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2016年11月

時の勝利

 時よ、そんなに慌てないでくれ。足がもつれそうだから。時よ、そんなに急かさないでくれ、つまずき倒れそうになるから。どうかもっとゆっくりと進んではくれまいか。
 はや年の瀬。何もかもが未完成。ベートーヴェンの10番やシューベルトの7番や、チャイコフスキーの7番ならば、それでも人は聴くだろう。しかしこの内にある未完成は誰にもどこにも届かない。音符が足りないのだ。うまく休符も打てやしない。リズムは入り乱れ、いまだ音程さえも取りかねている。けれども時はいつも駆け足、倦まず弛まず、その生命力は強靭。力尽きることをつゆも知らない。すべてに始めと終わりがあるというのに、呆れるほどにけじめがない。時はただ先へ先へと行くばかり。どうやら時にだけは、誰も休符や終止があることを教えなかったらしいのだ。

 して、きょうのクラシック倶楽部 は、
 とにかく強い自負と誇りの高さ、演奏も一級のイギリス名門のブラス・バンド、ブラック・ダイク・バンドでした。門外不出の曲までをしっかりと守っているあたり、これはもう番組のHPでご覧いただくことに。▽【曲目】クイーンズバリー(ケイ)歌劇「ルスランとリュドミーラ」序曲(グリンカ)ミッション・インポッシブル(シフリン)トライアンフ・オブ・タイム(グレイアム)組曲「山の王」から「羊飼いの娘の踊り」(アルヴェーン)イモータル(クーパー)ほか
収録はNHKホール

 

 「羊飼いの踊り」はユーフォニアムのソロ。ユーフォニアムはどんな楽器か見たことがあるだけで聴いたことがなかった。込み入った重量感のある管の柔らかな響きに聴き入りました。「トライアンス・オブ・タイム」、それこそ「時の勝利」、にはぜんぶの楽器のソロ演奏があり、興味深く。
 弦楽器は古色蒼然としている方がいい音が出そうに見えるのですが、きょうの管楽器の美しさ。磨き抜かれた黄金色に、ホールの天井の並ぶライトが湾曲していたり、指揮者のすがたが小さく逆さまに映っていたり、楽団員の服の襟や袖の赤い折り返し、そしてその金の縁取り、男女問わずの黒い蝶ネクタイが小さく並んでいたり、楽器の湾曲に流れるようなさまざまな光景、ステキでした。ミゼレーレではないけれど、門外不出は「イモータル」。この楽団の打楽器奏者であったクーパー作曲。誰かモーツァルトのような耳の良い方が、すぐさま楽譜にしてはくれないものか。

 

きょうは2,3行でと思いつつ書いてしまったこのページ。さすがに明日からは忙しい。どうなることやら。

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夢と同じもの

  けさのクラシック倶楽部
イエルーン・ベルワルツ トランペット・リサイタル ▽名手ベルワルツによるバラエティーあふれるプログラム【出演】イエルーン・ベルワルツ(トランペット)、中川賢一(ピアノ) 【収録】2015年10月29日(木)武蔵野市民文化会館小ホール

 ヘンデル:作曲「組曲二長調ウォーターピース」/ガーシュウィン:作曲ガーシュウィン:作曲
ドクシツェル:編曲「ラプソディ・イン・ブルー」/ロジャース:作曲「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」/エネスコ:作曲「伝説」/細川俊夫:作曲「霧の中で」(8分10秒)/リゲティ:作曲「マカーブルの秘密の儀式」
(緑の字は番組紹介を参考に)

 トランペットというと的確に高らかに鳴る祝典などにいかにもふさわしい楽器というイメージ。ヘンデルの使い方も華やぎに多く使われているかと。ちょっと砕けて新しく「ラプソディ・イン・ブルー」。やはり注意を喚起されるのは初演、初めてアーティストによって演奏されるデヴューの瞬間だ、それがきょうは、細川俊夫:作曲「霧の中で」(8分10秒)。ヘッセの「霧の中で」からインスピレーションを受けてトランペットのために作曲したという。日本で初演なら世界初演。霧の中に不穏な人の足音が間断なく響いているような、ちょうど映画の中の不吉なワンシーンを描くかと思ううちに、しずくのような音とともに静けさが訪れる。魂が静寂に向かって何かを叫び呼ばわるような何かを探し求めるような、見出そうとするような思索、想念的な響きのうちに、存在が静寂に溶けいりふつりと消えるという感じがした。作曲家にしてみたなら心外な感想であることもあり得るけれども、このような旋律をトランペットという楽器から見事に引き出しているという点で納得。「マカーブルの秘密の儀式」、理屈抜きに、いつも理屈抜きにだけれども、手放しでおもしろかった。

 ☆

 音楽ばかり書いていると、地に足がついていないかだけれども……
シェークスピアのテンペストを思い出し、ベートーヴェンのテンペストを聴く。

「我々は夢と同じ物で作られており、我々の儚い命は眠りと共に終わる」 

こうして無駄骨を折っているような

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中東の響きとジャズの混淆

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 植木鉢8個を家の中に移動。紅葉の大方は落下。掃き集められた落葉が庭の隅にこんもりとしている。覆うべくもない木々の神経系の指先にしゃりしゃりと凍てつきそうな暗いめの雲。雪はふるかな。雪はまだかな。白い花びらのような雪は。天上の雲母から一枚づつぺきぺきと剥がされた欠片が、漆黒の中空で震え小さくなって、柔らいでふうわりと漂っている。雪はまだかな。雪はもうふる、雪はいまふる。

  ☆

 けさのクラシック倶楽部は、
ファジル・サイのピアノと須川展也のサクソフォーンのリサイタル。 ▽【演奏曲】フランク:「バイオリン・ソナタ」、ファジル・サイ作曲「組曲 アルト・サクソフォーンとピアノのための 作品55」 ▽【収録】2014年10月16日/東京オペラシティコンサートホール
 
きょうのピアノはYAMAHA。ホールにピアノが何台か設置されていて選べるのかなと思ったり、ファジル・サイの要望で持ち込んだのかなとも。サイ作曲の組曲は世界初演だとか。どちらかというと間延びしたサクソフォーンを聴いたことしかない者には、この楽器もまた超絶技巧を奏しうることに楽器への意識を変える。ファジルが初めて書いたサクソフォーンの曲であるらしい。中東の響きとジャズの混淆。それにしても、弓を弾けば弦が鳴る。息を吹き込めば音が出る。作曲家の内側にある音楽制作のメカニズムが不思議でならない。内側にある音楽製造機はいったいどうなってるのだろう。

