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置き物みたい

 こたつの一角に三度の炊事をするほかには、終日座ってじっと前方を見つめている。鑑賞するべき絵画か彫刻でもあるならまだしも、その向こうに活き活きとした花が咲いているわけでもなく、抜けるような青空が広がっているわけでもない。ただただいわばバーチャル世界とのお付き合い。こんな姿は異常としか言いようがないのだが、これがパソコンに向かっている格好なのだ。TVは滅多に見ないけれども、やはり見るとなると30分、1時間は画面の前でじっとしている。デスクワークもそうだろう。ほとんど一角でPCか書類との格闘だ。何だかおかしいと思いつつ、止めるわけにもいかないシステムになっている。世の中にこんな具合に、むしろわたしなどは軽いほうで、ほとんど24時間貼りつかなければならないとしたら、或いは好んで貼りついているとしたら……。なにか尋常ではない。電車でも人の顔を見る事もせず、たとえ周囲が他人ばかりだとしても、手元の画面にばかり見入っている人たちがいる。
 年賀状も読むのは手書きの部分。手書きの方が人間的に思われるこの頃だ。書が新鮮に感じられてきているのは、こんなところにもあるかもしれない。

 パソコンは便利は便利、けれども何かどこかふつうじゃない。

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