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ラフマニノフ「晩禱」

 クラシック倶楽部、11月3日は、北海道斜里町の公開収録。斜里町というと知床の西側。とにかく遠かろう寒かろうといった印象。しかし、緑の野に草を食む鹿が映し出されており、ああ、こんな素敵な景色も。訪れて斜里町の心を温めたのは、ハープ奏者はミュンヘン国際音コン第2位、リリー・ラスキーヌ国際ハープコンで日本人初優勝の山宮るり子さんと、フルートは、第23回日本管打楽器コン第1位のほか、数々のコンクールで上位をおさめ、現在東京都交響楽団のフルート奏者を務める小池郁江さん。ー緑の字はHPからー
 余談ですが、鹿が草を食んでいるのを見たのはほんの一瞬。ほんとうに草を食べるのかどうか不安になりました。というのも、鹿せんべいを食べている姿しか見たことがないからです。それがユーチューブを見ると、確かに草を食んでいる動画があり、ほっとしたわけです。 
 クラシック倶楽部に登場する音楽家の方々は、もう素晴らしかった、よかったと言う必要がなくみな実力を備えた方ばかり。ただ時折、これはもう天才の域と息をのむことや人間味あふれているときがある。その違いぐらいかと思っていますが。教えていただく、新たに何某かを教えていただきたい、そんな心境でいつも耳を傾けています。

 黛敏郎「ROKUDAN]、筝曲「六段の調べ」を重ねながら興味深く聴きました。「交響詩モルダウ」、ハープという楽器は、水の三態ばかりではなく、水の湧き出るさま、渓谷を流れ下る音、川の深さ、広さ、そして岸辺の音、奔流、せせらぎと、ありとあらゆる水の表情を表し得るようです。ただ繊細な高音部がしっかりと聴き取れなかったことが唯一残念。たぶんあの音は、会場の前列の方々にぐらいしか聴き分けられないのでは。優れた受信装置を備えている方々はキャッチしたかもしれませんが。「カルメン幻想曲」の超絶技巧、フルートの確かな響き、ハープとのグラデーション、心地よいものでした。

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 このあとの名曲アルバムに、ラフマニノフの「晩禱」が流れたのですが、敬虔な信仰に生きるロシアの人々のすがたに照らされました。モーツァルトのレクイエムは、聴こえた途端に、ある意味圧倒的な曲想に黙せざるを得ないのですが、ラフマニノフの「晩禱」は、それとはまた違った宗教的感慨に満たされる。これが人類にとってどんなにすばらしい曲であるか、個人的に力説しても説得力に欠けるわけで、説得力のあるラフマニノフの「晩禱」の解説につないでおくことにします。ぜひご覧ください。

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きのう11月4日のクラシック倶楽部は、

シギスヴァルト・クイケン「オリジナル楽器で聴くバッハ」  ▽【出演】シギスヴァルト・クイケン(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)▽【演奏曲】バッハ作曲 無伴奏チェロ組曲「第1番 ト長調 BWV1007」、「第3番 ハ長調 BVW1009」、「第6番 ハ長調 BWV1012からサラバンド、ガヴォット」▽【収録】2014年7月6日/フィリアホールーHPより転載ー

 音楽史の途上で多くの楽器が生まれ、また消えていったものもあり、その個性ゆえに生き続け奏されている楽器があるのでしょうが、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ。オーケストラでは見ることがない、というよりも室内楽でも見たことがなく、初めてお目にかかりますといったところ。小型のチェロを首から下げて弾くといった外観。古楽器の仲間でしょうか。古楽器の美点は平和をしぜんに表せることであるというのには共感。曲も和声進行がシンプル、心にぬくもりが感じられるという。確かに穏やかな心持で穏やかな光にぬくもっているという感じが。今回の曲目もすべてバッハのチェロ無伴奏でした。
 この楽器の出番が多いか少ないかはわかりませんが、このようなたぶん一般的ではない楽器に魅せられ復元するなどして一生をかけて奏で守っておられる方々のすがたは魅力的です。

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