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安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。 出エジプト20:8

 「春がくるね」「いまから冬でしょ」。それがなぜかわたしには春のうららかな日差しを浴びる景色が見えている。昨日発表の最低気温は見ていないけれども、自分で確かめた-6℃。たしかに寒いのだが、実は寒くも厳しくもない。これは天の恵み。「それは錯覚でしょう」。それも一理。否定はしない。けれどもなぜか、記憶のデータからは、庭や道ばたや公園、遠くの野原や山々に一斉に萌えでる木々の芽吹きや、黒い土にとりどりに咲く春の球根、一帯に広がるタンポポや菜の花の明るい風景が次つぎに引き出されます。

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 先週のインマヌエル教会は世界宣教聖日でした。開かれた聖書のおことばは、第二コリント5:16~19。説教は世界宣教局支援部長、DVD視聴でした。

5:16ですから、私たちは今後、人間的な標準で人を知ろうとはしません。かつては人間的な標準でキリストを知っていたとしても、今はもうそのような知り方はしません。 5:17だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました。 5:18これらのことはすべて、神から出ているのです。神は、キリストによって、私たちをご自分と和解させ、また和解の務めを私たちに与えてくださいました。 5:19すなわち、神は、キリストにあって、この世をご自分と和解させ、違反行為の責めを人々に負わせないで、和解のことばを私たちにゆだねられたのです。

 
きょうはイエスさまのご降誕を待ち望む待降節の第一アドベント。教会では大掃除があります。

 ☆

 きのう午後には、教会員 I さん宅の新築祝いがありました。讃美歌をうたい、聖書のおことばを読み、ご家庭の祝福が祈られ、國光牧師製作の壁掛けが送られ、楽しい茶菓のひとときがありました。盛岡教会には建築設計士が3人いらっしゃいます。

 




 

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5時という時間

  けさの冷え込みは、自宅廊下0℃、居間10℃。さて外は、とウォーキング。山王浄水場付近-6℃。折り返すと、南昌山に連なる山々の紅葉を、鈍い朝日が浮かび上がらせている。右方には岩手山。冠雪が透明な薄紅色に。家を出るときには、こんな日には写真は無理とカメラを携帯しなかった。しかし場所を変え、望める地点に立てば、思いがけずこんな景色にも出会えるのだ。spade

 ついつい通して聴いてしまったクラシック倶楽部。この番組に親しむ以前は、室内楽はどこか物足りなく思っていた。しかし、番組を聴き続けるうちに、その多様さとグレードの高さ、豊かさに魅入られた。日本にはこんなにすばらしい作曲家、作詞家、演奏家がいたのかと嬉しかった。オーケストラ、交響曲もまだまだ知らないことがと、クラシック音楽館に想いが及んだが、ここでブレーキ。背後に積まれてあるCD,DVD,ブルーレイ、それと、12月はデジタルコンサートホールでアトランダムに聴くことに。これ以上TVに嵌ればどうなることか。それにしても朝5時番組、はじめは冬の連日5時起きはきついと思った。ところが、この時間には来客はない。電話がかかってくることもない。所用、家事もない。安んじて何にでも没頭していられるのだ。club

 一昨日だったろうか、西本智実がと書きだして、もう時間が遅いことに気づく。こんな終わり方もひどいものだけれども、もうタイムリミット。note
 

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名曲が名曲に

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                      ブルーベリーの紅葉

 音楽のことを考えると、PCの前でさてきょうは何を書いたらよいかと逡巡し時間を浪費してしまうことがない。音楽が人生至上のものという価値観はないけれども、取り掛かりやすいので、つい先に書いている。

 けさのクラシック倶楽部は、
 極めて優れた技巧を持つ奏者「ヴィルトゥオーゾ」。伝説のバイオリニスト・パガニーニなど数々のヴィルトゥオーゾたちが書いた超絶技巧曲を、日本の第一人者・バイオリンの渡辺玲子が演奏▽【曲】ネル・コル・ピウ、モーゼ幻想曲(パガニーニ)、カルメン幻想曲(ワックスマン)ほか▽【出演】バイオリン・渡辺玲子 ピアノ・江口玲 指揮・渡邊一正 管弦楽・東京フィル▽【収録】2016年2月24・27日 NHKスタジオ

 
きょうはパガニーニという鬼才が作曲家、演奏家にどれほどの影響を及ぼし、創作意欲や演奏意欲を搔き立て引き出したかを目の当たりに。シューベルト、ブラームス、ラフマニノフ、シマノフスキーがパガニーニに燃やされ、さらに作曲技法を駆使してパガニーニを取り込み消化し独自のアレンジを加え超絶技巧作品と仕上げたという感じが。これらを渡辺玲子さんのヴァイオリンが証明してくれた。渡辺さんの「魔王」による大奇想曲、登場の5役をヴァイオリンひとつでの弾き分け、興味深く聴きました。江口玲(あきら)さんのピアノ、「ラ・カンパネラ」がまた素晴らしかった。繊細な部分も実に瑞々しく流麗でした。

 





 

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音と音との間の静寂

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 秋じまいの終わった庭にまだ咲いていてくれた薔薇がありました。きのう撮ったのですが、青空に向かって、最後の輝きを精いっぱい放っています。

  ☆

 けさのクラシック倶楽部は、
  世界的フルート奏者エマニュエル・パユが、2016年に没後20年となる作曲家・武満徹の作品を奏でる▽エマニュエル・パユ(フルート)、クリスティアン・リヴェ(ギター)、高木綾子(フルート)、川本嘉子(ビオラ)、吉野直子(ハープ)▽「声」「海へ」「マスク」「そして、それが風であることを知った」「エア」(武満徹作曲)▽2015年9月13日NHKスタジオで収録
 エマニュエル・パユが武満作品を「心と体の融合を促す間」「音と音との間の静寂に自分の鼓動が聴こえてくる」といっていたけれども、喧騒に満ち輻輳しているいまに揺るぎない静けさが気負わぬ確信に満ちて貫かれている感じがする。頭部管がU字に曲がっているバスフルートが登場。また、フルート奏者が、声を発する部分は、やはり楽譜で音程などの指示があるのだろう。尺八を聴いている心境になった。この「声」の感想をうまく表現してくれているページがあったのでつないでみた。

