・ヤン(チェロ)。個性際立つふたりによる二重奏の世界を聴く。-番組紹介からー

 

青木尚佳
1992年東京生まれ。桐朋で学ぶ。2004年 第5回若い音楽家の為のチャイコフスキー国際音楽コンクールにて最年少ディプロマを受賞。
2014年ロン=ティボー=クレスパン国際コンクールで第2位受賞、併せてコンチェルトの最良の解釈に贈られるモナコ大公アルベール二世賞を受賞する。また同年10月、中国・チンタオで行われた第4回中国国際ヴァイオリンコンクールにて第2位受賞。現在、ABRSM(英国王立音楽検定)より全額奨学金を得て英国王立音楽院に在学し、藤川真弓氏に師事。

 

ウェン・シン・ヤン
1965年、台湾系両親の元スイス・ベルンで生まれる。チェロをクロード・スターク 、ウルフガング・ベッチャー、ヤーノシュ・シュタルケル、ダーヴィド・ゲリンガスに師事。24歳にして、バイエルン放送交響楽団の首席チェロ奏者となり2004年まで在籍。1991年ジュネーブ国際コンクールで優勝。

 

☆「バイオリンとチェロのための八つの二重奏曲 作品39から 第1曲 前奏曲、第4曲 カンツォネッタ、第5曲 間奏曲、第7曲 スケルツォ」、グリエール・作曲
☆「無伴奏バイオリン・ソナタ 第4番 ホ短調 作品27第4」、イザイ・作曲
☆「バイオリンとチェロのための二重奏曲 作品7」、コダーイ・作曲

   

単なる一視聴者として、この番組を楽しんでいる。一応、どういう方か知りたく思い、それと、後日でも、また直ぐに跳べるように音楽家につないでいます。いうまでもなく、つないだ先から、たとえばサインをいただこうとか、連絡をしてみるなどは、これまで一切したことはありません。すべては、遠い存在。遠いほど美しいということで、美しさの極致に毎回感謝しながら聴いているわけです。
 今朝は、「バイオリンとチェロのための八つの二重奏曲」、出だしの安定感を欠くかに聞こえるバイオリンとチェロの音の立ち位置をおもしろく聴きました。1、4,5曲とチェロが控えめでこれでいいのかしらん、しかし、ここを理解することが、この曲を理解することなのかと戸惑いつつ。7で、弾みながら俄然、協調の態勢に。不可思議な融和でひとくくり。
 イザイの無伴奏バイオリン・ソナタは、バッハの影響で、全6曲を一晩で書き上げたらしい。1924年に息子経営の出版社から出される。親交のある6人のヴァイオリニストに献呈されているが、第4番は、フリッツ・クライスラーに献呈されている。
 コダーイ、「バイオリンとチェロのための二重奏曲 作品7」、後半集中力が途切れ、……(笑)、どんな名演奏にもよくあること。もういちど後で聴きなおそう。

 ウェン・シン・ヤン氏いうに、共演者に必要なのは、技術的にも対等に奏でられ、互いに支え合うことで自由な演奏ができるというところにありそう。青木氏、まだまだ深みと変化を遂げてゆかれそうな可能性に満ちた存在。


 

   

“名曲”。「歌劇“イーゴリ公”からダッタン人の踊り」ボロディン作曲。【管弦楽】NHK交響楽団,【指揮】沼尻竜典-番組予告ページからー


あと2分で7時  更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

きょうのことば

  5時半、外はまだ暗い。日が昇っていようといまいと、日曜日の朝は、聖書のことばを1行でも書くと決めている。前の日に、これはもう疲れていて翌朝はとても起きられないなと思うときには、その日のうちに書いておく。ある意味、これを書きたかろうが書きたくなかろうが、興が乗っていようがいまいが、先週の説教をよく聴きつくしていようがいまいが、病気で寝込んでいない限りは、たったの1行でも書けるうちは書いておこうと思う。なぜなら、世の中がどうであれ、突き詰めれば、自分がどうであれ、これは普遍的なものだからだ。



 先週のインマヌエル盛岡キリスト教会の説教題は『パウロの福音2』(國光勝美牧師)。聖書引証は、第一コリント15:1~11。

 

15:1兄弟たち。私があなたがたに宣べ伝えた福音を、改めて知らせます。あなたがたはこの福音を受け入れ、その福音によって立っているのです。 15:2私がどのようなことばで福音を伝えたか、それが、あなたがたがしっかり覚えているなら、この福音によって救われます。そうでなければ、あなたがたが信じたことは無駄になってしまいます。 15:3私があなたがたに最もたいせつなこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。キリストは、聖書に書いてあるとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、 15:4また、葬られたこと、また、聖書に書いてあるとおりに、て三日目によみがえられたこと、 15:5また、ケファに現れ、それから十二弟子に現われたことです。 15:6その後、キリストは五百人以上の兄弟たちに同時に現われました。その中にはすでに眠った人も何人かいますが、大多数は今なお生き残っています。 15:7その後、キリストはヤコブに現われ、それからすべての使徒たちに現われました。 15:8そして、最後に、月足らずで生まれた者のような私にも現われてくださいました。 15:9私は使徒の中で最も小さい者であり、神の教会を迫害したのですから、使徒と呼ばれるに値しない者です。 15:10ところが、神の恵みによって、私は今の私になりました。そして、私に対するこの神の恵みは無駄にはならず、私はほかのすべての使徒たちよりも多く働きました。働いたのは私ではなく、私とともにあった神の恵みなのですが。 15:11とにかく、私にせよ、ほかの人たちにせよ、私たちはこのように宣べ伝えているのであり、あなたがたはこのように信じたのです。
〈説教のメモ〉
 イエス・キリストは、ご自分を信じる者を、父なる神のみ前で、この者は無罪ですととりなしてくださいます。
 イエスさまのご生涯をまとめたものが四福音書で、マタイ伝、マルコ伝、ルカ伝、ヨハネ伝です。15:2にあるように「この福音によって救われます」。信じる者は、このイエスさまの復活の命に希望を持っています。
 パウロとシラスは、ピリピで伝道をしていたとき、捕まえられ牢屋にぶち込まれました。ムチ打ちなどの責め苦に遭いながらも神さまを讃美していたとき、どういうわけでか牢の扉が開いて、囚人たちが逃げてしまいます。牢の監守は途方にくれました。なぜなら、当時、監守は、逃げられた囚人と同じ刑で罰せられることになっていたからです。監守が自らの命を絶とうとしたときに、パウロは言います。「だれも逃げてはいない。主イエスを信じなさい。そうすればあなたも、あなたの家族も救われます。」。パウロは確信をもってこう言ったのでした。
 この確信はどこから出ているのか。それは、使徒の働き9:1にあります。
パウロは、パリサイ派に属する厳格なユダヤ教徒でした。その教えをことごとく行っている人物だったのです。ですから、ガリラヤから出てきて、自分を神だと吹聴するイエスを赦し放っておくことはできなかった。それで、徹底的にクリスチャンを迫害していました。
9:3ところが、道を進んで行って、ダマスコの近くまで来たとき、突然、天からの光が彼を巡り照らした。 9:4彼は地に倒れて、「サウロ、サウロ。なぜわたしを迫害するのか。」という声を聞いた。 9:5彼が、「主よ。あなたはどなたですか。」と言うと、お答えがあった。「わたしは、あなたが迫害しているイエスである。
 ここにある通り、パウロは、よみがえられたイエスさまご自身にお会いしたのです。その後、主は、ダマスコにいるアナニヤという弟子に、一時的に眼が見えなくなったパウロを迎えに行き、保護するよう命じます。ところがアナニヤは、クリスチャン迫害の殺人鬼をいったいどうして匿うのかと驚きます。すると主は言いました。「あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、わたしの選びの器です。 9:16彼がわたしの名のために、どんなに苦しまなければならないかを、わたしは彼に示すつもりです。」
 そして、パウロは、アナニヤから自分が神に伝道のために選びだされたことと、その使命を伝え聞くことになります。
 第一コリントにもどります。15:3に「聖書に書いてあるとおり」とあります。実はこれが非常に肝心で大切なことです。パウロの生涯を貫いている「聖書に書いてあるとおり」。福音は、聖書に書かれてある通りに宣べ伝えられなければなりません。パウロは言います「私が伝えたこの福音と違う福音を伝えたとするなら、それが御使いであったとしても呪われなければなりません。」と。私たちが伝えている福音は、パウロの宣べ伝えている福音と同じ福音です。パウロと同じ「聖書に書いてある通り」の福音に立っているなら、あなたは救われます。
6時53分  更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

