際限のないこと
紅葉も散り終え、いよいよ庭の花も終わりとふと見あげると、高すぎて手入れが行き届いていない枝先に白い薔薇が一輪。ズームで引き寄せ、幾分あせた青い中空から、やっとこれぐらいに切りとりました。PCがどこか不安定で、いつ画面がかき消えるかもしれない不安が。薄青い空の色調を帯びる陰影、薔薇自ら存在の不確かさに気づきおびえているように見えなくもない。
☆
けさのクラシック倶楽部、放送予定を見ないでいたところが、
林光うたの世界
作曲家林光、2012年に80歳で他界。あまりに有名で、ここで書くべきか迷うわけだけれども、一応Wikiをのぞいて意外性を探してみると、林光は「慶應義塾高等学校在学当時、同校で教鞭を執っていた遠山一行の授業を受けたことを終生誇りにしていた」とある。その遠山一行はクリスチャン家庭で育ち、一行もプロテスタントで育っているようだ。
2014年7月21日、NHKスタジオで収録。
【出演】三縄みどり(ソプラノ)、山田美保子(メゾソプラノ)、布施雅也(テノール)、荒川洋(フルート)、塚田佳男(ピアノ)【曲目】「ああ結婚!」「夫婦」「子供と線路」「四つの夕暮の歌」「三十五億年のサーカス」ほか
聴いたことがない曲が多かった。「四つの夕暮のうた」、コンクールの課題曲にもなっている。ハイネの詩を作曲した「二人が別れるとき」、中野重治の詩を作曲した「わかれ」などを興味深く聴いた。これからは、林光かなと思われるうたが流れてきたときには、少なくとも注意を喚起させるだろう。企画、選曲に感謝!
今の今まで、聴いたことのない音楽を寿命のあるうちにできるだけ聴きたいと思っていたけれども、これは際限のないことだと気づく。
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話題は一転、先週の土曜日の午後はもりおか童話の会に出席。中央公民館に入ると写真展があったので、駆け足でひとめぐり。
童話会では、皆様の個性あふれる作品に多くの示唆をいただく。
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