  ☆

 盛岡市の石割桜、2本の竿から釣り下がる100本の縄で枝を結ばれ、幹をコモでおおわれ、岩の割れ目には藁を詰めてもらいと実に手厚く雪囲いしてもらっている。この手厚さに勝るものはないと思っていたところ、盛岡市茶畑の羅漢公園にはお茶の木が植えられているが、これが何と冬越しのためにハウスを作ってもらったらしい。凡そ1×3×0.5mの立派な箱型。アクリルの窓が前後についており、前面の2つの窓からはお茶の木の健康を目視できる。茶畑自治会で管理され、監視カメラを設置と書いてある。今朝は路上の水たまりにも氷が張っていた。お茶の木があたたかそうに見えた。

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宇宙大の室内オペラ

けさのクラシック倶楽部、
 西村朗こん身の室内オペラ「バガヴァッド・ギーター」インドの神話に基づいた、人類すべての苦しみと葛藤を昇華する壮大な作品をスタジオ演出でお楽しみいただく。あらすじ:戦いに疲れ悩む王子アルジュナ(加賀ひとみ)に、友人のクリシュナ(松平敬)はりんねからの解脱の道を説く。実はクリシュナは絶対神ヴィシュヌの化身であった。人が目指すべきシャーンティ(永遠の安らぎ)とは【収録】2015年2月15日NHKスタジオー番組のページから転載ー

 この続きを、この下に縷々と書き連ねたところが、また一瞬にして消えてしまった。これは私が書く領域ではないということかもしれないと思ってしまった。そちこちのページに飛び、作曲者、声楽家の凡そがわかった。とにかく壮大なオペラ、そしてそれを終始歌いあげ、歌いおおした声楽家の方々のすばらしさは!
 
 


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津波・フクシマ

YouTube 主よみもとに近づかん の動画検索結果

 けさのクラシック倶楽部、山田耕筰 の一連の交響曲を聴きながら、黎明期にこれだけの作曲を為しえたことにまたしても敬服。日本の作曲家としては最も尊敬できる。当時は音楽環境が現代とは雲泥の差、そのような中でこれだけの曲を書きあげている。数々の作品の中でも、私は交響曲が好きだ。聴くたびに尊敬の念が増す。貴重映像の中で、49年の「フィガロの結婚」を指揮するすがた、そして、自分は屯田兵、未開を拓くと語っているすがたが印象的だった。

 名曲アルバムに、メンゲルベルクが出ていた。これはすでに何度か流されているが、そのたびにおもしろく聴いていた。メンゲルベルクは鬼軍曹と呼ばれたオランダの指揮者。
 Wikiによれば、
1895年に24歳でアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者として採用される。この際バッハの宗教曲を演奏する必要性を強く説き、特に『マタイ受難曲』の演奏に特別の意思を示した。このため、自ら合唱団を組織することを条件として提示し、コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者を引き受けている。」
 R・シュトラウスの交響詩『英雄の生涯』は、メンゲルベルクとコンセルトヘボウ管弦楽団に献呈されているが、シュトラウスはメンゲルベルクに「君の好きなようにやってくれたまえ、だがけっして退屈にならないように」といっていたようだ。

 と、ここまでを聴き終えてちょうど5時55分、わたしにはひと区切りの6時という感覚だったけれども、TV画面が一斉に地震情報一色に。せかいは反転。震源地は? 震度は? フクシマは? 関東(身内、友人、知人)は? そして津波情報に暗澹。沿岸の方々はどんな思いかもなにも、この寒い明け方に生きた心地もしない、何たることだ!
 万が一、この辺りに震度5強,6規模がきた場合、自分はどのような順序で動くべきなのか、ひととおり頭に繰り返してはみるが、いざとなったとき、そのように動けるか自信がない。きょうは、ここは続く余震もなく足元にはほっとしたものの、沿岸は昼まで緊張を強いられている。
それでもきれいな青空が広がっていたきょう。そして窓に雨が吹き付けている今。タイタニックの最期のアンサンブルが奏でた曲「主よみもとに近づかん」を聴きながら締めくくろう。


 
 

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際限のないこと

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 紅葉も散り終え、いよいよ庭の花も終わりとふと見あげると、高すぎて手入れが行き届いていない枝先に白い薔薇が一輪。ズームで引き寄せ、幾分あせた青い中空から、やっとこれぐらいに切りとりました。PCがどこか不安定で、いつ画面がかき消えるかもしれない不安が。薄青い空の色調を帯びる陰影、薔薇自ら存在の不確かさに気づきおびえているように見えなくもない。

 ☆

 けさのクラシック倶楽部、放送予定を見ないでいたところが、
林光うたの世界
作曲家林光、2012年に80歳で他界。あまりに有名で、ここで書くべきか迷うわけだけれども、一応Wikiをのぞいて意外性を探してみると、林光は「慶應義塾高等学校在学当時、同校で教鞭を執っていた遠山一行の授業を受けたことを終生誇りにしていた」とある。その遠山一行はクリスチャン家庭で育ち、一行もプロテスタントで育っているようだ。
2014年7月21日、NHKスタジオで収録。

【出演】三縄みどり(ソプラノ)、山田美保子(メゾソプラノ)、布施雅也(テノール)、荒川洋(フルート)、塚田佳男(ピアノ)【曲目】「ああ結婚!」「夫婦」「子供と線路」「四つの夕暮の歌」「三十五億年のサーカス」ほか

 聴いたことがない曲が多かった。「四つの夕暮のうた」、コンクールの課題曲にもなっている。ハイネの詩を作曲した「二人が別れるとき」、中野重治の詩を作曲した「わかれ」などを興味深く聴いた。これからは、林光かなと思われるうたが流れてきたときには、少なくとも注意を喚起させるだろう。企画、選曲に感謝!

