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バッハはいつも新しい

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きょうのクラシック倶楽部
アンドラーシュ・シフ ピアノ・リサイタル~メンデルスゾーンとバッハ~▽厳格な変奏曲(メンデルスゾーン)交響的練習曲(シューマン)アラベスク(シューマン)パルティータ第4番からサラバンド(バッハ)▽作品についてのインタビュー▽2014年3月19日東京オペラシティコンサートホール

 アンドラーシュ・シフは作曲家の自筆譜を研究し演奏しているという。「厳格な変奏曲」 は奥深く無駄が一切ないすばらしい曲だが過少評価されあまり演奏されていないのが残念と語る。「交響的練習曲」は練習曲というよりも交響詩的な作品。改訂版の方が内容が凝縮されているとしている。
 アンドラーシュ・シフの一日はバッハを1時間弾くことから始まる。朝食後はさまざまな作曲家の曲を弾くという。読書家であり、独、英、仏、伊、ハンガリー語の原書に親しんでいるらしい。美術館めぐりや自然散策など、心と健康のために心掛けている。配偶者はヴァイオリニスト 
塩川悠子
 
 と、このように奏者の日常がわかると親しみも増す。けれども、わがイーハトーブのある女性チェリストは、演奏前、或いは演奏中に話すことは、演奏に自らを投入することを妨げる場合があるというようなことを仰っている。奏者が寡黙であるがゆえに演奏への期待感、緊迫感が増すということもあるだろう。近ごろは、指揮者や奏者がひとことでも話してはくれまいかと内心せがんでいる自分がある。話すはなさないは音楽家に委ね、リスナーは、そのどちらをも理解し、素直に耳を傾ける姿勢を崩さないことかと思う。トークはあってもなくても肝心なのは演奏そのもの。

次の13日、12日も興味深く聴きました。 

アンティ・シーララ~フィンランド実力派ピアニストのリサイタル ▽【出演】アンティ・シーララ(ピアノ) 【演奏曲】シューマン:ダヴィッド同盟舞曲集 作品6から/ベートーベン:ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調 作品110 【収録】2015年6月30日(火)浜離宮朝日ホール

チェコを代表するカルテットとピアノ岡田博美、ベテランの共演 ▽パノパ弦楽四重奏団&岡田博美 演奏会【演奏曲】(1)モーツァルト作曲:弦楽四重奏曲 ト長調 K.80 (2)シューマン作曲:弦楽五重奏曲 変ホ長調 作品44 ▽【収録】2015年12月2日(水)浜離宮朝日ホール

 書きながらベートーヴェンの交響曲6番を聴いていたところ、いま終わり、もう7番が鳴っている。

 果たしてきょうの成果は何だったのか。一挙に為すべきことが増え、実のところ結局どれも手につかず、いちばん身近な、とりつきやすい音楽世界に逃げ込んだというのが真相。ただ午前中に行った裏庭の秋じまいで、きれいになった野菜畑が、仕事をした証しとして黒い土の表を翳りかげんの陽に晒している。ブットレアの繁みに隠れた秋明菊の丈は低いままに白く咲き、いびつな実を照り輝かせる椿の傍らには淡いピンクの小菊が肩を寄せあっている。もう10月も半ば。楽の音はともかく、自らのエンジン音を聴くべき時はすでに来ている。

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