さすがに
ブログカレンダーを見ると、ああ、ついに一週間にいちどの更新になるかと。さすがにものさびしい。あがきではないけれども、日曜がくるまえに、何でもいいから書いてみようということに。
三日ばかりまえ、朝めざめるまえに、頭のなかで讃美歌「主よみもとに近づかん」が流れていた。翌朝、こんどは「きよしこの夜」。どちらも目覚めると同時に、ふつりと途切れた。誰かがわたしのために祈ってくれているかもしれないと思った。次の朝は、「カチューシャ」だった。ここのところ、ロシア関連の歌を聞いているからだろう。革命歌「インターナショナル」、いままでは、共産圏のはるか向こうで唄われている、あまりなじみの無い、すこし抵抗感を感じる程度の感覚しかなかったが、シベリア抑留された人々が、収容所で、メーデーに解放演説があったとき、誰からともなく、どこからともなくこの歌が湧きあがったことを、抑留体験者の著書で知り、とても興味が湧いたのだ。マーラーの8番は1000人の交響曲だ。空前の規模とされている。近頃では、1000人の第9が演奏されている。しかしこの抑留された人々の腹の底から湧きあがった地を揺さぶるほどの大合唱、ラーゲリは2万、1万、数千人規模だった。少なくとも数千人の解放された歓喜の大合唱だったに違いない。地獄の苦役から解放された人々が歌った『インターナショナル』。このときの歌声は、到底、誰にもまねできるものではないだろう。学んで歌えるというものでもないのだ。you tubeで旋律だけを追いながら、当時を思いうかべ、ああ、そうだったのか、と感極まる思いがした。
わたしはロシアの革命歌とばかり思っていたが、作詞作曲はともにフランスのアマチュア。しかも作詞はパリコミューンのとき1871年の作詩。これに1888年に曲がつけられている。
もう22時に15分まえだ。この辺までにしよう。
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