 今の今まで、聴いたことのない音楽を寿命のあるうちにできるだけ聴きたいと思っていたけれども、これは際限のないことだと気づく。

 ☆

 話題は一転、先週の土曜日の午後はもりおか童話の会に出席。中央公民館に入ると写真展があったので、駆け足でひとめぐり。
 童話会では、皆様の個性あふれる作品に多くの示唆をいただく。

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安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。 出エジプト20:8

 

先週も、クリスマスに向けて、トーンチャイムの練習がありました。「せいなる夜、星はきらめき…」、澄んだきれいな響きです。これが朝目がさめたときに耳の奥で聴こえているんですね。別世界の扉のまえに立っているような想いになります。

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 先週のインマヌエル盛岡キリスト教会
國光勝美牧師の説教題は『聖書は神の言(ことば)』、聖書引証個所はマタイ伝4:1~11

4:1さて、イエスは、悪魔の試みを受けるため、御霊に導かれて荒野に上って行かれた。 4:2そして、四十日四十夜断食したあとで、空腹を覚えられた。 4:3すると、試みる者が近づいて来て言った。「あなたが神の子なら、この石がパンになるように、命じなさい。」 4:4イエスは答えて言われた。「『人はパンだけで生きるのではなく、神の口から出る一つ一つのことばによる。』と書いてある。」 4:5すると、悪魔はイエスを聖なる都に連れて行き、神殿の頂に立たせて、 4:6言った。「あなたが神の子なら、下に身を投げてみなさい。『神は御使いたちに命じて、その手にあなたをささえさせ、あなたの足が石に打ち当たることのないようにされる。』と書いてありますから。」 4:7イエスは言われた。「『あなたの神である主を試みてはならない。』とも書いてある。」 4:8今度は悪魔は、イエスを非常に高い山に連れて行き、この世のすべての国々とその栄華を見せて、 4:9言った。「もしひれ伏して私を拝むなら、これを全部あなたに差し上げましょう。」 4:10イエスは言われた。「引き下がれ、サタン。『あなたの神である主を拝み、主にだけ仕えよ。』と書いてある。」 4:11すると悪魔はイエスを離れて行き、見よ、御使いたちが近づいて来て仕えた。

 
イエス様が悪魔とたたかい勝利した場面です。

 ☆

 この日はギデオン協会会員のOさんの訪問がありました。ギデオン協会では、学校、ホテル、病院などあらゆる方面に聖書をお配りする活動をしています。

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写真一枚

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調和

   

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 クラシック倶楽部、きのうはモディリアーニ弦楽四重奏団 を書いた記事が一瞬にして消えてしまい、たとえ短くとも費やした時間が無駄になり、空疎な気分を抱えてPCを閉じた。これを書かなかったとしても誰にもどこにも影響などないと思いつつも。
 とかくアンサンブル、オーケストラは演奏者の個人名が団の名の後ろに一歩下がっているかのようで、できるだけ書き出したく、Vnはフィリップ・ベルナール、ロイック・リョー、Voはローラン・マルフェング、Vcはフランソワ・キエフェルと記しておく。この4人がそれぞれに人間関係を確立し信頼しあっていることは見る目にも楽しく好ましい。ドビュッシーの弦楽四重奏曲 ト短調 作品10から第1、第2、第4楽章、ラヴェルの弦楽四重奏曲 ヘ長調、良い意味での均整、調和のとれた演奏だった。
 けさは見落とし、ならぬ聴き落とし。HPの紹介には「ディオティマ弦楽四重奏団」「現代作品を得意とするフランス気鋭のカルテット」「シェーンベルクを熱演 」とあり、だいぶ損をした気分に。
 今しがた弦楽四重奏曲 第1番 ニ短調 作品7 を聴いてみた。ディオティマでなければ意味がないとは思いつつ。

 ☆

 「早起きは三文の毒と教わった」と書かれてあるブログもある。確かに、夜明け前には血圧がぴっとあがるなど、体調に異変とまではいえなくとも何某かの変化がある。やはり危険な時間帯でもあるのだろう。事実、けさは慎重にしていようと思わせられた。

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書き直しはしない

 一つ操作をし忘れ、記事を紛失。書いたものが忽然と消えてしまった。これまでもあったこと。きょうはこの成り行きにしたがうことに。

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クラシック+ジャズ

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  データを見ているうちにこんな写真が。2013年11月18日午前5時55分とある。3年前の今時期は、とにかく5時起きで毎日毎日歩いていた。これは盛岡市の新庄浄水場付近。夜明け前に夜明けに向かって歩いていた。アスファルトに、砂利道に、草地に、ぬかるみに、平坦な道に、でこぼこ道に、下り坂に、上り坂にと、明るみがあろうとなかろうと、黙々とひたすらに歩いていた。一歩踏みだし、また一歩先に進むために。

 ☆

 きょうのクラシック倶楽部は、

ザ・フィルハーモニクス演奏会 ▽【出演】ザ・フィルハーモニクス ▽【演奏曲】喜歌劇「騎士パスマン」 から チャールダーシュ(ヨハン・シュトラウス 作曲/コヴァーチ 編曲)カリブ(ミシェル・カミロ 作曲/F.ヤーノシュカ 編曲)オブリヴィオン(ピアソラ 作曲/F.ヤーノシュカ 編曲)ほか ▽【収録】2014年6月20日/東京芸術劇場 コンサートホール
「喜歌劇「騎士パスマン」から チャールダーシュ」
(作曲)ヨハン・シュトラウス、(編曲)コヴァーチ
(4分19秒)
~東京芸術劇場~

上記以外の曲目は
「バラエティ・ステージ・オーケストラのための組曲から ワルツ第2番」
(作曲)ショスタコーヴィチ、(編曲)コヴァーチ
「コル・ニドライ 作品47」
(作曲)ブルッフ、(編曲)コンツ
「「屋根の上のバイオリン弾き」組曲」
(作曲)ジェリー・ボック、(編曲)F.ヤーノシュカ
「スペイン」

(作曲)チック・コリア、(編曲)F.ヤーノシュカ

 ジャンルの違うクラシック奏者とジャズ奏者が組んだ器楽アンサンブル。ジャズとクラシックがアンサンブルを組んで結局は分裂した例を知るだけに、その難しさは想像できる。ただそれぞれの演奏技術が高いのと、ヤ-ノシュカという両方のリズムと感性に長けたアレンジャーの存在が、ハーモニーを具現していると思われた。おもしろくするために思い切ったことをやろうじゃないかという心意気、サービスが感じられ、そう気づくことで愈々演奏が楽しく聴こえてくるから不思議だ。

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各パートが対等

サムネイル画像

        ミミズク

 ☆

きょうのクラシック倶楽部
東京・春・音楽祭2014~ブラームスの室内楽~ 【収録】2014年4月9日/東京文化会館 小ホール
歌曲集 作品91から「ひそかなあこがれ」」
(作曲)ブラームス、(カウンターテナー)藤木大地、(ビオラ)川本嘉子、(ピアノ)渡邊一正
「ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 作品25」
(作曲)ブラームス、(バイオリン)渡辺玲子、(ビオラ)川本嘉子、(チェロ)向山佳絵子、(ピアノ)渡邊一正
-緑の字は転載部分ー