いまから来るのは夜ではない、朝なのだ

きょうはクラシック倶楽部はない、と起きだしてみると、

   

Dsc03026
 

   

 低温との戦いは一段落したものの、雪との戦いはまだまだ継続せざるを得ないもよう。自宅以外の除雪も待っている。

   

 一冬を、とにかく毎朝歩こうと決め、盛岡城跡公園のラジオ体操に行っていたことがある。厳寒のさ中にも、20人近くが6時半までに集まり、体操を続けているのには驚いたことがある。

  

 よく「さあ太陽を呼んでこい」が浮かんだ。石原慎太郎作詞、山本直純作曲だ。石原の政治家としての評価はともかく、よい詩を残してくれたと思う。
1.
夜明けだ 夜が明けてゆく
どこかで誰かが 口笛を
気持ち良さそに 吹いている
最後の星が 流れてる
暁(あかつき)の空 明けの空
もうじき若い 日が昇る

(以下、口笛またはラで歌う)
ララララ ララ ララララ ラ
ララララ ララ ララララ ラ
ララララ ララ ララララ ラ
ララララ ラララ ララララ ラ


2.
みんながみんな 歌うんだ
あの口笛に 合わそうよ
流れる雲が 輝くぜ
若いみんなの 歌声で
暁の風 朝の風
すばらしい朝を 作ろうよ

(以下、口笛またはラで歌う)
ララララ ララ ララララ ラ
ララララ ララ ララララ ラ
ララララ ララ ララララ ラ
ララララ ラララ ララララ ラ


3.
この世に夜は いらないぜ
みんながこの手で 暁の
扉を空に 開くんだ
さあ太陽を 呼んでこい
暁の雲 朝の雲
望みの鐘を 鳴らそうよ

(以下、口笛またはラで歌う)
ララララ ララ ララララ ラ
ララララ ララ ララララ ラ
ララララ ララ ララララ ラ
ララララ ラララ ララララ ラ

 

今からやってくるのは夜ではない。今からやってくるのは朝なのだ。日は昇る。あの東のそらがめきめきと明るくなって、じりじりと曙光が輝きはじめる。今から来るのは朝なのだ。私はそう信じ歩き続けていた。

 

7時13分更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

ドイツを代表する室内合唱団、ベルリンRIAS室内合唱団。ジャスティン・ドイル指揮。収録~東京オペラシティ コンサートホール~

☆「歌え 主のみ前に新しい歌を BWV225」、バッハ:作曲。☆「3つの詩編 作品78第3 詩編22 神よ なぜわたしを見捨てられたのか」、メンデルスゾーン:作曲。☆「キリストは われらのために」、ブルックナー:作曲。☆「エサイの枝は芽を出し」、ブルックナー:作曲。☆「イエスは わが喜び BWV227」、バッハ:作曲。

  あ、あすはドイツ合唱のご本家、曲は、この中で聴いていないのはブルックナー、などと思いながら番組予告を見たが、けさになって、どこか気持ちが緩んでいたか、20分も遅れての視聴となった。私的なことをいうと、起きがけに夢を見ていた。地域の方を訪問すると、たいへんな事態になっていて、食料と衣服を買いに走っている夢だった。夢でよかったと思ったが、しかし、これまでに力が及ばなかった、或いは、大丈夫でしょうとの思い込みから、適切な対応を欠いたこともあり、複雑な心境での目覚めだった。なぜここまで書くかというと、これが番組中の合唱を聴いて、「神の赦し」に今ひとたび想いが到り、気持ちが軽くなった。けさの“視聴”の成果はこれに尽きる。


今やキリストの内にある者たちに
永劫の罰をくだす者はいない

神のおきてが
私をキリストの内に生かし
罪と死の掟から
私を解き放ってくださったから

 

名曲アルバム。「ミサ曲第3番  ベネディクトゥス」、ブルックナー作曲。
【ソプラノ】安井陽子,【アルト】加納悦子,【テノール】小原啓楼,【バス】小森輝彦,【合唱】東京混声合唱団,【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団,【指揮】梅田俊明ー番組HPからー

| | コメント (0) | トラックバック (0)

チェンバロ

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

ジャン・ロンドー チェンバロ・リサイタル。2017年4月10日 東京文化会館小ホール

 

ジャン・ロンドー
学生時代にパリ地方音楽院(CRR)でチェンバロ優等賞を、作曲も学んだブローニュ地方音楽院で通奏低音賞を受賞した。パリ国立高等音楽院を優等で卒業し、ソルボンヌ(パリ大学)で音楽学の学位を取得した。
2012年、若干21歳という若さでブルージュ国際古楽コンクール(MAフェスティバル2012)チェンバロ部門で1位を獲得し、欧州連合(EU)諸国の最も有望な若い音楽家に贈られるEUBO(EUバロックオーケストラ)育成基金賞もあわせて受賞。同年、プラハの春国際音楽コンクール(第64回)のチェンバロ部門で2位に入賞するとともに、このコンクールのために特別に書き下ろされた現代作品の最も優れた解釈による演奏と認められた。

 

☆「ゴールトベルク変奏曲 BWV988から」、バッハ曲

  

ゴールドベルク、これはもうじっと目を閉じて聴くだけでいい、そんな“心備え”ではあったが。
 
 ロンドーは、幼い頃にラジオで聴いたチェンバロに魅せられ、6歳からはじめたとか。チェンバロを歌わせるには繊細さが必要だと。なるほどと思ったのは、「音のない一瞬がチェンバロを奏でる」、このひとこと。チェンバロは崇高な楽器、神秘的な世界、感覚を超えた何かに心躍らされるとも語る。
  
 プレリュード、アリアと流れ、ここで、音がはらはらとこぼれるのだが、何ともいえない美しさ。第6変奏、湧口に清新な水が湧きかえり、あふれ出ているよう。第14変奏に移り変わる水の様態が浮かぶ。第27変奏、汲めども尽きせぬ水、岩にうち当たり上がる飛沫に虹色の色彩が淡く。最後のアリアの気品ある奥行は! ロンドーの内にある精神世界のいくばくかに与ることができた。

     

