きままな一日
これも数日前の中津川河畔。青空が広がればものみな生彩を帯びた画像と納まってくれる。青空が広がれば心の口も大きく広がる。試薬の一滴で液体の色が瞬時に変わるように、青空は内側の色彩を新たにする。
午前にはゲラが届く。午後は私関係の来客、つまりはお茶のみ。これも楽しいひと時。日が落ちるまえに1時間ほどあるく。
雪が積もっている庭を一日中それはゆっくりとした速度で動く生き物がいる。さっきはあそこにいたはずだがと見るとそこにはもういない。とにかくじっとしていることができないらしい。呼びかけても知らんふり。猫に踏まれてさえも黙りこくったままだ。長くなったり短くなったり、太って見せたりやせ細って見せたり、この生き物というのは、実は木の影、塀の影、家の影。……影は生きている。
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