カウンターテナー。ソプラニストとカストラートがあるようだ。海外のカウンテナー歌手にはこの区別を付してある。日本のカウンテナー歌手にこの別を付していないところを見ると、カストラートはいないのかもしれない。藤木大地さん、2012年、第81回日本音楽コンクール声楽部門で優勝。カウンターテナーの優勝は大会史上初。Vn渡辺玲子さん、1986年、パガニーニ国際コンクールで第1位なしの第2位を受賞した。Vo川本嘉子さん、1992年 ジュネーヴ国際音楽コンクール ヴィオラ部門 第2位(1位なし)。向山佳絵子さん、第10回ガスパール・カサド国際チェロ・コンクール第1位入賞、N響チェロ奏者。渡邊一正さん、指揮者、ピアニスト。1996~2015年3月まで東京フィルハーモニー交響楽団指揮者を歴任。

 ブラームスについてお三方が話されただいたいのところは
 心に闇、悩みがあり、演奏することで、自分の中にもあるそういったものを、すっと持っていってもらえる。(川本)/ブラームスはパートがぜんぶ対等であり、気が抜けない。シンフォニーは難しくて覚悟がいる。深遠さもある。楽器を知りつくして作曲されている。(渡邊)/民族的な部分もある、深遠さ広大さだけでなく…
聴き落とし…(渡辺)

 このうち今回なるほどと思ったのは、「パートがぜんぶ対等」、これを納得。ピアノ四重奏曲は覇気、気概が感じられ、重厚さ、コクがあり、聴いたという実感が得られ、豊かな時間となった。

 ☆

 今朝浮かんだのはイエスさまのおことばでした。
すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。(マタイ11:28〜30)

 ☆

 ミミズクはなぜか午前中に脈絡もなく思い浮かんだので、無料画像をコピーしてみました。きのう同様に浮かんだのは九輪草とドビュッシー。スーパームーンということで無意識のうちに「月の光」からの連想だったのかもしれません。




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アトリウム弦楽四重奏団

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 けさのクラシック倶楽部は、アトリウム弦楽四重奏団。2000年にロシアのサンクト・ペテルブルク音楽院に学ぶ4人によって結成された。チャイコフスキー、ショスタコーヴィッチの全曲演奏に取り組む。チャイコフスキーの弦楽四重奏は3曲。1番はよく演奏されるが、2番ヘ長調作品22は演奏される機会が滅多にないらしい。チャイコフスキー 33歳のときに短期間ですらすらと比較的容易に作曲されたという。抒情的でスラヴ的な哀感があるとの解説の通りだった。ロンドン国際弦楽四重奏団コンクールで第一位。第一Vnアレクセイ・ナウメンコ、第二Vnアントン・イリューニン、Vaドミトリー・ピッルコ、Vcアンナ・ゴレロバ。

 個人的には2曲目のアレンスキー作曲『チャイコフスキーの主題による変奏曲』をおもしろく聴いた。【収録】2013年12月9日/東京文化会館小ホール

  ☆

 ふと、コンサートホールのピアノのことを思った。この番組に登場したほとんどがスタインウェイだった。ベーゼンドルファーが一度。ハマハは2度見た。そのうちの一つは、アクトシティー浜松中ホール。浜松の楽器産業ゆえなのか。ちょっとネットに見えていた新品スタインウェイが約1642万円。北海道の斜里町もスタインウェイ。よい音楽をよい楽器でとの心意気が感じられる。ヴァイオリンでは億単位のストラディバリウスもあり、それに比べたならピアノはそれほどでもという見方もあるかもしれない。しかし、高価なスタインウェイ。全国の音楽ホール、文化会館というところに、はたしてどれだけの数のスタインウェイが入っているのだろうか。

  ☆

 音楽をいちばんのくつろぎとし、ブログネタとして書いては楽しんでいるけれども、実は深刻なのは米国の大統領選でも韓国のパク・クネでもなく環境だと思われる。 人の暮らしの容れものが壊れつつある。これはある意味名古屋駅前の陥没どころでもなく、と、次に難民の問題やISテロなどと書き連ねることは心が痛み、何かどういったものかと思うけれども、株価、トランプの行方も気がかりではあるけれども、さまざまなことに気を取られているこの間にも、容れもの崩壊は進んでおり、最初は少しづつ、しかしその少しづつが度重なるうちには、それの負の相乗効果が一気に現れ広範囲に及ぶ大規模崩壊となるのでは。もはや経済優先をやっているどころではないという恐怖感が。安倍さんが得々とインドとの原子力協定に署名するすがたには何も広島、長崎の方々ではなくともただ唖然。

 今朝のTV,狭められていく氷上に、白い北極ぐまの母親。そして寄り添う二匹の子ぐまたち。荒涼とした風景の中で、そこだけに安息と平安があるかのように。それが深刻な温暖化の影響を受けている。
 日々押し寄せる問題の解決の糸口を見つけるだに、立て続く災害、戦争、民族問題、政争と混迷を深める中で、母親の懐にあるような安息、平安はいったいどこに。

 



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安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。 出エジプト20:8

 

今朝は霧がたちこめていたようですが、外を眺めているゆとりもなく、忙しくあれこれ片づけておりました。

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 先週のインマヌエル盛岡キリスト教会では、召天者記念礼拝でした。この教会の会員となり、亡くなられた方々は21人。國光勝美牧師、ひろ子牧師がこの盛岡に開拓伝道を始めて42年、21人、0歳から97歳の方々が天に召されています。プロジェクターによって映し出されたおひとりおひとりのお顔を拝見しながら、講壇に見事な生け花を飾ってくださった方、虫眼鏡で熱心に聖書を読み研究しておられた方、学問の世界で社会に貢献された方、会員の皆様に細やかな心遣いを忘れなかった方、決して人の悪口を言ったことがないと弔辞にたたえられた方、重いリュウマチで車いすにありながら税理士試験を突破し自立しておられた方、たしか戦後満州から帰られその関係で他の方々をも引き受け世話をされた方、方、方、…、…、みな模範たり得る信徒がたであったことが改めて思われました。
 
 この日の國光勝美牧師の説教は『今は恵みの時、今は救いの日』。聖書引証は第二コリント6:1,2です。

1 私たちは神とともに働く者として、あなたがたに懇願します。神の恵みをむだに受けないようにしてください。 2 神は言われます。「わたしは、恵みの時にあなたに答え、救いの日にあなたを助けた。」 確かに、今は恵みの時、今は救いの日です。