名曲アルバム。「リュートのための古風な舞曲とアリアから イタリアーナ」。【リュート】櫻田亨,【演奏】東京フィルハーモニー交響楽団,【指揮】渡邊一正-番組頁から転載ー

 

 

 忘れ去られた古楽器に光を当てたのはレスピーギだったようだ。サンタ・チェチーリア音楽院の院長に就任したときに、同音楽院の膨大な著作物から、リュート曲を見つけ出し着目、これを再創造、再構築したという事になる。きょうの放送ではないが、「シチリアーナ」などはほんとうに切なく美しい。これもまた、文献、リュート楽譜からの再構築であるのかは、たぶんそうなのだろうが、今一つ踏み込んでしらべたくもなるが、語学上の壁を覚える。どこからどこまでが文献にある音符だったのか、

 

 

wikipediaより
リュートのための古風な舞曲とアリア』(Antiche danze ed arie  per liuto)は、オットリーノ・レスピーギが作曲した3集の組曲。いずれも古いリュートのための曲を、現代のオーケストラないし弦楽合奏のために編曲したものであり(したがってリュートのための曲ではない)、それぞれ4曲から成る。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

Dsc03022
Dsc02761
Dsc02988
Dsc02976

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

イザベル・ファウスト~バロックとバルトーク 無伴奏の夕べ~▽イザベル・ファウスト(バイオリン)▽無伴奏ソナタ(バルトーク)ほか▽2016年1月19日 王子ホール-クラシック倶楽部の番組紹介から転記ー

 

イザベル・ファウスト
1972年ドイツのエスリンゲン生まれのヴァイオリニスト。5歳からクリストフ・ポッペン、デネシュ・シグモンディという名ヴァイオリニストの元で研鑚を積み、ザールブリュッケン、デトモルト、ベルリンの音楽院でも学ぶ。1987年、レオポルト・モーツァルト国際コンクール第1位、1993年、パガニーニ国際コンクール第1位。

 

☆「パルティータ第5番 ト短調」、ヴィルスマイアー曲。☆「パッサカリア ト短調」、ビーバー曲。☆「無伴奏バイオリン・ソナタ」、バルトーク曲


イザベル・ファウストは私の好きな演奏家の一人だ。
バイオリンは、バロック時代の作製のもの。音程は低め、それをさらに1音低くしてあるのだとか。今回のコンサートのように、バロックと現代を同じステージで演奏するのは初めてで、弾きわけが挑戦となると。イザベルは、ツィグモンデに学んだというが、彼自身がバルトークと面識があり、バルトークは生粋のハンガリ人で、ツィグモンデは、バルトークのすべてを吸収しており、本能的に色鮮やかにバイオリンを教えてくれたという。「無伴奏バイオリン・ソナタ」は、バルトークが白血病を患いながら手掛けた作品で、バッハの影響とハンガリー民謡の影響があるということだ。

 「パルティータ第5番 ト短調」、研ぎ澄まされた鋭利な美音の連なりが魅力だ。ビーバーは、バッハの「シャコンヌ」 に影響を与えたという。「パッサカリア ト短調」、硬質な音色のうちにも、懐かしさ、慕わしさ、哀惜が感じられる。「無伴奏バイオリン・ソナタ」は、曖昧模糊とした名状しがたい不安、煩悶、それを弦に探り、弦から引き出し、むしろそのような感情を鮮やかに浮彫のように刻みだしたという感じがした。3楽章でも、微妙な心のさざめき、揺れをしり目に、甘みのない風が心を吹き抜けていくような響き。4楽章で、内的な咆哮、訝しさを吹っ切るように曲が終わる。大いに共感できる演奏だった。
 

     

名曲アルバム。「交響詩  フィンランディア」シベリウス。東京フィルハーモニー交響楽団。円光寺雅彦・指揮

凍てついたヘルシンキの街が印象的。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

青空にスキット

Dsc03024mannsyonn
 盛岡市肴町アーケード街に行く途中の交差点角にあるマンション。真冬日の冷気にスキッと突っ立ち、雲に春の居どころを問う。まだ来ないかね、いまどの辺りかね、ずいぶんと道草を食ってるようじゃないか。




| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

古楽アンサンブル「アントネッロ」、合唱ラ・ヴォーチェ・オルフィカ演奏会。2015年11月17日(火)収録。東京カテドラル 聖マリア大聖堂

 

1994年の結成以来 アントネッロは「作品が生まれた時のスピリット」を大切に
躍動感 生命力の備わった 音楽の根源的な魅力を追求する
古楽本来の 即興性溢れる スリリングなアンサンブル
結成以来の取り組みのひとつとして、戦国時代に宣教師等により伝来した南蛮音楽の研究がある。その成果として2007年にCD「天正遣欧使節の音楽」をリリース、同タイトルの芝居付き演奏会、同じく芝居付き演奏会「エソポのハブラス」など、南蛮音楽が日本文化に溶け込んだ痕跡を明示すべく、各地で上演活動を行っている。

 

☆「「モンセラートの朱い本」から」、未詳:作曲

 

Wikipediaより、14世紀の宗教文書の写本で、特に中世後期の歌曲の楽譜を含むことで知られている。スペインバルセロナ郊外モンセラート山の、黒い聖母像で知られるモンセラート修道院に伝承される。13世紀から14世紀頃、モンセラート修道院へ参ずる巡礼者たちによって歌い踊られた10曲の歌謡を含む。

 

以下の10曲がある(“fol.”以下の数字はフォリオ番号を表す)。

  1. カッチャ《おお、輝く聖処女よ》 (fol. 21v-22)
  2. ヴィルレー《輝ける星よ》 (fol. 22r)
  3. カッチャ《処女を讃えよ》  (fol. 23)
  4. ヴィルレー《処女なる御母を讃美せん》 (fol. 25r)
  5. ヴィルレー《あまねき天の女王よ》 (fol. 24v)
  6. ヴィルレー《声をそろえいざ歌わん》  (fol. 24)
  7. カッチャ《笏杖もて輝ける御身》 (fol. 23)
  8. バラード《七つの悦び》 (fol. 23v)
  9. 2声のモテートゥス《悦びの都の女王/処女よ、お慈悲を》  (fol. 25v)
  10. ヴィルレー《われら死をめざして走らん》  (fol. 26v)

 

(指揮、コルネット、リコーダー)濱田芳通(アントネッロ)、(ソプラノ)澤村翔子、(テノール)中嶋克彦、(合唱)ラ・ヴォーチェ・オルフィカ、(リコーダー、ショーム)古橋潤一(アントネッロ)、(リコーダー、ショーム)細岡ゆき(アントネッロ)、(スライド・トランペット)宮下宣子(アントネッロ)、(中世フィーデル)石川かおり(アントネッロ)、(オルガネット、中世ハープ)西山まりえ(アントネッロ)、(プサルテリー、オルガネット)矢野薫(アントネッロ)、(レク、フレームドラム)濱元智行(アントネッロ)

冒頭、濵田氏が吹き始めたとたんに、もうわかった。神を呼び求め、慈愛を求める響き。クラシック倶楽部を聴き続けてきてよかったと思った瞬間でもある。こんな曲にも出会えるのだ。処女マリアの神聖。これを信じない者にはこの曲のこの先はない。このところへの信仰があるがゆえに、この曲には、押しつけがましくない諭し、そして、イエス・キリストの復活をものものしさのない自然で素直に喜ぶ喜びにあふれ、死の先へと希望をつないでくれる。古楽器の弦が奏でる清浄な音色、そして所々に、あたたかな後押しを奏でるタンバリンに似たレク・フレームドラム。

