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フォルテピアノ

 

 

 けさのクラシック倶楽部でフォルテピアノが使われていた。ロナルド・ブラウティハム弾く「ピアノ・ソナタ 第18番 」、ベートーベンだ。起床は5時半だったので、堤さんのチェロは聞き逃し。
 室井さんによれば、一生をかけての音へのこだわり、その齢、その齢にならなければ発見できない音というものがあるらしく、以前よりも注意深く聴くようになっている。たしかに演奏家には最盛期というものがあってふつうなのだが、お宝を探し当てるように、奏者がその時々に悟り得た一音はどれだろうと耳を澄ましてみるのもまた、興味深く音楽を聴く一つの方法であるように思う。18番、崩れた脳細胞が、また一つ一つ積み重ねられていくようなスッキリ感を味わった。次の番組の「帰れソレントへ」のいわれも楽しかった。

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