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ノクターン嬰ハ短調

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 金曜日に聴いたクラシック倶楽部は、
 ギャリック・オールソン ピアノ・リサイタル▽【出演】ギャリック・オールソン(ピアノ)【曲目】(1)ベートーベン:ピアノ・ソナタ第31番(2)ショパン:練習曲集 作品25から第5番・第6番(3)ノクターンハ短調 作品48第1(4)バラード第1番 ほか 【収録】2016年5月9日 浜離宮朝日ホールーHPからー

 
1948年生まれ。生まれながらのショパニスト。今週はずいぶんとショパンをきいた。ノクターン嬰ハ短調はポーランドの命運と相まってか、深く心に刻まれる。
 
 この週のピアノリサイタルも一応聴きとおした。来週は弦楽四重奏。頓挫するかもしれない。一日おきか、お薦めだけでも聴いておこう。

  ☆

 午前、買い物がてらの散歩。滅多には行かない八幡宮の境内を通ってみる。紅葉が朱色に輝いていた。

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雨だれ

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 きょうは11月11日。ご近所の方が岩手日報に見えていた。3・11関連。時を経ても、悲しみが薄まることはないご遺族のお気持ちが察せられる。

 終日雨。ふっとショパンの雨だれがこぼれ落ちる。その音の奥にはさらに音のない警鐘。きょうはもうPCを閉じなさい。きょうの一日にありがとう。PCもなにかどこか不安定。きょうはほんとうに休んだ方がよさそうだ。

  

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人生の達人

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クラシック倶楽部、けさは、ヤニーナ・フィアルコフスカのピアノリサイタル

 20世紀を代表する巨匠アルトゥール・ルビンシュタインが絶賛したカナダ出身の女性ピアニスト▽正当派のオール・ショパン・プログラム▽前奏曲「雨だれ」、スケルツォ第4番、3つのマズルカ作品50ほか▽2016年2月6日 武蔵野市民文化会館小ホール

 

 実はきょうの分のプログラムを確かめておかなかった。あすは字幕にはとらわれずにゆっくり聴こうと5分遅れで今朝のスイッチ・オン。字幕をたいして気にも留めずに聴いていたところ、ヤニーナが、「ルービンシュタインが、最後列の客席にもしずかな音が届くように弾くべきだと教えてくれた」と言ったところで、え? ヤニーナはルビンシュタインの弟子なの? なぜそれをはやく……、教えてくれないのもなにも、すでに番組予告はされていたわけで誰にも文句の言いようがない。どうも最後の弟子だったらしい。
 ルビンシュタインの名を聴くと一気に目が覚めるのも、かつて、ハイフェッツ、ルビンシュタイン、 ピアティゴルスキーは百万ドルトリオといわれており、FMラジオから流れてきた演奏に目が覚めたことがある。あれだけの演奏をともに奏でていても、ルビンシュタインとハイフェッツは粗利が合わずよく衝突していたらしい。それでも名演奏が成り立つところが不思議なのだが、そこは互いにプロ、性格の不一致があろうとも一旦仕事となればハーモニーを成立させるのだろう。

 ルビンシュタインについて吉田秀和が書いたエッセイを取り上げているブログ「ねこねこブログ」 につなぎます。吉田秀和が、ルビンシュタインのピアノが聴くものを幸福にするのは、彼がピアノの名人であるばかりではなく、人生の達人であるからなのだといっています。

 きょうは本末転倒、ヤニーナの演奏からもらった幸福を書くべきところを、その師のすばらしさの方に偏ってしまいましたが、ヤニーナも人生の達人の域と感じられました。ヤニーナ、雰囲気もすばらしい女性です。世の中にはいるんですよね、このようなすばらしい女性が。自覚するところ多い筆者はただただ小さくなっております。

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カツァリス & 辻井伸行

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  ここのところアップしているのは、さるご家族と一緒に行ったときの盛岡動物公園での写真です。

 ☆

 きょうのクラシック倶楽部は、

【出演】シプリアン・カツァリス(ピアノ)【曲目】即興演奏、シューベルト:3つのピアノ曲D946から第2曲、リスト作曲カツァリス編曲ピアノ協奏曲第2番〔ピアノ独奏版〕ほか ▽現代を代表するピアニストのひとりシプリアン・カツァリスが、超絶技巧を駆使してピアノ演奏の限界に挑む!即興演奏ではオリンピックをわかせたあの名曲が次々と演奏! ▽2014年3月7日アクトシティ浜松 中ホールで収録

 シプリアン・カツァリス 、とにかく巧い、上手い、美味い。個性的な名演奏は、寝ぼけていても目を覚まさせる。演奏には、努力して傾聴しなければならない演奏がある。しかしカツァリスは有無を言わせない。耳にしたときには、もう捕まってしまっているのだ。聴かせどころが超絶技巧を主とするかと思えば、詩的な表情も併せ持ち唸らせる。

 もうきょうはカツァリス三昧になるかと思いきや、午前は所用で潰れ、午後はほっとしたところで、米大統領選の行方が気になりTVに。ウィキの米、歴代大統領第45代には、はやくも、あの方の写真が納まって……何という手際の良さ。
 夕方に、どっと疲れて聴きたくなったのは、自分でも意外や意外、辻井伸行さんのピアノだった。国益ってほんとうは何なの? 戦いに決着がついてしまうと、どっと疲れが。ああ、この喧噪、野心渦巻く政治世界は…そこから逃れて聴いていたのは観ていたのは辻井さんでした。あのカーネギーホールのデヴュー版。

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感情の閉じ込め

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  昨朝、霜で真っ白なフロントガラスに、冬の到来を実感。散歩途中、近くの駐車場では、バッテリーがあがったクルマを充電していた。冬の到来を実感。今夕も冷え込んでいる。

 ☆

 クラシック倶楽部、こう寒くなってくると、いつまで視聴を続けられるのか自信がない。オンデマンドもちらりと過ったけれども、過去の例では、いつでも観られるとなると、いつまでも観ない。ということで、今朝も5時起床。

クン・ウー・パイク ピアノ・リサイタル【出演】クン・ウー・パイク(ピアノ) ▽【演奏曲】即興曲D.899から第1番ハ短調/3つのピアノ曲D.946から第3番ハ長調/楽興の時D.780から第2番変イ長調/3つのピアノ曲D.946から第2番変ホ長調/即興曲D.899から第4番変イ長調/楽興の時D.780から第6番変イ長調(以上 シューベルト作曲)  ▽【収録】2013年11月8日/トッパンホールークラシック倶楽部より転載ー

