いよいよ冬
白いベゴニヤと赤いビオラが雪に咲いていた今朝。身近にもいよいよ本格的な冬。
それを感じさせないかに、青空には、隣家の樹木の真っ赤な実が掛かっていた。
☆
ふるさとの訛なつかし停車場の
人ごみの中にそを聴きにゆく 啄木
刈屋に取材に行ったときに、わたしは、刈屋独特のことば、方言を聞くのも楽しみにしていた。ところが、お会いした方々は、どなたも標準語、聞きたかった訛に出会うことはなかった。そういうわたし自身も、いつの間にか、立派な標準語とはいかないが、それに近いことば遣いをするようになっている。文化の平均化、画一化だ。ことば一つで一概に決めつけることはできないけれども。果たして今の若い方々のうちに、訛が生きていることばで話せる方がどれぐらいいるだろう。たまに自信に満ちた大阪弁が飛び込んでくる事はある。なぜか東北弁は、列車の中や駅構内、雑踏の中でも聞こえては来ない。たまたまわたしが、そういう機会に恵まれないだけなのだろうか。
近代という時代の東北本線のような下り列車には、幾通りもの方言が蒸れかえるように交わされていただろうか。
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