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コーヒールンバ

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 コーヒールンバには、さまざまな歌詞がつけられているが、多くの詞は、この曲の考えるという拘束をさらりと抜け出したこだわらぬ明るさにはそぐわないと思われた。それで、またwikipediaに、何しろwikipediaには年に一回、些少ながら寄付させていただいているので、つい。

コーヒールンバ」(Coffee rumba)は、アルパ奏者のウーゴ・ブランコスペイン語版演奏で世界的にヒットした曲。原曲は、ブランコの叔父であるベネズエラの作曲家ホセ・マンソ・ペローニ(Jose Manzo Perroni)がコーヒーをモチーフに1958年に作詞・作曲したMoliendo caféスペイン語版モリエンド・カフェ日本語対訳「コーヒーを挽きながら」)である。
 実際には曲のリズムはルンバではなく、オルキデア(Orquidea:ウーゴ・ブランコが生み出したリズム形式)である。
 この曲がヒットした1960年代初頭は、日本で初めてインスタントコーヒーが国産化されたことにより、コーヒーが喫茶店だけでなく一般家庭でも広く飲まれるようになった時代でもあった。
 JASRACに於いては2018年現在、外国作品/出典:PJ (サブ出版者作品届)  /作品コード  0M0-6260-4 MOLIENDO CAFEとして登録[4]。内外含めて計97組の歌手が「アーティスト」として登録されている[4]

さらに、ホセ・マンソ・ペローニをググってみると、
実際の作曲者はウゴ・ブランコですが、作曲当時未成年だったため、代わりに叔父ホセマンソペローニの名前で登録され知られていると言われています。


 すると、ウゴ・ブランコは、自分の曲だと知っていたのでしょうが、……、しかし、しかし、それをここで考えるのは、時間がなさすぎ。文献もない。
 ただこの曲が100近いアーティストによって、カバーされ、リバイバルを繰り返し、替え歌も含めて、世界中で知らない人は恐らくいないだろうという事実。かくいう私も、この曲を、重たい思い入れを持たせずに、ただ飄々と、軽々と、切れよく奏されたものは、ついつい回を重ねて聴いている。アッケラカンとノホホンと、この曲を楽しんでいる。スッキリするのだ。コーヒーを味わった後のように。

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