クラシック倶楽部ーロシア・ピアニズム-

原田英代 ピアノ・リサイタル。2017年3月3日 ハクジュホール
ロシアの重鎮メルジャーノフに師事。ジュネーブ国際コンクール最高位、シューベルト国際ピアノコンクール優勝。ドイツを拠点に欧州で演奏、審査員、教育で活躍。ロシア・ピアニズムの継承者。
ロシア・ピアニズムといえば、セルゲイ・カスプロフの場合のように、楽器を豊かに鳴らし、ダイナミズムの幅が広く、レガートが美しく、歌心が息づいている、ということなのか。そんな期待でワクワクしながら聴く。
それにしても、ピアノ奏者の手。女性であっても男性的であったり、男性でも女性的であったり……!?

トロイメライにはどんな映像が、これがいつも楽しみ。ザクセン州ツヴィッカウ、ロベルト・シューマン(1810~1856)生誕の地。文学好きの父の影響がある。20歳でライプツィヒへ。そしてピアノの神童クララ・ヴィークと恋に落ちる。「あなたって時々子どもみたいね」というクララのことばで、「子どもの情景」が生まれたとか。「子どもの情景」即ち「青春の情景」なのかもとは、なるほど。1840、シェーネフェルダー教会で二人は結婚、ドイツ・ロマン派象徴カップルの誕生であったとか。
6時52分 更新
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