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中東の響きとジャズの混淆

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 植木鉢8個を家の中に移動。紅葉の大方は落下。掃き集められた落葉が庭の隅にこんもりとしている。覆うべくもない木々の神経系の指先にしゃりしゃりと凍てつきそうな暗いめの雲。雪はふるかな。雪はまだかな。白い花びらのような雪は。天上の雲母から一枚づつぺきぺきと剥がされた欠片が、漆黒の中空で震え小さくなって、柔らいでふうわりと漂っている。雪はまだかな。雪はもうふる、雪はいまふる。

  ☆

 けさのクラシック倶楽部は、
ファジル・サイのピアノと須川展也のサクソフォーンのリサイタル。 ▽【演奏曲】フランク:「バイオリン・ソナタ」、ファジル・サイ作曲「組曲 アルト・サクソフォーンとピアノのための 作品55」 ▽【収録】2014年10月16日/東京オペラシティコンサートホール
 
きょうのピアノはYAMAHA。ホールにピアノが何台か設置されていて選べるのかなと思ったり、ファジル・サイの要望で持ち込んだのかなとも。サイ作曲の組曲は世界初演だとか。どちらかというと間延びしたサクソフォーンを聴いたことしかない者には、この楽器もまた超絶技巧を奏しうることに楽器への意識を変える。ファジルが初めて書いたサクソフォーンの曲であるらしい。中東の響きとジャズの混淆。それにしても、弓を弾けば弦が鳴る。息を吹き込めば音が出る。作曲家の内側にある音楽制作のメカニズムが不思議でならない。内側にある音楽製造機はいったいどうなってるのだろう。

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