虫に心はあるのかな?
すがたを消したとばかり思っていたアゲハの幼虫が、1頭まだ生きていたようだ。
それはさておき、アゲハチョウに心があるかどうか、幼虫を外敵から保護しては、日に何度もことばがけをしながら、30年以上にわたって飼育している方がいらっしゃる。特別な変化が見られるたびにお電話を頂戴しカメラを持って急行している。今夏は「1頭がなかなか羽化しない、死んでいるのかと話しかけてみたところピクピクと反応。顔立ちがふつうの蛹に比べエキゾチックでやせている、どうなったのか」ということで駆けつけてみた。聞いた時には思いこみではないかと思ったが確かにその通りだった。少なくとも蛹は夫人の声をどういう形でかキャッチしている。周波数でか何かはわからないが、わかっているとしか思えない。夫人は虫には心があると信じている。羽化して旅立つ時に名残惜しそうに夫人の周りを旋回し、肩に背中に留まってから離れていった写真も見せていただいた。
虫に心があるかどうかは、正直なところまだ確信がない。長い間夫人と虫の交流を拝見していて、やはりあるかもしれないな、と信じる方に傾いてはいる。何れであるにしても、これほどにチョウに関心をもち、虫に心があることを信じ、毎年飼育し観察し、ありとあらゆる地球上の生物のために環境の悪化を憂いながら生き物に愛情を注ぎ続けている夫人のすがたが、心が、私には貴く美しく思われる。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- あれこれ (2022.12.03)
- あれこれ (2022.11.26)
- 秋はどこに来てるかな(2022.10.29)
- TVをどんなふうに(2022.10.22)
- パキスタンの水害 (2022.09.17)
コメント