 自分はアジア人であることをきっかりと意識しているクン・ウー・パイク。東洋人は感情を硬く内側に閉じ込めており、そこから飛び出すのにかなりの努力が要った。可能な限り感情を解放することに努めた。究極の目標は人と人とのコミュニケーション、対話であり、音楽は、抽象的な感情表現なのだといったことを語っている。ピアノ曲を歌曲のような構成にしたらどうか、ピアノはどんなこともできる楽器であるとも。聴いておくべき演奏だった。

 

 

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ピアノコンクール

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 音楽のことを考えると、なにかしら書きやすい。中村紘子さんが亡くなられたことを天声人語で知ったとき、真っ先に、ピアニストであると同時に華やかなスターだったことが思い出された。最近になってから、1レッスン料を聴いたときには驚きもした。
 今朝のクラシック倶楽部は、その中村紘子さんの2013年10月20日のサントリーホールでのリサイタル。録画の中で、バッハの「パルティータ 第2番 ハ短調」 はいちばん好きな曲だと仰っていた。やはりバッハだった。そしてショパンが続いた。中村さんは2016年7月26日に72歳で亡くなられているから、3年前の映像。
 ショパン国際ピアノコンクールの入賞者であること、その審査員を務めたこと、そしてスター性が際立っていたことが印象深い。
 国際コンクールは、ショパンの他にも、チャイコフスキー、エリザベート、ロン=ティボー、ヴァン・クライバーン等々、数々あるようだが、とりあえずショパン国際ピアノコンクールで、日本のピアニストはどんな位置を占めているのかよくわからないので、大それているかもしれないが、以下に、wikiから転載してみた。これですこし見晴らしがよくなる。

日本人の入賞者

日本人の審査員

  ・ 第8回 - 永井進(日本人初)
  ・ 第9回 - 井口愛子

 

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安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。 出エジプト20:8

母の手をぐいぐいと引く幼児のめぐりに響く紅葉のシンフォニー    ぶんな

 

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 先週のインマヌエル盛岡キリスト教会國光勝美牧師の説教題は『わが霊によるなり』。聖書引証はゼカリヤ4:6でした。

すると彼は、私に答えてこう言った。「これは、ゼルバベルへの主のことばだ。『権力によらず、能力によらず、わたしの霊によって。』と万軍の主は仰せられる。

 教会ではクリスマスに向けての活動がスタート。トーンチャムの練習が始まり、有志による楽器演奏の練習も始まります。わが教会のマエストロは大忙し。楽譜のパートの準備や指示、指導と余念がありません。
 難民の方々や熊本など各地で地震や台風の被害に遭った方々の上にもクリスマスの祝福が及びますようにお祈りいたします。

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ラフマニノフ「晩禱」

 クラシック倶楽部、11月3日は、北海道斜里町の公開収録。斜里町というと知床の西側。とにかく遠かろう寒かろうといった印象。しかし、緑の野に草を食む鹿が映し出されており、ああ、こんな素敵な景色も。訪れて斜里町の心を温めたのは、ハープ奏者はミュンヘン国際音コン第2位、リリー・ラスキーヌ国際ハープコンで日本人初優勝の山宮るり子さんと、フルートは、第23回日本管打楽器コン第1位のほか、数々のコンクールで上位をおさめ、現在東京都交響楽団のフルート奏者を務める小池郁江さん。ー緑の字はHPからー
 余談ですが、鹿が草を食んでいるのを見たのはほんの一瞬。ほんとうに草を食べるのかどうか不安になりました。というのも、鹿せんべいを食べている姿しか見たことがないからです。それがユーチューブを見ると、確かに草を食んでいる動画があり、ほっとしたわけです。 
 クラシック倶楽部に登場する音楽家の方々は、もう素晴らしかった、よかったと言う必要がなくみな実力を備えた方ばかり。ただ時折、これはもう天才の域と息をのむことや人間味あふれているときがある。その違いぐらいかと思っていますが。教えていただく、新たに何某かを教えていただきたい、そんな心境でいつも耳を傾けています。

 黛敏郎「ROKUDAN]、筝曲「六段の調べ」を重ねながら興味深く聴きました。「交響詩モルダウ」、ハープという楽器は、水の三態ばかりではなく、水の湧き出るさま、渓谷を流れ下る音、川の深さ、広さ、そして岸辺の音、奔流、せせらぎと、ありとあらゆる水の表情を表し得るようです。ただ繊細な高音部がしっかりと聴き取れなかったことが唯一残念。たぶんあの音は、会場の前列の方々にぐらいしか聴き分けられないのでは。優れた受信装置を備えている方々はキャッチしたかもしれませんが。「カルメン幻想曲」の超絶技巧、フルートの確かな響き、ハープとのグラデーション、心地よいものでした。

 ☆

 このあとの名曲アルバムに、ラフマニノフの「晩禱」が流れたのですが、敬虔な信仰に生きるロシアの人々のすがたに照らされました。モーツァルトのレクイエムは、聴こえた途端に、ある意味圧倒的な曲想に黙せざるを得ないのですが、ラフマニノフの「晩禱」は、それとはまた違った宗教的感慨に満たされる。これが人類にとってどんなにすばらしい曲であるか、個人的に力説しても説得力に欠けるわけで、説得力のあるラフマニノフの「晩禱」の解説につないでおくことにします。ぜひご覧ください。

 ☆

きのう11月4日のクラシック倶楽部は、

シギスヴァルト・クイケン「オリジナル楽器で聴くバッハ」  ▽【出演】シギスヴァルト・クイケン(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)▽【演奏曲】バッハ作曲 無伴奏チェロ組曲「第1番 ト長調 BWV1007」、「第3番 ハ長調 BVW1009」、「第6番 ハ長調 BWV1012からサラバンド、ガヴォット」▽【収録】2014年7月6日/フィリアホールーHPより転載ー

 音楽史の途上で多くの楽器が生まれ、また消えていったものもあり、その個性ゆえに生き続け奏されている楽器があるのでしょうが、ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ。オーケストラでは見ることがない、というよりも室内楽でも見たことがなく、初めてお目にかかりますといったところ。小型のチェロを首から下げて弾くといった外観。古楽器の仲間でしょうか。古楽器の美点は平和をしぜんに表せることであるというのには共感。曲も和声進行がシンプル、心にぬくもりが感じられるという。確かに穏やかな心持で穏やかな光にぬくもっているという感じが。今回の曲目もすべてバッハのチェロ無伴奏でした。
 この楽器の出番が多いか少ないかはわかりませんが、このようなたぶん一般的ではない楽器に魅せられ復元するなどして一生をかけて奏で守っておられる方々のすがたは魅力的です。

