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先達の苦労

  読書、そして資料に目を通す。何をそんなに地方にこだわる、と自分の中で声がする。一方、その地方の独特なものをやることこそ実はグローバルなのだと仰った方がいらした。これは地方を励ます言葉だとも思うのだが、しかし素直にうん、そうかと頷いて頑張る事の方が何らかの積み上げにはなるだろう。
 さまざま目を通して、この岩手で音楽を本気で教えようとした方々のうちには、教える途上で、本気でご自分で学び、またこの地にある方々と共に学んでこられたのだと尊敬の念が湧いた。齊藤秀雄、またまた古い話になるけれども、古い話の方が差しさわりがないと思っての事だが、とにかく厳しかった、怖かった。今でもそういう体質はあるだろう。地方にいる志のある方々は、場合によっては、たとえそういった師であるとしても、旅費をかけ、高価なレッスン料を払い、地方蔑視の悪口雑言にも耐え堪えながらでも上京しては学んできている。そうして下さった先達がいてくれたお陰で、今の地方が辿りついた段階がある事に気付かされた。これは音楽に関してばかりではないように思う。

 グレン・グールドのバッハを聴く。ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番。おもしろい。グールドのピアノのオケの引っ張り具合がおもしろいとこんな言い方をして許されるだろうか。ピアノにオケが括りつけられてしまうといえば言いすぎだろうが、そんな感じを受けた。

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