トンネル
盛岡市の松園、緑が丘方面に抜けるために、北山トンネルを通ることがある。このトンネルは上下線で長さが異なる。上り延長は923.5m、下り950.3m、何れ1キロ足らず。それが、突入した途端に恐怖感を覚えてしまう。安全性に問題はないと信じられる。心理的なものだろう。それがなぜか、自分なりに分析すれば、いきなり曲線。出口が見えない。これだ。新仙人トンネルというのがあり、こちらは4492m、4キロもの近代設備を備えた穴蔵だ。1キロ弱で怖いなどといってはいられない。しかしいくばくかの恐怖感が拭えない。新仙人では実際には曲線なのだが、直線と感じられる区間が長い。
人生もこのような幾通りものトンネルを潜らなければならないようだ。出口が見えて、そこが明るければ、明るい気持ちで4キロでもドライブできる。しかし出口が見えないときには、しかもカーブに継ぐカーブであったりすると、つい恐怖心がふっと首をもたげる。だが確かにその先には出口が待っているのだ。間違いなく出口はある。脳内に出口を見失うとき、不安に駆られてしまう。こんなふうに思った。
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