 この世の避難所よ
 われらをお守りください
 イエスすべての逃げ場よ
 われらの声をお聞きください
 まことにお二人はわれらのすべての宿で
 世の人々の逃げゆく先なのです
 イエス真実極まる至高の善よ
 イエス優しさ極まる甘き慈悲よ
 大いなる慈愛がわれらにありますように
 虚栄に突き動かされるわれらに
 マリアは世の人の救済となり
 イエスは罪あるものの贖いとなった
 その方は雄々しく戦う
 奴隷たちによって
 恐ろしい槍に突き刺されながら 
 

10、《われら死をめざして走らん》は躍動的で明るい。踊りながら歌った、奏でたはほんとうだろう。この活き活きとした明るさは、死後もいきるという確信に裏打ちされているように思う。混じりけのない純粋な信仰への賜物とも思われる。



    

名曲アルバム。「歌劇 イーゴリ公から  ダッタン人の踊り」ボルディン作曲。NHK交響楽団。指揮・沼尻竜典


「モンセラートの朱い本」は手元にと決めて
6時56分更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

白鳥

Dsc02974
白鳥の飛距離を確かめているうちに、はたと気づくと、また音楽系に迷い込んでいた。元の位置にやっと帰還。オオハクチョウで3,000、コハクチョウで4,000キロ。寿命は野生で20年というから、何と、20年ものあいだ、この距離を往復していることになる。経路を見ると、道に迷い込むことはなさそう。中継地点はあるものの、ただまっしぐらに。



 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

けさは、バンジャマン・アラールによるオルガンとチェンバロのオール・バッハプログラム。2018年12月8日 武蔵野市民文化会館 小ホール。

Dsc02969

バンジャマン・アラール
国際古楽コンクールに入賞。

 

☆「ソナタ ニ短調 BWV964 から 第1楽章・第2楽章」、バッハ・曲、チェンバロ。☆「イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV971」、バッハ・曲、チェンバロ。☆「トリオ・ソナタ ホ短調 BWV528」、バッハ・曲、オルガン。☆「前奏曲、トリオとフーガ 変ロ長調 BWV545b」、バッハ・曲、オルガン

 武蔵野市民文化会館のパイプオルガンの映像、これはTVから撮ったのですが、やはり盛岡市民文化会館のように、大ホールではなく小ホールに設置されているようだ。その理由は? と思うのだが、……。
 
バンジャマン・アラールがいうに、チェンバロとオルガンは、長所と短所が正反対。チェンバロは音の立ち上がりがはやく、音がすぐに消えてしまう。オルガンは、音が持続され、歌手やバイオリンのように歌わせることができる。この対照的な楽器の演奏を同時に演奏会で聴くのはめずらしいでしょうと。
 一時期、毎日聴いたゼルキンのチェンバロが自分の中では基本となってしまっているが、バンジャマン・アラールの音には、鋭くもある部分にも優しさが感じられた。パイプオルガンは、特に有名な曲以外は、みな同じく聞こえている情けない自分ではある。しかし、パイプオルガンという“建造物”の壮大さ、音の豊穣さ、宇宙的な音色には魅されて止まない。



名曲アルバム。「歌劇 ドン・ジョバンニ 序曲」モーツァルト作曲。NHK交響楽団。外山雄三・指揮。
 ドン・ジョバンニは女性好き、しかし悔い改めずに地獄に落とされたのだが。
 ヨーロッパ中で色男として名を馳せたカサノヴァ(1725~1798)が、62歳でドン・ジョバンニの台詞の監修を頼まれたらしい。彼がこのときに座っていた椅子が映っていたが、そこでそのままカサノヴァは息を引き取ったという。


6時43分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

幻の鳥

 けさ、はやめに家を出て、教会に行く前に高松の池に立ち寄り、写真を撮った。折しも、日の光が氷上を眩く輝かせ、氷と水の際も水面も美しい。白鳥たちが羽ばたきを見せている。立ち並ぶカメラ。いまぞとシャッターを切っている。遠くに、雪を積んだ連山も青みを帯びている。何枚もカメラに収めたつもりで、夕方、わくわくしながらカメラからカードを取り出そうとしたのだが、……ない! きのうパソコンに写真を取り込もうとして、パソに差し込んだままだった。すっかり忘れていた。ああ、あの水の輝きは? いま飛び立たんとする羽ばたきは? 鳥に餌をやっていた小さな少女と足元の鳥たちは? 三脚にシャッターを切るカメラ群は? みな幻と消えた。と思った瞬間、またまた一場面一場面が美しく思い出される。あの一瞬しかない美しさ、留め得なかった美しさが、いよいよ輝きをまして脳裏を過っていく。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

きょうのことば

 先週のインマヌエル盛岡キリスト教会で歌われた賛美歌です。ユーチューブからですが、どうぞお聞きください。





 毎週、キリスト教の説教を、簡略に書かせていただいておりますが、読んでくださるお一人にでも、何らかの参考になればと願っております。
 先週の聖書引証個所は、第一テモテ1:12~17です。

1:12私は、私を強くしてくださる、私たちの主キリスト・イエスに感謝しています。キリストは、私を忠実な者と認めて、この務めに任命してくださったからです。 1:13私は以前には、神を冒涜する者、迫害する者、暴力をふるう者でした。しかし、信じていないときに知らないでしたことだったので、あわれみを受けました。 1:14私たちの主の、この恵みは、キリスト・イエスにある信仰と愛とともに満ちあふれました。 1:15「キリスト・イエスは、罪人を救うために世に来られた。」ということばは真実であり、そのまま受け入れるに値するものです。私はその罪人のかしらです。 1:16しかし、私はあわれみを受けました。それは、キリスト・イエスがこの上ない寛容をまず私に示し、私を、ご自分を信じて永遠のいのちを得ることになる人々の先例にするためでした。1:17どうか、世々の王、すなわち、朽ちることなく、目に見えない唯一の神に、誉れと栄光が世々限りなくありますように。アーメン。
〈國光勝美牧師の説教より抜粋〉
 「福音」とは「よい知らせ」のことです。ギリシャ語で「エウヴァンゲリオ」。英訳すれば「Gospel」(ゴスペル)です。「幸福の音信」が即ち「福音」です。福音はイエス・キリストご自身です。聖書の4福音書は、マタイ、マルコ、ルカ、ヨハネによって記されたものです。

 福音は、神が与えてくださるすばらしい宝物である恵みです。これは自分の力で一生懸命努力して獲得するものではありません。神様の側から恵んでもらう以外に、獲得の手段はありません。子供が星を手に入れようと、箒で取ろうとしていた、すると見ていた人が、ばかだな。屋根にのぼってごらん、と言ったという笑い話があります。このように、人間がいくら頑張っても、神様の恵みは手に入れることはできない。私たちを憐れんでくださる神様の前に謙遜になって出て、神様の側から差し出されたときに、ただ、「有り難うございます」と受け取る以外に受ける方法がないことを、パウロは経験していました。恵みとは、私たちが神に受け入れられること、永遠の命をいただくこと等などの側面、そして何よりも私たちの力ではどうすることもできない罪の解決という恵みです。この罪を解決するために、神様はひとり子のイエス・キリストを十字架につけてくださいました。恵みは信仰によって受け取るべきものです。パウロは、以前は、クリスチャン殺害の急先鋒でもありました。しかし、パウロは、神はわたしを憐れんでくださったと、大胆にたまものを受け取っています。


