名曲が名曲に
音楽のことを考えると、PCの前でさてきょうは何を書いたらよいかと逡巡し時間を浪費してしまうことがない。音楽が人生至上のものという価値観はないけれども、取り掛かりやすいので、つい先に書いている。
けさのクラシック倶楽部は、
極めて優れた技巧を持つ奏者「ヴィルトゥオーゾ」。伝説のバイオリニスト・パガニーニなど数々のヴィルトゥオーゾたちが書いた超絶技巧曲を、日本の第一人者・バイオリンの渡辺玲子が演奏▽【曲】ネル・コル・ピウ、モーゼ幻想曲(パガニーニ)、カルメン幻想曲(ワックスマン)ほか▽【出演】バイオリン・渡辺玲子
ピアノ・江口玲 指揮・渡邊一正 管弦楽・東京フィル▽【収録】2016年2月24・27日 NHKスタジオ
きょうはパガニーニという鬼才が作曲家、演奏家にどれほどの影響を及ぼし、創作意欲や演奏意欲を搔き立て引き出したかを目の当たりに。シューベルト、ブラームス、ラフマニノフ、シマノフスキーがパガニーニに燃やされ、さらに作曲技法を駆使してパガニーニを取り込み消化し独自のアレンジを加え超絶技巧作品と仕上げたという感じが。これらを渡辺玲子さんのヴァイオリンが証明してくれた。渡辺さんの「魔王」による大奇想曲、登場の5役をヴァイオリンひとつでの弾き分け、興味深く聴きました。江口玲(あきら)さんのピアノ、「ラ・カンパネラ」がまた素晴らしかった。繊細な部分も実に瑞々しく流麗でした。
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