きょうもクラシック倶楽部ーあのヴァイオリニストはいま?ー
「いかなるめぐみぞかかるものを」、けさ浮かんだ賛美歌だ。
クラシック倶楽部まえ番組はライブ。これまで、試聴ディスクで聴く以外に見る機会はなかった。5時前のGang Of Four、A Flock Of Seaguiis。その時の気分で楽しんだり一応知っておくだけであったり。5時には、ロック世界は84年代に帰り、がらりと別な雰囲気世界に。
5時になると、チョン・キョンファ。巨匠バイオリニストといわれる、この方、イギリスの新聞から「ジネット・ヌヴー以来、こんな素晴らしいヴァイオリニストを聴いたことがない」「満員のお客のしつこい拍手喝采以上の価値が本当にあったのだ。果たしてハイフェッツがこれよりも巧く奏いたかどうか、疑問に思う」(Wikipediaから)といわれた方なのだ。ハイフェッツの名が出ると、条件反射的にピンと聞き耳が立つ。キョンファ、けがで2005年から長期療養し、2010年に復帰。どんなけがだったのか、回復に5年とは長い。今回は70歳の記念演奏会だ。キョンファがたって望んだピアニストがケヴィン・ケナー。3年で4つのメジャー国際コンクールへ入賞したアメリカ人ピアニスト。ヤマハのマスタークラスの公開レッスンに招聘されたことがある。キョンファが彼と組んで音の対話をはじめてから8年になるという。2018年6月5日 東京オペラシティ コンサートホールでの収録。
フォーレ作曲「バイオリン・ソナタ 第1番 イ長調 作品13」。ブラームス作曲「バイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 作品108」、16歳ではじめてこの曲を弾き、後になってから、この曲にハンガリー音楽の影響があることに気づき、何と、昨晩弾いていて、それをやっと納得した、というキョンファ。厚みのある響きのなかに、悲しみ憂い泣き、高まる感情も聞こえ、それが癒しとも。アンコールは、ドビュッシー作曲、ハイフェッツ編曲「美しい夕暮れ」


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