 これを過去、現在、未来の三つの時間的な面から味わってみます。
【過去】
 13節にあるように、パウロは、見事に赦しを経験しています。こんな私を主は赦してくださった。私の過去はぜんぶ赦されている。パウロはぜんぶ赦された過去と向き合っています。子羊なる方、イエス様が、私の十字架の贖いのゆえに、彼は無罪です。なぜなら、彼は、十字架を自分のものとして信じているからです。十字架の福音を通して過去をみれば、その大きな恵みがわかります。15~16節にある通りです。
【現在】
 (筆者が考え事をしていたために、聞き落しました。) 
【将来】

  パウロは、私は決してたわごとを言っているのではないと言います。パウロは、復活した主ご自身に触れている。迫害に燃えていたとき、ダマスコで、よみがえりのイエス様に出あっています。「その方は誰ですか?」とパウロが訊くと、主は「あなたが迫害しているイエスです」とおこたえになりました。

  これが福音であるとわかったとき、福音からドロップするなどという事はあり得ない事です。福音がほんとうにわかっているなら、私たちは、将来もこの宝を持ち続けることになります。

 

※聴き落しはありますが、メッセージの肝心な部分はお伝えできるものと思います。
6時35分  更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

本格的な指揮者は8歳



 モーツァルトの天才ぶりは、「3歳のときから チェンバロを弾き始め、5歳のときには 最初の作曲を行う(アンダンテ ハ長調 K. 1a)。11歳ごろの作曲譜も発見された」。この天才に世間は驚愕したのだが、この動画で指揮するEdward Yudenichは8歳。モーツァルトの出現に驚いた人々の驚きが分かった気がしましたが。この少年の天才ぶりもさることながら、モーツァルトの時代の人々のモーツァルトへの驚きのいくばくかを共有したくて載せてみました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

きょうもスタート

  6時半に起きて、予報ほどには気温が下がらなかったことにほっとする。

 いま、ニュースが流れている。国の借金が、1100兆円超えたようだ。一人当たり885万円。これが個人の借金だとしたら、返済期限があって、間に合わないとすれば、差し押さえが来たり、借金取りに追われたりと言語に絶する苦境に追い込まれるわけだが、国の借金とは不思議なものだ。国が覆る日は……。
 国内便は3便が欠航となったようだ。関東は午後にも雪か。気づけば今日が休みの人は3連休、きょうも仕事の人は2連休か。もう仕事に出る者もいないこの家では、毎日が日曜日。しかし忙しい“毎日曜日”だ。

 曇り空、凍てついた庭の樹木をカーテン越しに見ながら、きょうもスタート!



7時23分  更新
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

冷えこみ

 雪、雪、雪。

Dsc02963
   盛岡市、明朝は氷点下12度予報。21時半現在で、もう-7。これも越えてゆかねばならない。今シーズンいちばんの冷え込みとなるか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

盛岡タイムスの連載「楽都のユニゾン」第48回が出ました。

 当ブログの筆者が盛岡タイムスに連載している「楽都のユニゾン」第48回が出ました。今回は、関東大震災以後に焼け野原となった銀座、新宿にカフェーやダンスホールができました。震災で経済人、芸人、文化人が流れ込んだ大阪でも歓楽街は活況を呈しました。こんな世相を背景に、ジャズが台頭。当時はポピュラー的なものをみなひっくるめてジャズといっていたようなのですが、春陽がいち早くこの作曲手法を取り入れた曲をレコードに吹き込んでいました。記録や楽譜もあまり現存していないのですが、そのあたりを書かせていただいております。エロ・グロナンセンスともいわれる一時代をも、駆け抜けなければならなかった春陽の一端でもあります。

 

 

 

 春陽の曲ではありませんが、日本放送協会ができてから、流行歌が初めてラジオで流されたのは昭和4年で「東京行進曲」でした。お聞きください。

 

 



| | コメント (0) | トラックバック (0)

「クラシック倶楽部」を楽しむ

5人のチェリストによるアンサンブル。上森 祥平林裕藤森 亮一河野 文昭上村 昇の各氏。収録は2016年2月20日 京都府立府民ホール・アルティ

 

 ウェブに跳び、どなたがどのコンクールで何位を取り、どこに留学し、成果はどのようで、どんな名だたるオケ、指揮者との共演を果たし、その後の活躍は等など、5氏の分を追っているうちに、それぞれのすごさが一気に押し寄せ、めまいが。とにかく、この錚々たる5氏が一堂に会しての演奏なのだ。地方にあって、いちいち駆けつけられない身には、このうえなく有難い放送である。

 

☆「バッハの名前によるフーガ 作品60 第3」、シューマン曲、河野文昭・編曲。
☆「間奏曲 イ長調 作品118 第2」、ブラームス曲、林 裕・編曲。
藤森氏以外の4氏
☆「即興曲 作品30」クレンゲル曲
河野氏以外の4氏
☆「歌劇「ローエングリン」から エルザの大聖堂への行進」、ワーグナー曲、グリュッツマッハー・編曲
河野氏以外の4氏
☆「ワーグナーの楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」による即興曲」、ポッパー曲、山口真希子・編曲
☆「歌劇「ヘンゼルとグレーテル」前奏曲」、フンパーディンク曲、ニーフィント・編曲

☆「天使のパン」、フランク曲、河野文昭・編曲

京都府立府民ホール・アルティ、このホールは室内楽を室内楽たらしめるホールだ。演奏者と客席が非常に近い。演奏者に向かって背後は、目測で一段20センチ、これはまったく違っているかもしれないが、とにかくそんな高さから、左右の客席は、奏者のステージと同じ高さから、前方は、30~50センチほどかと見える高さから、何れも後方に階段状に席が作られている。木づくりで柔らかく落ち着いた雰囲気。

 

 このステージに現れて、曲の紹介をくださったのが河野氏。ワーグナーといってもワーグナーは一曲しかありませんと。ワーグナーとその時代の作品を選んだそう。このアンサンブルは、1982年にトリオで始めてから30年、5人編成となってからは13回目のコンサートであるようだ。なかなかこのアンサンブルに合う曲がなく、編曲に拠っていると。

 

 さすがに同じ音域をもつ存在感ある楽器4,5台の弦の重奏はすばらしかった。誠心こもる静かな重厚感ある響きが、まあまあ、おまえ落ち着け落ち着けと煩雑さを諭されてでもいるような心持になる。非常な安定感と落ち着きをもたらしてくれた。

 

 「即興曲 作品30」にはメンデルスゾーンの結婚行進曲、「エルザの大聖堂への行進」ではワーグナーの結婚行進曲が顔を出す面白さ。最後の「天使のパン」、ワーグナーの影響を受けながらワーグナー的ではないフランクの曲があたたかく美しかった。

    

名曲 「交響曲 ロンドン」、ハイドン曲。東京フィルハーモニー交響楽団,、指揮・円光寺雅彦

  

