またまたギター、そしてソプラノ

連日、ギターを聴いている。クラシック倶楽部、けさはギター奏者荘村清志さん&ソプラノの小林沙羅さん。武満徹は荘村さんとの出会いによって多くのギター作品を作曲したが、1974年には荘村さんのために『フォリス』(意味は「二つ折りの紙」)、荘村さんのデヴュー25周年には『エキノクス』を作曲。荘村さんが「武満作品にはピアノ、メゾピアノ、ピアニッシモが多用されており、ホールで弾くのには時として説得力を持たせるのに…」云々と仰っていました。ちょっと聞き落とした部分もありますが、それはわかりました。果たして観客席の後ろにまで届くだろうか、音色が伝わるだろうか。音を出した途端に即座に音が空間に吸い込まれてしまうような感覚は弾きにくく怖いものかと思います。武満と荘村さんに、創作につながる人との出会いというものを考えさせられました。『森の中で』の三つの小品は3人の奏者にささげられており、その中の一曲が荘村さんに。
小林沙羅さん、『島へ』、『○と△のうた』、『翼』、『死んだ男の残したものは』。すばらしい声で歌い上げてくださいました。味わいがありました。ただ、『翼』が劇中では市原悦子さんによって歌われているようですが、ポップスや歌謡曲調でさらっと歌うのも好ましいと思われました。格調高く歌い上げることは曲が望んではいない、そんな感じがしたのです。
☆ ☆ ☆
22時過ぎてしまいました。
明日のご案内を入れておきます。
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