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人生の達人

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クラシック倶楽部、けさは、ヤニーナ・フィアルコフスカのピアノリサイタル

 20世紀を代表する巨匠アルトゥール・ルビンシュタインが絶賛したカナダ出身の女性ピアニスト▽正当派のオール・ショパン・プログラム▽前奏曲「雨だれ」、スケルツォ第4番、3つのマズルカ作品50ほか▽2016年2月6日 武蔵野市民文化会館小ホール

 

 実はきょうの分のプログラムを確かめておかなかった。あすは字幕にはとらわれずにゆっくり聴こうと5分遅れで今朝のスイッチ・オン。字幕をたいして気にも留めずに聴いていたところ、ヤニーナが、「ルービンシュタインが、最後列の客席にもしずかな音が届くように弾くべきだと教えてくれた」と言ったところで、え? ヤニーナはルビンシュタインの弟子なの? なぜそれをはやく……、教えてくれないのもなにも、すでに番組予告はされていたわけで誰にも文句の言いようがない。どうも最後の弟子だったらしい。
 ルビンシュタインの名を聴くと一気に目が覚めるのも、かつて、ハイフェッツ、ルビンシュタイン、 ピアティゴルスキーは百万ドルトリオといわれており、FMラジオから流れてきた演奏に目が覚めたことがある。あれだけの演奏をともに奏でていても、ルビンシュタインとハイフェッツは粗利が合わずよく衝突していたらしい。それでも名演奏が成り立つところが不思議なのだが、そこは互いにプロ、性格の不一致があろうとも一旦仕事となればハーモニーを成立させるのだろう。

 ルビンシュタインについて吉田秀和が書いたエッセイを取り上げているブログ「ねこねこブログ」 につなぎます。吉田秀和が、ルビンシュタインのピアノが聴くものを幸福にするのは、彼がピアノの名人であるばかりではなく、人生の達人であるからなのだといっています。

 きょうは本末転倒、ヤニーナの演奏からもらった幸福を書くべきところを、その師のすばらしさの方に偏ってしまいましたが、ヤニーナも人生の達人の域と感じられました。ヤニーナ、雰囲気もすばらしい女性です。世の中にはいるんですよね、このようなすばらしい女性が。自覚するところ多い筆者はただただ小さくなっております。

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