« よい調べ | トップページ | ひと目盛以下の自覚 »

おもいでの月下美人

 2012年の10月、月下美人の葉の一点からふたつの花芽が出た。とてもめずらしい。小さいうちは背きあっていた。これから先はいったいどのようになるのだろう、背きあったままで大きくなっていくのだろうか。一つは落ちるか開花しないかもしれないと毎日見守っていた。それがしだいに交差する態勢となり、交差したまま大きく開花、花の香りが家中に満ちた。それは見事だった。このような例は今回きりだろうと思った。果たしてそれ以降、一つの点からふたつの蕾が出ることはなかった。宝物としてデータに保存している。何年かにいちどは、宝物を公開しよう。

003
008
 ☆  ☆  ☆

 昨日は、食事作りを除いて全面休養。台所も部屋も雑然としている。きょうは元気回復。午前中はお祈り会に出席。午後はのびすぎた薔薇を剪定。午後からは家の中の整理、掃除。
台風18号情報と抱き合わせ? で入ってきたのが、大隅良典さんのノーベル賞、生理学・医学賞。これはきのうの事。さてさて歴代の受賞者はとwikiを見ると、もう大隅さんのお名前も書き加えられておりました。日本人がノーベル賞をいただくのは当たり前のような感覚になっていて、前回までの「おー!」という感嘆は出ませんでしたが、しかし、大隅さんが、いまの大学の研究環境に懸念を持っておられるようで、これがずっと続くかどうかは謎というところか、などと書きながら、こんなことを書くことが果たして自分の役割であろうかとまたまた? しかし数少ない明るい話題、それもとびっきりの明るいニュースであることから書いている。ただ明るいニュースで台風被害のいくばくかを相殺できるかとなると、それはそれで何ものにも阻止されることなく厳然としてやってくるというこの厳粛さ。10号被害が癒えない岩泉ではすでに避難準備が。ここ盛岡市でも雨が降り続いている。真夜中にかけてまともに迎えることになりそう。

  ☆  ☆  ☆

 けさのクラシック倶楽部は、イアン・ボストリッジ テノール・リサイタル。昨夜は健康への警戒感、これは自己責任となっているけれども、この警戒感から専らやすむことに専念。けさもようよう起き上がり後半を聴く。あまり無理をしないことに。けさは「名曲アルバム」のショパンのノクターンが染みました。webを探れば、演奏上の注意事項まであるのですね。誰が弾いてるの、と見れば、山本貴志さんでした。ショパンは小山実稚恵さんの演奏もぐっときます。小山さんは岩手ゆかりの方でもあります。

 午後は雨もふりだし、家の中で片づけをするにも少しでも明るくと音楽を流す。めまぐるしく変わる天気について行きかねる重たい気分も軽くなるかと。マルティン・シュタットフェルトのバッハのピアノ協奏曲、ひところは連日聴いていたものだ。そのときはかなり気に入っていたのが、久方ぶりに聴いてみると、ちょっと違った。ずっと、ここ三年ばかりものあいだ車に乗るたびに聴いていたチェンバロ、最初はすこし賑やかすぎると思っていたチェンバロが自然になってしまっていた。同じチェンバロでも別ものはどうかとエンシェント管弦楽団のも聴いてみたが、かなりアレンジが入っておりけっこうこれがスリムで新鮮な感じが。夕刻の最後はスクロバチェフスキーのブルックナー7番。そして今は激しくなってくる雨の音を聴いている。雨といから迸る水、地面をしたたかに打ち叩く雨音。それでもまだメゾフォルテ。どうか沿岸にはピアニッシモの雨となるように。そして一刻も早く晴れますように。

|

« よい調べ | トップページ | ひと目盛以下の自覚 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/461668/67813611

この記事へのトラックバック一覧です: おもいでの月下美人:

« よい調べ | トップページ | ひと目盛以下の自覚 »