きょうのことば 『逆転の福音』
おはようございます。
昨夕は雪が降っていたので、もしや外は真っ白? とカーテンを開けてみましたが、まだでした。昨夕の雪を見ながら、「あっ、これは春を呼ぶ雪だな」「春を呼ぶ雪が、もうこんなにはやく降ってる」と思いました。いまタイヤ交換どきだ、また厳しい冬がやって来る、それもそうなんですが、春に向かっていると思えることは感謝です。
先週の日曜日のインマヌエル盛岡キリスト教会(℡019-646-2924)の聖書引証箇所と説教の要約をおつたえします。
聖書引証 第二コリント12:1~10
1 無益なことですが、誇るのもやむをえないことです。私は主の幻と啓示のことを話しましょう。
2 私はキリストにあるひとりの人を知っています。この人は十四年前に―肉体のままであったか、私は知りません。肉体を離れてであったか、それも知りません。神はご存じです、―第三の天にまで引き上げられました。
3 私はこの人が、―それが肉体のままであったか、肉体を離れてであったかは知りません。神はご存じです、―
4 パラダイスに引き上げられて、人間には語ることを許されていない、口に出すことのできないことばを聞いたことを知っています。
5 このような人について私は誇るのです。しかし、私自身については、自分の弱さ以外には誇りません。
6 たとい私が誇りたいと思ったとしても、愚か者にはなりません。真実のことを話すのだからです。しかし、誇ることは控えましょう。私について見ること、私から聞くこと以上に、人が私を過大に評価するといけないからです。
7 また、その啓示があまりにもすばらしいからです。そのために私は、高ぶることのないようにと、肉体に一つのとげを与えられました。それは私が高ぶることのないように、私を打つための、サタンの使いです。
8 このことについては、これを私から去らせてくださるようにと、三度も主に願いました。
9 しかし、主は、「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現れるからである」と言われたのです。ですから、私は、キリストの力が私をおおうために、むしろ大いに喜んで私の弱さを誇りましょう。
10 ですから、私は、キリストのために、弱さ、侮辱、苦痛、迫害、困難に甘んじています。なぜなら、私が弱いときにこそ、私は強いからです。
以下は、説教のあらましです。
パウロが一生懸命に神の働きを遂行しようとすればするほど、人々は、なんだ、あいつは、ステパノが石打ちになるときにも見ていたじゃないか、クリスチャンを迫害したやつだ、とパウロがイエス・キリストに出会う以前のパウロをあげつらっては攻撃してくる苦しい状況が説明されています。悔い改めたパウロへの偏見と妬み、そしていかに熱心に福音をつたえていても、あれはペテロたち12弟子のように正統的なイエスさまの弟子ではない、或いは恐るべき迫害者なのだと退けられる。このように非常な苦しさの中を通っていた。その苦しみのみならず、パウロには「一つのとげ」があった。これは眼病のことで、風土病だったのではないか。「とげ」という言葉の意味は、「杭を打たれる」という意味があり、徹底的で容赦なく残酷であること。しかもこれがサタンの使いからだったとある。これでもか、これでもかと打ち続けられる「とげ」、これがパウロの苦しみだった。パウロはこれを取り去ってくださいと3度祈ったにも拘わらず、生涯解放されることはありませんでした。しかし10節で、パウロは、「私が弱いときにこそ私は強い」と言っています。神の力は弱さのうちに全うされる、神の力は弱さのうちに完全に現れるというのです。弱さを誇る、キリストが弱い自分のうちにあって力を現わすので弱さを誇ることができる。これがパウロの霊的な経験だったのです。弱さのうちにキリストの力を知る事ができるのです。
往々にして自分の弱さにへこんで自虐的になっていることがありますが、パウロの苦しさをもういちど思い出してみましょう。神様は、とげがあるまま十分な恵をあなたに与えているというのです。
弱いときに強い、これはパラドックスです。弱さにへこんでしまうのではなく、それを神の前に持ち出し、「わが恵汝に足れり」「わたしの恵みはあなたに十分である」という経験を持つことができたならどんなに幸いでしょうか。これがクリスチャン生活の秘訣です。弱さを押し隠したりせずに、神の恵みを知る機会と変えて頂きたく願うことです。
今日の感想は、パウロほど果敢になれないな~、とここで、「わが恵、汝に足れり」。聖書のことばは、濁った血液をさらさらにするような浄化力があると実感。もちろんこれは心の浄化ということです。
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