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ゆりが開花したこの日、ことし初めて甲高いセミの鳴き声を聞いた。ミンミンゼミではないかと思う。本格的な夏の到来だ。抜け殻はいつも秋口になってから発見する。 ニゲラの種を採取していたところに、力強いセミの鳴き声。はっとして手を休め思わず聞き入る。このゆりの開花も昨日から見守っていたけれども、嫋やかにとか優美にといった形容はまったく浮かばなかった。硬く握りしめたこぶし、その指の一本に力が漲りだし、その力が指の先を緊迫感をもって、開くはずのない扉を内側から力強く押し開く、そのように感じられた。見ているものに超自然のエネルギーを悟らしめる。全存在をかけて香り高く豊かに咲いている。
2016年7月18日 (月) デジカメ | 固定リンク Tweet
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