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音楽雑感

 ペペ・ロメロは、1944年スペインのマラガ生まれのクラッシック・ギター奏者、というわけで、またまたクラシック倶楽部のはなし。こんな時間があったら、詩の一つ、小説の断片でもつづった方が無駄がないではないかと思いつつ、書き出しが音楽であればさほど苦しまずに書けるのだから不思議だ。ロメロ、70歳は過ぎているわけだけれども、演奏からして、いまだ根強いファンが潜在的にもしっかりといる感じが。2014、浜離宮アサヒホールでの録画だ。
 この方の強みの一つは、作曲家セレドニオ・ロメロを父に持っていることであると思った。父以外の教師にはついたことがないという。父の作曲した『マドリード組曲第一番』は印象的だった。彼はギターを弾く在りし日の父のすがたを見ながら弾く。曲はキューバ風幻想曲、彼が5,6歳のときに暮らしたキューバの美しい風景が想像される。

 そして今朝は、TVはちょっとやすもうかと思いつつリモコンを押したところが、ギタリスト大武康司さん、と書きながら、字を間違えていないかちょっと不安。すこし聴いたら切ろうと思っていたところが、「人間の中にあるプリミティブなもの、それをギターで表現できないか、日本の作曲家を通して出てくるもの…」と語っている。それは何かな? とついつい終いまで聴いてしまった。武満徹の『すべては薄明の中で』、古民家の中の障子戸の陰影、座敷に伸び来る日脚、そして忍び寄る夕暮れなどが浮かび視覚的に感じられた。
 ギターの伴奏でメゾ・ソプラノの林美智子さんの日本の歌。武満が自ら詩を書いた『翼』、「空にえがく希望という字を」、私が理解していた武満とはまた違った一側面を知った。武満は、谷川俊太郎や荒木一郎の詩にも作曲し、『イエスタディ』の編曲も。小曲の数曲で、武満の多面の幾つかを知った。
 黙して演奏に徹する、それもいいけれども、何か一言があると、ならば聴いてみよう、聴いてみたいと乗り出している。リスナーを取り込み、聴く態勢を整えさせるためにも、ちょっとした言葉があると一層楽しく聴くことができる。 

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