世界屈指の金融街ロンドン・シティの朝が映し出されていた。17世紀から、ビジネスチャンスを求める人々が世界中から集まってきたが、58歳のハイドンも、ドイツの宮廷作曲家を出て、ロンドンに来、作曲に挑む。4年の滞在で12の交響曲を作曲。104番「ロンドン」はウィグモアホールでのロンドンの聴衆の厳しい評価に受け入れられ、晩年の大成功となったらしい。


   

6時38分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ヤッシャ・ハイフェッツ


.wikipediaから

幼い頃からヴァイオリニストの父が練習の時に音を外すと泣き出したというエピソードや、ベルリンの演奏会にエフレム・ジンバリストと共に偶然居合わせたフリッツ・クライスラーが、まだ13歳のハイフェッツの演奏を聴き「私も君も、これ(ヴァイオリン)を叩き割ってしまった方がよさそうだ」、「私の究極の到達点をスタートラインにして、無限に記録を伸ばした天才」と評価したエピソードも残っている。

ハイフェッツの時代にいたヴァイオリニスト達は、彼の神懸かり的な演奏のために非常に苦労して、例外なく「ハイフェッツ病(ハイフェッツへの劣等感)」に罹ったとイツァーク・パールマンは語っている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を楽しむ

けさはカルミナ弦楽四重奏団&セバスティアン・マンツ(クラリネット)

スイスのカルミナ弦楽四重奏団は1984年結成。87年からはメンバー交代無しで30年間続いているという。セバスティアン・マンツはハーノーバ生まれ。2008年に滅多に1位を出さないミュンヘン国際コンクールで、40年ぶりの第1位を獲得。22歳のときだ。収録2015年第一生命ホール。

☆「クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 から 第2楽章」、モーツァルト・作曲。☆「クラリネット五重奏曲 ロ短調 作品115」、ブラームス・作曲。

調和のある弦の添える味わいに際立つクラリネットの馥郁とした響きを聴いた。主題でのチェロとの絡み合い、スイングするような爽やかな流動感が心地よい。曲自体、ブラームスが興に乗って速筆で書いたというが、苦み走ったところがあるという表現をしている方もあるが、それも含めて、流動的なアンダンティーノにも乗り合わせ楽しむことができた。
 セバスティアン・マンツが、「クラリネットは第二のビオラ、ビオラと第二バイオリンのあいだにすわる」といっていたのが印象的。

名曲アルバム、ラフマニノフ(1873~1943)の「チェロ・ソナタ」
イワノフカには子供時だから頻繁に訪れ、大人になってからは夏に来ていたようだ。「チェロ・ソナタ」は1901年に完成。愛車でドライブをする写真が出ていたが、もしかドイツ車かなと。革命で家を、土地を失くし、1917出国。アメリカで没。


音楽をほんとうに知るには、やはり楽譜、しかしそこまでは……と思いつつ、 6時55分 更新

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ロシア民謡


  水曜のモスクワの気温は、最低-7、最高-1。週間で見ると、盛岡とは大差がない気もするのだが。。バイカル湖は1~5月まで、氷の厚さは70-115センチ。氷上をクルマが走っていそうだが、どうだろう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を楽しむ

諏訪内晶子&マリオ・ブルネロ&ボリス・ベレゾフスキー 演奏会。~2017年5月31日 紀尾井ホール~

諏訪内晶子
東京都出身。1972年生まれ。1989年エリザベート王妃国際音楽コンクールで第2位受賞。1990年に史上最年少でチャイコフスキー国際コンクール優勝。(Wikiから)

マリオ・ブルネロ
1960年イタリア生まれ。26歳で第8回チャイコフスキー国際コンクール優勝。同時に
批評家特別賞、聴衆賞を受賞。

ボリス・ベレゾフスキー
チャイコフスキー国際コンクール優勝。1600年代製作の「マッジーニ」を使用。世界屈指のチェリスト。                           

 

☆「ピアノ三重奏曲 イ短調 作品50「偉大な芸術家の思い出」」
チャイコフスキー・作曲

.wikipediaには、「ニコライ・ルビンシテインへの追悼。全般的に悲痛で荘重な調子が支配的である。 本作品、とりわけ第2楽章にはピアノの高度な演奏技巧が要求され、ピアノを用いるあらゆるチャイコフスキー作品のなかで、おそらく最も演奏が至難である。50分近い演奏時間にもかかわらず、息を呑むような抒情美や、壮大かつ決然たる終曲」とあるが、弦にばかり興味を集中させたために、そういった点を曖昧に聴いていたかなと。それでも、この曲のピアノの役割の大きさが実感された。豪華メンバーによる贅沢な演奏だった。芸術家の生涯はかくも美しく凄絶なものか! 

  

名曲アルバム。「清められた夜」、シェーンベルク作曲。【ビオラ】佐々木亮,【チェロ】上森祥平,【演奏】ウェールズ弦楽四重奏団。ー番組紹介からー

「わたしはみごもっています。でもあなたの子どもではありません」、このショッキングな詩、詩人デーメルの詩だという。「あなたの子をわたしの子として」に、マリアの処女懐胎の時のヨセフが浮かんだが、この詩がそれと関係あるのかないのかはわからない。何れ、この詩をもとに書かれた曲。オーストリアのパイエルバッハで、マティルダとの愛を深めながら作曲したとか。ちょっと切ない美しい曲。

6時42分 更新 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ユダス・マカベウス(勇者は帰る)



  毎日曜日、教会にいらっしゃる方々。駐車場にバックでクルマを入れる方々を見ていた時に浮かんだ曲です。
 筆者の場合は、自分の中に甲斐性や強さはない、しかし、いつも神が代わってそれを補っていてくださる、先回って救い出してくださるので、何とかかんとか今がある、それで、筆者が教会に戻った時には、神にこの曲を捧げるわけです。
思えば、よく40数年ものあいだ、毎日曜礼拝に通い続けたものです。
20時26分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

「クラシック倶楽部」を楽しむ

けさのクラシック倶楽部は、愛知県立芸術大学弦楽アンサンブル。桐山建志、白石禮子、百武由紀、花崎薫、福本泰之。

番組予告を見て、音楽家の名前に通じてないので、つい、愛知には県立の芸大があることに感心しながら学生たちによる優れたアンサンブルがあるものと早合点。それがみな華やかな音楽経歴をお持ちでした。

桐山建志:ヴァイオリン奏者。1992年東京芸術大学大学院修了、93~95年神戸室内合奏団の首席奏者。99年、ブルージュ国際古楽コンクールソロ部門第1位入賞。フェリス女学院大学音楽学部非常勤講師、“オーケストラ・シンポシオン”のコンサートマスター。
白石禮子:桐朋学園高校卒業後、パリ国立高等音楽院及び同大学院首席卒業。
93年のソニー主催によるリサイタルでは「類い稀な才能の持ち主」と絶賛され、「音楽の友」誌より年間ベスト1の公演に選ばれた。繊細で美しい音色と鋭い洞察力に基づく深い音楽表現に定評がある。
2008年に「愛・知・芸術のもり弦楽五重奏団」を結成、1stヴァイオリン。
百武由紀:東京芸大大学院卒。16年間東京都交響楽団首席奏者。もっとありますが、コピペがうまくいきません。
花崎薫:1979年、東京芸術大学在学中、ドイツ学術交流会(DAAD)給費留学生としてベルリン芸術大学に留学。東京芸術大学に復学。安宅賞受賞。同年、第50回日本音楽コンクール、チェロ部門3位入賞。86年、文化庁在外研修員として、ドイツ・カールスルーへ音楽大学に留学。現在、新日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者、東京芸術大学、武蔵野音楽大学講師。
福本泰之:愛知県立芸術大学大学院修了後直ちに同大学音楽学部の専任助手となり、母校にて後進の指導にあたる。室内楽グループ「アンサンブル・ソノリタス」では17回の定期公演を行うなどその中心メンバーとして2001年まで活動した。1996年より「ザ・ストリングス名古屋」のメンバーで現在は第2ヴァイオリン首席奏者をつとめる。また、名古屋二期会オペラ管弦楽団をはじめ長久手フォレスト合奏団などのコンサートマスターをつとめるほか、愛知芸大弦楽アンサンブル、愛・知・芸術のもり弦楽五重奏団、J.S.Bach-Musikkapelleのメンバーでもある。1994年海外研修にて渡欧(オーストリア・ウィーン)。どの部分の割愛が許されるかわからず、こんなに長くなっています。  

