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どこもかしこも真っ白です

 真珠湾攻撃から75年、その成り行きにも新たな見方が取りざたされている12月8日、盛岡市では降雪、真っ白な朝を迎えました。どこも彼処も真っ白、美しい朝でした。こんな朝は樹木たちも、枝枝の先にまでハイライトの雪を積みながら、明け行く空をきっかりと仰ぎ見ているはずと、官庁街の舗道に足跡を印しながら、ユリの木やトチの木のすがたを撮りまわりました。

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 写真をこの画面に保存した直後に、ネットが切断、回復までに時間がかかりました。

    ☆  ☆  ☆

    7日のクラシック倶楽部は、Vn.樫本大進、Pf.小菅優、Vc.クラウディオ・ボルケスで、オールベートーヴェン。忌憚のない意見交換がよい演奏を生み出すとのおはなし。ピアノ三重奏曲作品1第1、ピアノ三重奏曲作品70第1「幽霊」から第2楽章。ベートーベンを聴くとき、いつも、もし彼の耳が聞こえていたなら、果たして、これらの曲はこの通りであったろうかと、作曲するする姿が浮かびます。「幽霊」では、ほんとうにベートーヴェンが音の周りを歩いているような気がしました。今活躍中の岩手の名だたるピアニストを育てられたM先生にお話をうかがったときに、「ひとりでピアノを弾いていたときに、ピアノの横にベートーヴェンが立っているのを感じたことがある」と仰っていたことを思い出しました。

 8日(木)、ミケランジェロ弦楽四重奏団。1Vn.ミハエラ・マルティン、2Vn.ダニエル・アウストリッヒ、Vla.今井信子、Vc.フランス・ヘルメルソンによるベートーベン弦楽四重奏曲全曲演奏があったようですが、このうち、弦楽四重奏曲 作品18第3から第1楽章、弦楽四重奏曲 作品59「ラズモフスキー」第2番でした。2015年2月26日(王子ホール)
 偉大な名前にあやかろうと、ミケランジェロの名を冠したとか。作品18の方は冒頭から7音上に飛ぶことで始めるのは当時としては珍しい。このこと自体が作曲者が只者ではない証拠。主題と展開に卓越した創造性があるとのこと。「ラズモフスキー」、今井さんが、第二楽章、これさえあれば生きていけると仰っていた。それぞれの音楽家には、この曲なら一生を捧げてもよいという一曲があるようだ。色彩、質感、緊密さがどんどん変化する、最後には明るく楽しく終わるところ、わたしは、ベートーヴェンが現実という暗闇を痛ましいまでに己に刻まれ刻みながらも、終盤には神との対話、語らいによって、それを希望に変え、絶望を昇華してしまう彼の作曲のすばらしさかと思った。

 9日はN響メンバーによるベートーヴェンの交響曲第8番、管楽8重奏曲作品103だったようだが、連日に少々疲れ気味で割愛。しかし後々の参考にと書き留める。来週は、第85回日本音楽コンクール本選会だけれども、TVの前に座っているゆとりはなさそうだ。

 それにしても、オケの場合は、個々の音楽家たちが見えにくいけれども、こうして室内楽となると、これほどすばらしい演奏家たちがいたのだと驚くばかり。できるだけ視聴しておこうと思う。

 

 


 

 

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