« きょうのことば | トップページ | ロシア民謡 »

クラシック倶楽部を聴いてーピリオド楽器ー

けさは、バイオリニスト佐藤俊介。1984生まれ。2歳から。カーティス、ジュリアード両音楽院で学ぶ。現在オランダを拠点に活躍。2010年に バッハ国際コンクール第2位、聴衆賞を受賞。1921年にできたオランダ・バッハ協会のコンマス。
 今回の使用楽器は、1684年オランダ製のバロック・バイオリン。羊腸弦。ふつうのバイオリンより小振りだ。佐藤俊介は、バロック・バイオリンとモダン・バイオリンの両使い。2018年11月15日浜離宮朝日ホール収録。

☆「無伴奏バイオリン・ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003から第1・第2・第4楽章」、バッハ作曲。☆「無伴奏バイオリン・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004」、バッハ作曲。
 佐藤が、バロック・バイオリンを、「おおらかでまろやかな音色」といったが、まさしくメンタルにはいい。音がやさしいのだ。鳴ると宙におだやかな空間が広がる。一曲目の第4楽章は奥深く、樹間に光が屈折し、陰と陽の狭間にさまざまな様態を見せてくれた。
 2曲目のパルティータ、シャコンヌを佐藤は「舞曲であることをわすれずに、一般のシャコンヌに比べてはやく、舞曲のシャコンヌに出発点がある、テンポアップで流れも変わる」等など語り、「いろんな色彩が見えるシャコンヌであって欲しい」と。5、シャコンヌ、佐藤自身が、広大な宇宙空間を遊泳しながら弾いているように感じられた。


名曲アルバム。「バイオリン協奏曲」シベリウス作曲。バイオリン・加藤知子、東京フィルハーモニー交響楽団、指揮・現田茂夫。

  

 ヘルシンキの東約30kmにある都市ヤルベンパーは、フィンランドの芸術家達のコテージが点在するトゥースラ湖の北に位置する人口約4万のこじんまりとした街。シベリウスはここで、何と、91歳まで過ごしたようだ。山荘の名は「アイノラ」。妻アイノの名から取っている。
 ヘルシンキにいたとき、1900年、シベリウスは耳に異常を来す。酒浸り、社交界でうつつを抜かし、堕落へと転げ落ちる。苦境の中で作曲したバイオリン協奏曲は失敗に。アイノは、ヤルベンパーの森に転居を決意。シベリウスは作曲意欲を取り戻し、失敗したバイオリン協奏曲を改稿して発表したところ、大成功をおさめ、北欧を代表する作曲家となる。以上、TVの解説を参考に筆記。
ところで、きょう演奏の加藤知子氏は、岩手と関わりのある方だ。この方の経歴、4歳よりヴァイオリンをはじめ、三瓶詠子、故久保田良作、江藤俊哉の各氏に師事、である。このうち、桐朋で久保田良作氏のもとにあった頃のこと。三陸海岸にある宮古市にある宮古弦楽オーケストラに滞在、梅村功二、圭一ご一家と同団のバイオリンを学ぶ子どもたちと音楽交流をしている。共に弾いた楽の音は、三陸の海の青さとともに、まだ学生だった加藤知子の記憶に今もって鮮かによみがえるはず。この時は、同じく久保田良作の門下である長沼由里子、堀米ゆず子、安良岡ゆうといったきら星たちが久保田氏について宮古市の梅村に来ているのだ。当時、全国的に見てもジュニアオケとしては瞠目に値する宮古ジュニアに、久保田氏が感銘を受けてのことであった。宮古ジュニアの存在を久保田氏に知らせたのは盛岡市の板谷栄紀氏であった。
7時10分 更新

|

« きょうのことば | トップページ | ロシア民謡 »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: クラシック倶楽部を聴いてーピリオド楽器ー:

« きょうのことば | トップページ | ロシア民謡 »