充電
災害、政情不安、難民の群れ、先行きの不安を拭えないままに、のこる師走が忙しく消化されてゆく。今年のうちにあれもこれもそれもと想いは急くが、無意識の底に鉛が重しを効かしているかで、なかなか能動的に動き出しかねている。
you tube にあるヴェートーヴェンのピアノソナタ「月光」を掬うように聴いてみる。you tube には良し悪しさまざまにひしめき合っているけれども、奏者を確かめずに聴いたところが、ああ、ここはこうではない、なぜそんな無機的な音を羅列するのか、耐えられなくなって飛んだ先が、そう、こうでなくちゃ、こうでなくちゃ、音の隅々に神経がゆきわたり、一音一音が生まれくるごとに包容力を感じさせる、奏者を見ると小菅優。なかなかと聴きながら、楽器を教える先生方の御忍耐をいまさらながらに知る。
続いてキリスト教の説教の動画を見る。ヤクザから生還し牧師になった方々、まるごと説得力ある事実そのままの説教に頷かせられる。「罪人の教会」牧師。筆者の教会も素晴らしい教会で、もっとたくさんの方々が聴きに来て当然なのだがと思っているが、こちらもまた有無を言わさぬ説得力だ。
行きついてみるとベルリンフィル・デジタルコンサートホールに。息子からのクーポンプレゼントで。しばらくはここで心の充電をはかる。
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