悲しみに沈める聖母は

重いうつの方が公開しているページには、3・11の記念日ごろから今時期がとても辛いと書かれていた。こんなときに受け付けられるのは音楽と絵画だけであるとも。
ここのところは、必要に迫られての読書が多い。読みながら音楽を聴く器用さはないので、音楽からすこし遠ざかっていた。それが、ふとTVを点けたところが、「悲しみの聖母」が流れた。ドヴォルザークが作曲したチェコ初のオラトリオだという。長女の突然死、そしてこの死を悼み作曲に取り掛かり、完成を見ぬうちに、また二人の子どもたちが亡くなってしまう。その冥福を祈って完成されている。『スターバト・マーテル』、全10曲から成る演奏時間75分の第1曲「悲しみに沈める聖母は」に心惹かれた。これがヨハネ受難曲演奏会当日の朝の事。午後からのこのコンサートの序章のように聴いたことがふと思い出された。
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