☆「トリオ 第1番D471 変ロ長調」

シューベルト:作曲
(バイオリン)白石禮子、(ビオラ)百武由紀、(チェロ)花崎薫

☆「二重奏曲 第1番 ト長調K.423から第2、第3楽章」、モーツァルト・作曲
(バイオリン)桐山建志、(ビオラ)百武由紀

☆「三重奏曲 作品74 ハ長調から第2、第3楽章」、ドボルザーク・作曲
(バイオリン)桐山建志、(バイオリン)福本泰之、(ビオラ)百武由紀

☆「バイオリンとチェロのためのソナタ第1、第4楽章」、ラヴェル・作曲
(バイオリン)白石禮子、(チェロ)花崎薫

☆「二重奏曲 作品7から第1楽章」、コダーイ・作曲
(バイオリン)福本泰之、(チェロ)花崎薫
コダーイ・ゾルターン(Kodály Zoltán, 1882年12月16日 - 1967年3月6日)は、ハンガリーの作曲家、民俗音楽学者、教育家、言語学者、哲学者。Wikipedia

~収録 2015年11月 竹田嘉平衛商店内蔵(名古屋・有松)~ 竹田嘉平衛商店は、400年の歴史ある有松絞りの老舗。

各頁のコピペが多くなりましたが。ラヴェル、コダーイのよさ、というよりは、独特な面白みが今回の演奏でわかった。チェロ、好きな楽器であることもあり、ピシピシ、ビシビシ耳に入る。作曲家は友達にはなりたくない個性が多いらしい。しかしドボルザーク、「三重奏曲 作品74 ハ長調から」を作曲したドボルザークとは友達になりたい、しかしラヴェルとは……とおっしゃっていたが、そのラヴェルが何とも斬新で、ぎりりと、ぎっちりと心に食い込みました。今回の蔵での演奏、これが本来の室内楽であると。TV視聴ではあるけれども、お一人お一人、といった言い方ができるほどに、確かに奏者が身近に感じられ、身近に聴くことができました。

  

名曲アルバムは「イパネマの娘」【歌・ギター】小野リサ,【ピアノ】フェビアン・レザ・パネ,【ベース】クリス・シルバースタイン,【ドラム】山口新語,【サックス】グスターボ・アナクレート,【フルート】ヤマカミヒトミ,【フリューゲルホルン】マイク・ザッチャーナック,田中充,【トロンボーン】池田雅明ーHPからー

 

フリューゲルホルン

6時55分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

花のアルバムから

  いまは真冬だから、こうしてコタツに入ってパソコンをいじっていられるが、春になれば忙しくなる。庭仕事が待っている。これは仕事と言っても自分が楽しみでやっているわけで、軌道修正をと思いつつ、ついつい際限なくやってしまうのだ。草を除けて花を生かす。秋じまいになるまで、ほとんど毎日庭に出てしまう。そして、去年写したのと同じ花々をまた映すのだ。
Dsc01847
Dsc01850
Dsc01851
Dsc01852
Dsc02265

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシック倶楽部を聴いて

パノパ弦楽四重奏団&岡田博美(ピアノ) 演奏会

日経イベンツガイドによれば、チェコの名門カルテットだという。スメタナ弦楽四重奏団の育ての親、ヨゼフ・ミツカ教授の弟子たちによって結成された。パノハのはなしでは、1967年、プラハ音楽院の学生たちで三重奏団として結成。68から四重奏団に。71にビオラ交替、正式に活動を開始。45年間(2016の時点で)活動。75年のプラハでの国際弦楽四重奏コンクール優勝。45年間メンバー変更無し。1980以来度々来日。滞在期間を合わせると2年にのぼるのだとか。
 岡田によると、この四重奏団は、「人柄がよく和やか。いくら演奏がよくても人柄が悪ければやりにくい。チェロはしっかりしていて、ビオラはよく鳴らせる。その支えがあって、バイオリンの二人が演奏できるのだ」と。ボヘミアの薫りと郷愁と評される。

 

☆「弦楽四重奏曲 ト長調 K.80」、モーツァルト・作曲。☆「ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44」、シューマン・作曲。ピアノ・岡田博美(おかだひろみ)、パノハ弦楽四重奏団。

 45年間、メンバー交代がないとは、どれほど懐深い方々かを思う。演奏もち密さ、滋味深く厚みもあり素敵だった。岡田も84からロンドンに居住。いま、いったいどれぐらいの日本人音楽家たちが海外で活躍しているものか気になった。

~2015年12月2日 浜離宮朝日ホール~    

名曲アルバム「組曲“大峡谷”から“日の出”グロフェ作曲。NHK交響楽団、指揮・大友直人

 

グロフェ(1892~1972)カリフォルニア生まれ。アメリカの作曲家、ピアニスト、アレンジャー
 冒頭、天体望遠鏡でとらえたかの月が。星空がなかなかのいま、この月もまたラッキーだった。大峡谷、グランド・キャニオンだった。全長440キロ。5つの組曲を10年で完成させたらしい。グランドキャニオン、毎年400万人訪れているとか。


6時47分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

きょうのことば

 けさも、まだ暗い空に、星がさやかに見えておりました。きょうもすばらしい一日が加えられたことに感謝し、行動開始です。 

先週の礼拝で歌われた賛美歌のうちの一曲です。お聞きください。





この日は、聖餐式と教会総会があり、説教の時間は短めでした。
 ローマ書4:16~25から「信仰と恵みに生きる」と題し、國光勝美牧師がおはなしくださいました。
4:16そのようなわけで、すべては信仰によるのです。それは、事が恵みによるようになるためです。こうして、約束がすべての子孫に、すなわち、律法を持つ人々だけでなく、アブラハムの信仰に倣う人々にも保証されるのです。アブラハムは、わたしたちすべての者の父です。 4:17わたしはあなたを多くの国民の父とした」と書いてある通りです。彼は、死者を生かし、無いものを有るものとして召される神を信じ、その御前で父となったのです。 4:18彼は望みえないときに望みを抱いて信じ、「あなたの子孫はこのようになる。」と言われていたとおり、多くの国民の父となりました。 4:19彼は、およそ百歳になり、自分のからだがすでに死んだも同然であること、またサラの胎が死んでいることを認めても、その信仰は弱まりませんでした。 4:20不信仰になって神の約束を疑うようなことことはなく、かえって信仰が強められて、神に栄光を帰し、 4:21神には約束したことを実行する力がある、と確信していました。 4:22だからこそ、「彼には、それが義と認められた」のです。 4:23しかし、「彼には、それが義と認められた」と書かれたのは、ただ彼のためだけでなく、 4:24私たちのためでもあります。すなわち、私たちの主イエスを死者の中からよみがえらせた方を信じる私たちも、義と認められるのです。 4:25主イエスは、私たちの背きの罪のゆえに死に渡され、私たちが義と認められるために、よみがえられました。
 総会の心備えのためのおすすめの後に、次のようなお話がありました。簡単に、しかし大事な部分をおつたえします。
 
