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クラシック倶楽部ーチェロ編を聴いてー

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クラシック倶楽部、今週はチェロということで、月、火曜日は目覚ましをセット。目覚ましで起きるのはよくない、精神的によくないのか、実際にどこかにダメッジを加えることになるのか、ストレスになるということなのかはわからないが、何れよくないとどこかで聞いないた気がする。それが、この2日で「よくない」という理由の一端がわかった。
 せっかくの演奏にどこか靄がかかっているようで、ちょうど一昨日の朝のように、いつもの見慣れた町並みが視界10メートルの深い霧に閉ざされていたのだけれども、音が深い霧にでも閉ざされた景色のように感じられたのだ。運動神経も聴覚もまだ微睡んでいる。しっかりと聴こうと思うなら30分前、つまり4時半には起きていなければならない。録画せずに聴こうとなれば、冬場にはなかなか厳しい修行となりそう。もしかすれば挫折もあり得る。
 と思いつつ聴いたーと書きながら、またフツリと書いた分が失われることを恐れて一回セーブ、安心してまた書き出すー

 

 月曜日、ダニエル・ミュラー・ショット 無伴奏チェロ・リサイタル【演奏曲】プロコフィエフ作曲 無伴奏チェロ・ソナタ 嬰ハ短調 作品134、これはロシアの作曲家ウラディミール・ブロックによる補筆完成されたとか。/クラム作曲 無伴奏チェロ・ソナタ、これはチェロの好きだった母にささげられている。/ヒンデミット作曲 無伴奏チェロ・ソナタ 作品25第3から/バッハ作曲 無伴奏チェロ組曲 第5番 ハ短調 BWV1011 ほか【収録】2015年1月13日/浜離宮朝日ホール
 ダニエル・ミュラー・ショットが弓の先で器用に譜面を捲るのには恐れ入った。これもありなのだろう。

 

 火曜日、ミクローシュ・ペレーニ チェロ・リサイタル/ベンジャミン・ペレーニ(ピアノ)▽【曲目】無伴奏チェロ組曲 第3番 作品87(ブリテン)ほか▽【収録】2014年3月7日/浜離宮朝日ホール
 ミクローシュ・ペレーニは1948年生まれ。当年68歳。長らくひとつのものを一筋に貫かれた方には、わたしは敬意を払うことにしている。必ずやその年代ならではの優れた演奏内容に出会うことになるから。

 

 水曜日、チェロ・デュオ~ジャン・ギアン・ケラス&横坂源 ▽無伴奏チェロ組曲第1番(バッハ)無伴奏チェロ組曲(カサド)二つのチェロのためのソナタト長調(バリエール) ▽長い師弟関係にあるケラスと横坂の共演 ▽二人で交互に弾き分けるバッハの名曲 ▽カサドの傑作をケラスが熱演 ▽バリエールのチェロ二重奏の妙技 ▽ケラス&横坂のインタビュー ▽2014年9月23日NHKスタジオ収録
 この回は、4時半に起きて聴く値打ちのある演奏内容、映像だった。スタジオ録音でもあり、音も素晴らしかった。
 ジャン・ギアン・ケラスとの出会いで、横坂源は海外留学を決意、彼に弟子入りした。彼が横坂の人間味溢れる演奏に感じ入って勧めたのだ。今回のデユオにあたって、最初ギアン・ケラスは横坂源との曲の解釈の違いに戸惑ったようだ。それは、形の違う小石を一緒に積み上げていくようなものだと彼はいった。今はわたしと源とは対等だとも。
 カサドの無伴奏は、横坂とケラスが交互に演奏。随所に、静謐な水辺を逍遥する詩人の魂が感じられる演奏だった。
 次には、ケラスがガスパナール・カサド  (1897~1966)の無伴奏を独奏。カサドの配偶者は原智恵子。ケラスが演奏する背後には、貴重なカサドの演奏(無声)のすがた、そして当時のスペインの街並み、景色、踊る人々のすがた、闘牛などの映像が流れ、あたかもケラスが時を超えてカサドとのコラボを実現しているかのような趣があった。この回の番組を制作した方々にも感謝をしたことでした。
バリエールは題のとおりのデュオ。ケラスと源があたかも平和を語り合い、そして調和を具現しているかの演奏には感じ入りました。
 ケラスが、難民、戦争など厳しい世界情勢に思いを馳せ「なぜ自分たちはいま音楽家として生きているのかを自問すべきだ」といったことばが印象的でした。

 そして木曜の今朝は、北海道北見市公開収録 宮田大チェロ・リサイタル▽宮田大(チェロ)ジュリアン・ジェルネ(ピアノ)▽エレジー作品24(フォーレ) BUNRAKU(黛敏郎)チェロ・ソナタ第2番ニ長調作品58(メンデルスゾーン)▽2014年2月1日 北見芸術文化ホール 音楽ホール
 先ずは、人口12、3万か、2月の平均最低気温-14℃、オホーツク海に面するこの北見市に、2月1日に訪れたふたりの音楽家にご苦労様でした。500席は満席。待ち受けていたのはスタインウェイ。
 黛敏郎のBUNRAKU、海外ではよく演奏されるらしいですが、初めて聴いた。文楽特有の音曲、歌、人の声をチェロでそのままなぞったような作品。時として琵琶の音も感じさせる。日本独特、日本固有のものを素材としてこそ世界的であることができるとここでも思わせられた。
 ただこのコンサートでは、録音の際、ピアノの音はまずまずひろわれていたけれども、チェロの方はすこし残念だった。ステージでは、ずっとすばらしく鳴っていたのは間違いないと思うのです。録音の精度の問題かと思います。低弦の幅のある響きをそっくりとひろうのは、その時々の状況によって、たとえば厚着をしている人々が多かった場合には音が衣服に吸収されてしまうとか、湿度温度、空気の密度によっても違うのかもしれません。ホールの作りなどにもよるかもしれませんし、録音機材によるかもしれない。ひいては自分の耳が悪いのかもしれない。と、原因はわかりませんが。

 明日金曜日は、チェロアンサンブル。奏者、演奏曲をとても覚えきれませんが、通して聴くことで、すこし見えてきたこともあります。運よく起きられたなら聴くことができる。あすは気楽に楽しんで聴くことの総仕上げをします。

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