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なみだをこぼす鈴蘭-苦しんでいる友達に捧げるー  ぶんな詩

Dsc01871

ああ
ほんとうに
なみだが出ます
どうしてこうなのか
どうしてああなのか
それが罪が原因だというなら
じつは
もう
何千回も悔い改めました
それでも
なみだがにじみ
なみだは流れます
 
きよいものが
きよいほどに
きよいばかりに
後からあとから
なみだが出るのです

じぶんを洗って
すみずみまで洗って
頭のてっぺんから
指先
足のつま先まで
洗って洗って
もう
からだじゅうが
真っ赤に腫れるくらいに
洗えば洗うほどに
なみだはこぼれる

きよいものの悲しみが
なぜこんなに深いのか
それはまるで
永遠に
解けることのない
複雑で難儀な
パズルのようです

けれども
そのたくさんのなみだが
いつしか
ひとにも知られずに
小さく
ひっそりと
透明な紫色に輝く
勲章となるように
祈ります
いのります



 

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コメント

すずらん、なんて可憐な花でしょうか。
そしてなぜか哀しげです。

一時も途切れず流され続ける無数の涙
あちらでも、こちらでも。
どうか、どうか、智慧の真珠となりますように。
祈ります、いのります。

投稿: harukaeto | 2018年5月16日 (水) 22時19分

harukaetoさん

「智慧の真珠」、すばらしいコメントをいただき、感謝です。悲しい心境にはブラームスが合うように、涙の心には、同じく流した涙が届くのではと、思い切ってアップしてみました。天国には涙がないと書かれていますが、この世から涙が無くなることは未来永劫ないのかもしれません。しかし、祈りがなく無くなったなら、それこそすべてはおしまいという気がします。
有り難うございました。

投稿: 中ぶんな | 2018年5月17日 (木) 08時54分

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