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虫の音

Dsc00649

  花火の写真はないけれど、いま20時8分。盛んに花火が打ち上げられる音が聞こえる。盛岡花火の祭典だ。19時25分から20時半までとなっているから、あと20分ほどで音が止むだろう。二男が河川敷のどこかで見あげているはず。主人は人混みは苦手。わたしは是非にも見たいというところは過ぎて、見ても見なくとも、どちらでも、の人となってしまった。pencil

 同期生の息子で、彫刻家黒沼令のこれまでの作品が出ているという。よく制作現場のようすなどを聞いている。私は、独創性に於いては、舟越桂に並ぶ作家だと思っている。木の材質を見極め、用いる箇所によって使い分け、細かく丹念に組みあげていく、組みたててというよりも、具現化せんと意匠を組みあげている。多くの作品の中でも、私は、何かを背負わされているような、哲学的な連想が引き出される作品に惹かれる。果たしてどこに行きつくのか、しかし、安住の地は永遠にないかのようにも見える像。これは実物を見ないと迫ってはこないだろう。pencil

 庭にアブラゼミの死骸が落ちていた。一昨日鳴き声を聞いたように思う。思うというのは、例年のように生命力を感じさせるようなしっかりとした力強さがなく、聞いたという実感に乏しかったせいだろう。もしかすると、蝉は羽化したばかりの第一声が最も力強いのかもしれない。さあ、今から翔べるんです! この世界を翔べるときが来たんです! とでもいうように。それが、紅葉の木の根元に、自分の足元に無残にころがっていたのだ。蟻に喰い荒らされたのだろうか、凛とした形が失われている。東京は9日は37,8℃あったようだけれども。きょうも当地25℃はあったようだが、もう夏は引きあげようとしている。
 いつしか花火の音は止み、虫の音が聞こえる。pencil 

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