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安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。 出エジプト20:8

 4時代はまだ暗い。台風10号が沿岸にのこした泥土を片づけるのにボランティアが足りない。山間部には、重機が、人が入ろうにも困難な状況がまだある。一方北上山地を隔てた西側では、岩手県国体が、石垣フェスティバルが、八幡宮祭りが予定通りに進行した。
 真っ暗な夜も明けていく。漆黒の闇に光が兆し、薄明は引き払われ、たとえ雲が光を遮ろうとしても、朝はそこに来ている。

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 インマヌエル盛岡キリスト教会の國光牧師が、先週に開いた聖書のおことばはマタイ伝25:14~30。『忠実なしもべとして』と題し、説教が取次がれました。 

14 天の御国は、しもべたちを呼んで、自分の財産を預け、旅に出て行く人のようです。15 彼は、おのおのその能力に応じて、ひとりには五タラント、ひとりにはニタラント、もうひとりには一タラントを渡し、それから旅に出かけた。16 五タラント預かった者は、すぐに行って、それで商売をして、さらに五タラントもうけた。17 同様に、ニタラント預かった者も、さらに二タラントもうけた。18 ところが、一タラント預かった者は、出て行くと、地を掘って、その主人の金を隠した。19 さて、よほどたってから、しもべたちの主人が帰って来て、彼らと清算した。20 すると、五タラント預かった者が来て、もう五タラント差し出して言った。『ご主人さま。私に五タラント預けてくださいましたが、ご覧ください。私はさらに五タラントもうけました。』21 その主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、私はあなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』22 二タラントの者も来て言った。『ご主人さま。私は二タラント預かりましたが、ご覧ください。さらに二タラントもうけました。』23 その主人は彼に言った。『よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わずかな物に忠実だったから、私はあなたにたくさんの物を任せよう。主人の喜びをともに喜んでくれ。』
24 ところが、一タラント預かっていた者も来て、言った。『ご主人さま。あなたは、蒔かない所から刈り取り、散らさない所から集めるひどい方だとわかっていました。25 私はこわくなり、出て行って、あなたの一タラントを地の中に隠しておきました。さあどうぞ、これがあなたのものです。』26 ところが、主人は彼に答えて言った。『悪いなまけ者のしもべだ。私が蒔かない所から刈り取り、散らさない所から集めることを知っていたというのか。27 だったら、おまえはその私の金を、銀行に預けておくべきだった。そうすれば私は帰って来たときに、利息がついて返してもらえたのだ。28 だから、そのタラントを彼から取り上げて、それを十タラント持っている者にやりなさい。』29 だれでも持っている者は、与えられて豊かになり、持たない者は持っているものまでも取り上げられるのです。30 役に立たぬしもべは、外の暗やみに追い出しなさい。そこで泣いて歯ぎしりするのです。

《お話の要点》 いま主は天の父なる神の右に座しておられる。そして主は再びこの世に来られる。これが世の終末です。「よほどたってから」、主人が帰ってくるのは「よほどたってからなのです。再臨をより現実的にいいます。9月には防災の日があります。直下型大地震への備えが叫ばれます。東京で学生時代を送っていた40年以上も前ですが、近々、関東大震災に匹敵するような大地震があるといわれておりました。地震がもうすぐ起きる、統計学的にいっても必ず起きる、しかしそれが今日かもしれないし、一年後かもしれない、しかし必ず来るからそれに備えるように。これは現実の問題です。ではどれだけ人がほんとうにその備えをしているだろうか。すくなくとも三日間の飲み物、非常食、光熱はどうなっているのか。点検しなければなりません。これは3・11で経験済みです。このように地震に備えると同じように、まして、主のおいでの時に失敗や遅れをとることがないように備えていただきたいのです。

 聖書中の「タラント」の貨幣価値ですが、ドラクマという貨幣価値があります。これは1デナリといわれるのとほぼ同じです。1デナリは労働者の1日分の給料に匹敵します。1デナリは約1万円。羊5頭の値段と牛1匹の値段が同じでした。1タラントは約6千万円。ですから5タラントは3億円です。このように換算すると、預けられた元手がいくらであったかわかります。この管理をそれぞれに託されたわけです。

《自分なりに捉えたこと》 私たちに管理を任せた主人がいま天におられ、さあ、御国の福音を述べ伝えるようにと仰っている。主の再臨のときまでに私たちに与えられたタラントを生かして御国の福音を述べ伝えなさい。タラントを御国のために生かすのでなければ、むしろそれを失ってしまうことになる、一人でも多くの方々に福音を述べ伝えなさい、ということかと捉えました。


※説教は短めに記しています。全体をお聴きになりたい方は教会へお出かけください。

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