写真
岩手大学図書館に行った。岩手師範のある一項目を調べたかった。どうも適当な著書が見つからず、とりあえず教育学部の年誌を手に取り、椅子にかけて机上に置き、最初の頁から読むつもりだったが、何気なく真ん中あたりを先ず開けると、学生とその恩師とが並んで映っている。それが見ると、私がよく存じ上げているお顔。もう亡くなられたけれども、在りし日、奥様と共に教会の礼拝に毎週集われていたSさんであった。もしこの写真が私に語り掛けてくれるとしたら何と? 「がんばってるね」或いは「がんばりなさい」かな、などと想像する。奥様は今も変わらずに私を可愛がってくださる。私がせきをしたりすると、背中をさすってくださる。手を差し伸べてきて握ってくださる。励ましてくださる。食事をご一緒したときもあった。開いた頁が1頁後か前かであれば、この写真を見ることはなかったろう。不思議だった。
Sさんから頂戴した書を玄関に飾ってある。『日々新た』、実に清々しい筆遣いだ。
結局、目的の項目の調べをつけることはできなかった。やはり県立図書館の方でじっくり探した方がいいかもと思いながら閉館に迫られ退去。
さて、きょうは何を書こうかと思いめぐらした時、「星の世界」の作詞にまつわるエピソードも浮かんだが、図書館で見た写真も鮮やかに浮かんできて、写真の方を書き記す。
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