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写真一枚

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ややもすると陰りそうな、しかし午後も光が紅葉を間歇的に照らしては天気がどうにか保たれました。深まりゆく秋。

 

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第46回松見ヴァイオリン教室発表会

 文化の日、「文化」ということばは、どうもわたしの中では戦後の文化住宅とか、中国のあの熾烈な文化大革命と結びついており、すぐには芸術に結びつかないのですが、そんなことはどうでもいいこと。何れきょう、午後2時から、ヴァイオリンを聴きに行ってきました。実は時を同じくして、もりおか歴史文化館でもシンフォニエッタ盛岡のコンサートが。ヴァイオリンの宮野さん、チェロの畑村さん、ふだんはピアノを弾かれる鈴木さん方が出演していたはず。今回は2か月まえから行くと約束していた子どもたちのほうに駆けつけました。

 プログラム1番の4人の子どもたちの「きらきら星変奏曲」、宮古ジュニアオーケストラのステージにかつて出していただいたことを思い出し胸が熱くなりました。

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 小2 バッハのヴァイオリン協奏曲第一番イ短調第一楽章 

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小5 ブルッフのヴァイオリン協奏曲ト短調第一楽章

 写真は身びいきで載せていますが、どの方の演奏もそれぞれに個性があり、堂々と弾くすがたは頼もしく、たいへん楽しいものでした。都合により第一部しか聴くことができませんでした。第二部では、中学生、高校生、一般の方々と第30回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会に出場し入選した服部亮輔さん(小6)、奨励賞の山蔭歩さん(中1)、同じく奨励賞の菊地採江子さん(中3)の演奏、そして松見和子、雅子両先生、佐々木典子先生の演奏でしたので、かなり聴きごたえのあるものであったと思います。またこの教室の中からは、更に全国に飛躍できる生徒さんがまだまだいらっしゃると思われます。松見ヴァイオリン教室は、拙宅の近く、思えば、通う生徒さんたちが、あの教室で入れ替わり立ち替わりコンチェルトを弾いている、ほんとうにすごいことです。ピアノ伴奏は佐賀美奈子、林秀、佐々木典子各先生方でした。

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向いくる冬

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  久方ぶりにこんな空を見た気がします。午後3時半。外気温7℃。重く暗くややもすると崩れそうな雲のあいだに、薄青く澄むラブラドライトの空。低く沈む家並みを、照らすでもなく除けるでもなく、ただ其処に此処にあるがままに、有機的にでもなく無機的にでもなく、ただ其処に此処にあるがままに、向いくる冬を波立ちもせずに穏やかに受け入れている。

  ☆  ☆  ☆

 けさのクラシック倶楽部は、

エディクソン・ルイス コントラバス・リサイタル▽【出演】エディクソン・ルイス(コントラバス)小菅優(ピアノ)▽【演奏曲】コントラバス協奏曲(ディッタースドルフ)ソロ・コントラバス曲集から 第1、第5楽章(ケルターボルン)コントラバス協奏曲(シュペルガー)▽【収録】2013年10月11日/白寿ホールーHPより転載ー

 先ずはコントラバスを見逃さずによかった。ケースは棺桶ともいわれているようだが、人が人を抱えて弾いているかのようだ。オケで見る限りは、地底の響きを一身に分けもって唸りをあげている印象。それが覆されたのが、ナビル・シェハタの演奏、コントラバスへの意識が変わった。

 エディクソン・ルイスは11歳でコントラバスを始めたというから、恐らくは特注の等身大のコントラバスを使っていたのだろう。17歳でベルリン・フィルのオーデションに合格、最年少の団員となっている。18世紀のウィーン式調弦法、そして当時の楽譜を研究しているという。
 またこの奏法で書かれた楽譜は、
現代の4度調弦のコントラバスで演奏するとなると非常な困難を伴ったり演奏効果があがらない箇所があるため演奏される機会が少ないが名曲も多いためそういった場所を書き直したりカットして出版されている物もある。ー緑の部分はHPより転載ー
 ソロ・コントラバス曲集は2012年に作曲されている。コントラバスの新たな可能性を引き出したおもしろい作品だった。
 小菅優のピアノ、すばらしかった。 


 

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 明けると、カーテンの向こうは暗い。雨が降っていた。午前中はずっと降り続き、そして午後にはすこしの晴れ間をくれたけれども、外はまだ降っているだろうか。

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 けさのクラシック倶楽部

【出演】ジョルディ・サヴァールヴィオラ・ダ・ガンバ)【演奏曲】前奏曲(アーベル) 無伴奏チェロ組曲第5番から(バッハ) アリア・ブルレスカ(シェンク) ロンド形式による幻想曲(サント・コロンブ2世) 涙(サント・コロンブ) 哀歌「ああ思い出して」に基づく変奏と即興(作者不詳) 無伴奏チェロ組曲第4番から(バッハ) 前奏曲ニ短調(ドゥマシ) 人 間の声(マレー)【収録】2013年9月13日王子ホール

 サヴァールの説明では、ヴィオラ・ダ・ガンバは弦が6,7本。4度や5度で調弦する。7つのフレットがありリュートに似た特色があり、音を延ばすことができる。板の厚みが少なく軽い。裏はギターのように平ら。チェロとリュートが結婚したような楽器だとか。

 楽器の存在は知っていても、あまり聴く機会がなかった。今回、職業軍人であったというヒュームが作曲した5曲も聴くことができた。17世紀に活躍したスマートの曲は当時の流行歌であるらしい。大方は16、⒘世紀の明るく穏やかでのびやかな風情を感じさせる。マレーの「跳躍」からヒュームにいたって、躍動感のある旋律となった。

  ☆  ☆  ☆

 ある著書に、出演者は局に入るとマスコミの操り人形になるとか、屈服してしまうなどとなかなか辛辣なことが書かれていた。これはかつて政治家であった方に向けられているのだが。たしかにそれはあり得ることで、また、一旦マスメディアの手にかかると、良くも悪くも、一つことがたちまちに膨れあがり巨大化してしまう。
 マスコミがとりあげたものばかりを追うことに疑問がないではない。けれども、このクラシック倶楽部の場合は、学ぶといえば大げさだけれども、先ずは、一応ひと通り聴いてみたい知っておきたいという目的のためにはとても有難い取り上げになっているように思う。

 

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