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4月24日はチェリスト村井正一先生の命日です

村井正一先生は、岩手で弦楽四重奏団を絶やすまいと尽力され、岩手県民オーケストラの創立に惜しみなく労され、多くの音楽団体に賛助を務めました。
 アイオン台風の甚大な被害のさ中、僻村を徒歩で訪れ電気の修理をしてまわりました。また僻地の文化の乏しさを悲しまれ、チェロを背負っては奥地を訪れて演奏、カザリン、アイオン両台風の後には、被災地の音楽慰問の魁ともいうべき音楽の慰問を果たしました。盛岡少年刑務所でも、「彼らは同じ音楽仲間だ」と、20年以上に亘ってチェロ演奏をしています。
 
 わたしが村井正一先生を書かせていただこうと思い立ったとき、ちょうど生誕100年である事に気付き、何かの御縁だと思ったのでした。そして4月24日は村井正一先生の命日です。いま自然界は春のただ中。シベリア抑留のとき、どんなにか春を待ち望まれた事でしょうか。苦しいほどに待ち焦がれた春に、村井正一先生は亡くなられています。

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 いわての文芸誌『天気図』14号に、「市井のチェリスト村井正一 後編」が載っております。県下の主な書店にございます。天気図のほかの同人の方々の作品とともにお読みいただければ幸いです。

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