パイプオルガン
最低一日おきにはブログを更新しなければと思いつつ不精になっている。
できる限り聴くようにしているクラシック倶楽部は室内楽中心だ。交響曲関係のディスクはまずまず手元に揃っているのだが、室内楽に関してはすこし足りない。しかし買い足す必要はなし。この番組で足りる。

最近で興味深かったのは、藤木大地 のカウンターテナー。実は、日本にカウンターテナーがいるとは知らなかった。ソプラノのようなときとして金属的な感じもなく、落ち着いた空気をもたらしてくれる。特に、近代の流行歌も取り入れ、味わい深く聞かせてくれた。「ゴンドラの唄」吉井勇:作詞、中山晋平:作曲。「宵待草」竹久夢二:作詞、多忠亮:作曲といったところ。
木下牧子や岸田衿子:作詞、加藤昌則:作曲の「てがみ」、谷川俊太郎:作詞、武満徹:作曲「死んだ男の残したものは」。V.ギルム:作詞、R.シュトラウス:作曲「万霊節 作品10第8」を聴くことができ、幸運だった。
それと、きのうの東京芸術劇場のパイプオルガンは圧巻。久方ぶりに音の建造物の醸すバッハを堪能。あとは、N響メンバーによる室内楽も心地よく、またきょうのズーラシアンブラス、編曲者は誰?とみれば、三澤慶、石川亮太、高橋宏樹、大塚子龍、山口尚人といった音の魔術師たちであった。
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