刈屋村にも立ち寄った新渡戸稲造
新渡戸は大正3年、東北研究のために、盛岡、二戸市、宮古市を含む沿岸各地を4か所と、途中6月23日に刈屋に来村。刈屋尋常小学校で「自治の精神」という題で講演。 内容は大正3年7月の21~23日の岩手日報に掲載されている内容とほぼ同じであったと思われる。
この帰途、新渡戸は自動車事故に遭っている。果たしてどれぐらいの高さを転落したのか、気になり調べると、大正3年7月26日の岩手日報3面に、「二間余の高さより横ざまに転覆」とあった。この春、東京帝国大学の教授として迎えられたこの国際人のけがに、関係者がどれほど心を痛め、焦慮したかが推測される。詳しくはこの日の新聞に、またけがの程度、経過は続報に詳しく出ている。とにかく治って帰ることができて、本人も、随行、関係者の人々もどんなに安堵したことだろうか。
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