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高橋煙山の句碑

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 〒020-0806 岩手県盛岡市新庄町5-43にある天満宮に、高橋煙山の句碑があります。近道をするために、この碑のまえを通ることがあっても、立ち止まって読むことはありませんでした。きょう、ふと、何と書いてあるかを見ますと、「梅疎なり月照る杜の杉襖」。

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 煙山の経歴に見える弛まぬ努力と潔さに打たれました。明治10年、盛岡市八幡町生まれ。1歳で父親と死別、11歳で商家の丁稚奉公、旅役者、村役場書記、横浜毎朝新聞記者、南部鉄瓶卸商、その間に俳句の研鑽を積み、三重県で数社の俳句結社の選句者、そして昭和10年頃から盛岡市の緑水吟社の指導にあたる。禁酒禁煙の実行とその宣伝に努め、書斉を「無酒庵」と名付け、俳句三昧のうちに昭和35年6月26日、83歳で没している。

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