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夏・ピックアップ

 8月もあと3日で終わる。この月、20数年前に6年のあいだ暮らした宮古市、そして重茂半島へと走った。
 1日目は、宮古市恒例の夏のコンサート「音楽の夕べ」に。聴いてみたいと同行した友だちは慎重であり、はじめ「バスで」と。しかし、現地での利便性から私はクルマを主張、久しぶりの長距離ドライブとなる。彼女がいち早く対向車や標識に気付いてはエスコート、むやみに神経を摩耗させずに済み、比較的楽な長距離運転となった。
 宮古市2日目は重茂半島へ。姉吉の、これより下に家を建てるな、の碑のすぐ下には東日本大震災の碑。そこから一帯を見おろすが、4年前に40、5メートルの波に襲われた痕跡は見えない。どこもかしこも豊かな緑だ。漁港に出ると、「本州最東端魹ヶ崎
 (とどがさき)灯台まで3.8キロ」の標識。往復7.6キロの山道を歩けるだろうかとしばしの協議。「せっかくここまで来たんだから」「この後は来れるかどうかわからない」ということで決行。なかなかきつい急こう配に汗を拭い、途中茸や草花の写真を撮りながら約1時間をかけて、いまは無人の灯台着。薄青い空に向かい、整備された草地に、真っ白な灯台がすらりと背筋を伸ばしている。映画「喜びも悲しみも幾歳月」の灯台守と家族の幾つもの場面が主題歌とともに胸を過る。片道3.8キロを自分の足で踏みしめた実感を頼りに当時の困難さを臆測。クルマも無ければ道路の舗装も無い時代。このさいはてにミッションを全うした人たちがいたのだ。
 本州最東端の碑の前での写真は、折しも薄雲を突き抜けた強烈な逆光のいたずらに遭う。下の一枚目はwikipediaからの転載、二枚目は碑を背に太平洋を望む友だち。

20150802_142629

         ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 例年通りの夏の息子たちの帰省。
 ふたりがGWに帰省したときには、庭のテーブルに主人と3人でコーヒーを飲みながら談笑するすがたを、私は何もする事が無くなった老後にでも眺めようと写真に撮った。同じテーブルに着き、お茶や食事に付きあう、これには久しぶりに帰省した息子たちの親へのサービス心も覗いている。
 この夏に帰省した二男が、二階から居間に降りてくるなり、「ああ、ここは涼しいね」と言いながら、風の通りみちにそのまま畳に吸いこまれるように眠ってしまった。なかなか起きない。この猛暑の中、どんなにか頑張って働き続けてきたに違いない。私は息子が眠っているところを数枚撮った。本人は不本意かもしれない。しかし誰に見せるわけでもない。これが家族です、と後日の他人の目線も意識し整列したかの写真も悪くはない。けれども、そういう意識、思惑がまったく働いていないすがたには何かしら語りかけてくるものがある。
 まだまだ暑さが続く関東地方に戻って、また頑張ってくれていると信じる。

 

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