 すべては神さまの恵みであり、私たちの誇るものは何もない。ただ言えることは、おさな児のように真心から神さまにより頼む、神に信頼しより頼むことを、神さまは、何よりも喜ばれます。すべてのことを神さまに信頼して歩んでいくとき、神さまは必ずそれに報いてくださる。
 信仰は、先ず、現実をきちんと正確に認めることです。事実をそのまま認めて神を信じることです。現状を認めたくない気持ちがどこかに生じたとすれば、それは信仰ではありません。
 アブラハムのように、まったく望みがない状態であることを認め、そして、神の約束を堅く信じることです。これこそが神さまに栄光を帰する生き方です。それが4;18~24に書いてあります。4:25にあるように、私たちが義と認められるためにイエスさまは、死からよみがえられました。
5時25分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

岩手山

Dsc02831
   近頃は、すっきりと晴れていることが少なく、空が明るくなってきたときには忙しく、岩手山を撮るタイミングを逃していたのですが、写真ボックスを見たところ、いつかのこんな一枚がありました。

22時05分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ジェリコの戦い


wikipediaより
「ジェリコの戦い
 旧約聖書に登場する。古代イスラエルの指導者モーセの後継者ヨシュアが、イスラエルの敵カナン人の都市ジェリコを攻略するが、この戦いの歌。
 ヨシュアは、この戦いの勝利は、もうわが手中にありと言い、兵士たちに「叫べ、角笛を吹け」と命令すると、ジェリコの城壁は崩れ落ちた。これはヨシュア記6章にある。」

 ジェリコの戦いは、生き抜くうえでの一枚の処方箋だ。作戦、戦術、戦費がなくとも恐れるな! おまえに足りない分の知恵は神がそれを補い、おまえに足りない分の力は、神がそれを充当し、おまえとともに、おまえに代わって最後まで戦い抜く。ジェリコの戦いは、励ましの歌、生きる勇気を歌う歌だ!

 けさの月、けさ6時半の月だが、これがまたすばらしかった!

Dsc02957

Dsc02958


6時48分 更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

観測レーダー

 二月に踏みだした今日の午後、気温は予報どおりの氷点下2度。ガッチリと凍てついた路面を慎重にとおり抜けて、40分ほどの散歩。天満宮の階段をのぼりきり、岩手山が雲にかくれていたので、反対の方角にカメラを一押し。そのまま階段を降りる。バイパス沿いに盛岡気象台へ。駐車場から眺める屋根雪の消えた家並みはみな無表情、冷えた大気の底に沈んでいる。
Dsc02955_2
Dsc02954_2
 白金の雲のほくそ笑み。
 「どうだい? きょうの観測はうまくいっているかね?」
 「ああ、レーダーはリアルタイムで君の機嫌をキャッチしてるさ」
 頑固に冷えても、ゆるんでも、
 ただ淡々とこの道を行く。
 春は近づき遠ざかり、
 また近づいては遠ざかる。
 素知らぬ顔で順々と、
 歩くうちには春風も、
 かたくなな錠をさらりと落として、
 吹いてくれるさ、
 この隙間にも。


16時半 更新
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

クラシク倶楽部を楽しむ

クリスティアーネ・カルク  ソプラノ・リサイタル。ピアノ・マルコム・マルティノー。2016年3月10日(木)王子ホール収録

 カルクの声に、カラヤンの愛したリリック・ソプラノであるヤノヴィッツの声が重なった。理性的、知的な支配に、誠実さも感じられるカルク。以前にも聴いているのだが、記憶が曖昧なのは漫然と聞き流していたからだろう。この中から何かを掴もうという意欲に欠けていたのだ。それがあると無いとでは、耳に入ってくる質も量もまった違っていることに今更ながら驚く。ただ今朝は、健康的な側面の温存をはかり、ゆったりと寛ぎながらの視聴となった。

 

モーツァルト・作曲「魔法使い K.472」、ヴァイセ・作詞。☆「すみれ K.476」、ゲーテ・作詞、☆「歌劇「フィガロの結婚」から「スザンナは来ないかしら」「楽しい思い出はどこへ」」、ダ・ポンテ・作詞。
☆ブラームス・作曲☆「湖で 作品59第2」、ジムロック・作詞。☆「若い歌「わが恋は緑」作品63第5」、フェリックス・シューマン・作詞。☆「ひばりの歌 作品70第2」、カンディドゥス・作詞。☆「永遠の愛 作品43第1」、ヴェンツィヒ、ファラースレーベン・作詞。
☆リヒャルト・シュトラウス・作曲、マルコム・マルティノー・編曲☆「4つの最後の歌  1.春」、ヘッセ・作詞。☆「(4つの最後の歌) 2.九月」、ヘッセ・作詞。☆「(4つの最後の歌) 3.眠りの前に」、ヘッセ・作詞。☆「(4つの最後の歌) 4.夕映えに」、アイヒェンドルフ・作詞。
☆リヒャルト・シュトラウス・作曲☆「あおい」、クノーベル・作詞。☆「あすの朝 作品27第4」マッケイ・作詞。

集中的に聴いたのが、「4つの最後の歌」、解説にあったように、移ろう視線、人生の郷愁、死の予感だ。ちょっと疲れた、もっと疲れた、疲れ果てた大人への子守歌のようだ。

2、九月
庭は打ちひしがれ
降りそそぐ冷雨が 花へと沈む
寒さに震えながら
静かに 終わりの時を迎える夏
ひとひらの金色の葉
アカシアの樹から舞い落ちる
驚き 力なさげに
死にゆく庭に ほほえみかける夏
あのバラの傍らで
いまひと時
安らぎへ思いをはせる夏
そして疲れ果て
ゆっくりと
その目を閉じる

3眠りの前に
昼に疲れ果てたいま
心からの望みは
星降る夜に抱かれるごと
遊び疲れた子どものように
手を使うのをやめよ
頭を使うのをやめよ
すべての感覚を
まどろみの中に沈ませよ
見張るものなき魂も
自由な翼を得て羽ばたき
夜の魅惑の世界で
深く千代に
千代に
千代に生きるために

※翻訳のお名前もでたのですが、失念、何れ番組の中からの筆記です。 

   

名曲アルバム。「越後獅子」九世杵屋六左衛門・作曲、黛敏郎・編曲。東京フィルハーモニー交響楽団、外山雄三・指揮。

黛敏郎・編曲版は1960年、N響、初の60日間世界演奏旅行の時、アンコールに演奏されたようだ。指揮には岩城宏之が抜擢されている。「ビャーという雅楽のような鋭い音ややぁーという団員の掛け声がこだまする。不意を突いたような響きに、観客は熱中した」と、岩城が語っていた。

7時3分  更新

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2019年1月 | トップページ | 2019年3月 »