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日曜日のおはなし「幸いな生涯」

 先週の教会のメッセージをおつたえします。この日は、1年間の報告と、聖餐式がもたれました。2015年の締めくくりの礼拝でした。

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聖書引証 詩篇84:1~12

1万軍の主 。あなたのお住まいはなんと、慕わしいことでしょう。

2 私のたましいは、主の大庭を恋い慕って 絶え入るばかりです。私の心も、身も、生ける神に喜びの歌を歌います。

3 雀 さえも、住みかを見つけました。つばめも、ひなを入れる巣 、あなたの祭壇を見つけました。万軍の主。私の王、私の神よ。

4 なんと幸いなこと でしょう。あなたの家に住む人たちは。彼らは、いつも、あなたをほめたたえています。セラ

5 なんと幸いなこと でしょう。その力が、あなたにあり、その心の中にシオンへの大路 のある人は。

6 彼らは涙の谷を過ぎるときも、そこを泉のわく所 とします。初めの雨もまたそこを祝福でおおいます。

7 彼らは、力から力 へと進み、シオンにおいて、神の御前に現われます。

8 万軍の神、主よ。私の祈りを聞いてください。ヤコブの神 よ。耳を傾けてください。セラ

9 神よ。われらの盾をご覧ください。あなたに油そそがれた者 の顔に目を注いでください。

10 まことに、あなたの大庭にいる一日は千日にまさります。私は悪の天幕 に住むよりはむしろ神の宮の門口に立ちたいのです。

11 まことに、神なる主は太陽です。盾です。主は恵みと栄光を授け、正しく歩く者たちに、良いものを拒まれません。

12 万軍の主よ。なんと幸いなこと でしょう。あなたに信頼するその人は。

 

≪國光勝美牧師のおはなし≫

三つのポイントがあげられました。

①「4 なんと幸いなことでしょう。あなたの家に住む人たちは。彼らは、いつも、あなたをほめたたえています。」

「あなたの家に住む」というのは、旅に出るなどしてどこかの家に泊るのとは違います。私たちはそのような在り方、この1年間を「あなたの家」、つまり主の家、主のところに住むような恋い慕う想いをもって、それが心から嬉しいという在り様で、教会をそのような場所であらせていただきたいと心から願っています。これほどまでに神の家が慕われる、そのような教会でありたいと願っています。

② 「5 なんと幸いなことでしょう。その力が、あなたにあり、その心の中にシオンへの大路のある人は。」 

「シオンへの大路」、これはイエス・キリストご自身です。ヨハネ14:6「 わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。」と仰るシオンへの大路であるイエスさまご自身です。主ご自身がわたしたちのすべてであり、キリストの力が私の力である。そういう人は何と幸いなことでしょう。そしてイザヤ書の35章にありますけれども「そこに大路があり、その道は聖なる道と呼ばれる。汚れた者はそこを通れない。これは、贖われた者たちのもの。」この大路をしっかりと歩み続ける者であらせていただきましょう。

③ 「12 万軍の主よ。なんと幸いなことでしょう。あなたに信頼するその人は。」

 信頼というのは、そのまじわりの中にあって初めて生じるものです。信頼というのは、信念とも違う。似たような言葉で信心がありますが、それとも違います。キリストを信仰するという場合の「信仰」をいちばん近い言葉に換えるなら「信頼」です。つまり、人格を信頼してこそ、その方にすべてを委ねることができる。信仰はイエスさまをまったく信頼する、そのところから出て来ているのです。その例話として、田部井淳子さんという登山家の体験談があります。谷川岳のくぼんでいる凹状岸壁登攀のときのことです。ベテランはもう越えて先に行っていある。その後を何とか追おうとしています。今いるところはくぼんでおり、上が見えないが上に行かねばならない。上には信頼するパートナーがいる。彼が「君には見えないが、ちゃんと綱ははってある。跳び上がれば必ずその綱を掴むことができるから思い切って跳び出してごらん。大丈夫だ、俺を信じろ、跳びあがれ!」と言っている。信頼があればそれができるでしょう。大きな大きな決断だったといいます。岸壁から自分の体を離して跳び上がる、イエス様に信頼し信仰するとはこういうことなんです。イエス様がさあ、私を信頼してごらん、このように仰ってくださるわけです。

 締めくくりに三つのGということばを神様から励ましのようにいただきました。

11 まことに、神なる主は太陽です。盾です。主は恵み栄光を授け、正しく歩く者たちに、良いものを拒まれません。

恵 Grace

栄光 Glory

良いもの Good thing

 この三つのGを掲げてこの年を歩ませていただきたいと思います。

 

 

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