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ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(グスターボ・ドゥダメル指揮)を聴く

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  二晩に亘るウィーン・フィル、これは私にとって神さまからのプレゼントだった。
 プログラム中、ルネ・シュタール『タイム・リサイクリング』は実に衝撃だった。現代を表わし得ている。 夾雑物、澱といったものまでが執拗に強固に圧縮されて表層に弾きだされている。この曲を数回聴いたら発狂するのではないか、しかしこれが今の時代の真実なすがたであると思われた。
 シュタールは現在ウィーン・フィルに在籍している作曲家。解説には、「シュタールは、音楽とは関係ない事象を音楽によって表現・説明しようとしている。それを実現すべく作曲されたのが、四つの部分から成る作品『タイム・リサイクリング』 であり…」とある。日本初演だった。

    ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 私にとって、コンサートよりも嬉しかった瞬間は、二人の息子たちが八重洲北口で主人と私を待っていてくれるすがたを見たときだった。実際、もうこれ以上は何も要らないという心境だった。二男が荷物を引きうけてくれ、昼食代も引きうけてくれた。わたしも「いいから」とは言わない。ありがとう!!
 そして素晴らしかったのは、東京で苦学をして淡々と誰にも温かく生き続けてきた中学以来の友だちに会う事ができたことだ。小雨が降っていたのだが、再会の時間には暑いくらいに日が差し、空も海も清々しい青さを取り戻してくれた。これには私も驚き、彼女も驚いたのだが、まわりにも、晴れた! 晴れた! と歓声があがっていた。方向感覚が怪しい私を心配した彼女は、東京駅まで私を送ってくれ、自宅に帰ると、「だいじょうぶでしたか?」と、もうパソコンにメールが入っていた。

 

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音楽」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰いたしました。
素晴らしい時間を過ごされましたね。
ご家族やご友人との時間、音楽の溢れた時間、ステキです。
いつもここに現れるときは、宣伝になってしまってすみません。
恐縮ですが、ご案内します。
今度のうちの演目はメンデルスゾーンの「聖パウロ」です。
11月24日キャラホール。詳しくは別にお知らせします。
中ぶんなさまにはぜひご案内したく、書いてしまいました。
よろしかったらおでかけくださいませ。

投稿: yocomo | 2014年10月 1日 (水) 11時50分

yocomoさま
お久しぶりです。
ウィン・フィル、24日は皇太子とケネディ氏がいらしてましたよ。
しかし、総じて言うなら25日のほうが素晴らしい演奏でした。

マリオスで一昨日、カンタータのチケットが出ていないか聴いたところ、まだということで、どうなってたかしらと思っていたのですが、御案内いただきましてほっとしました。
昨年は佐々木正利先生の講演があったようですが、ちょうどベルリン・フィルで上京の日程に当たっており残念でした。
また機会があるといいのですが。

投稿: 中ぶんな | 2014年10月 1日 (水) 20時22分

ご心配おかけしました。
プレイガイドでは10/3から発売です。
今回は、佐々木先生の解説が入りますので、演奏会が3時間になります。
長丁場になりますが、より内容の理解が深まるのではないかと思っています。
どうぞよろしくお願いします。

投稿: yocomo | 2014年10月 2日 (木) 05時29分

yocomoさま
お知らせいただき有難うございます。
どんなおはなしを頂けるか楽しみです。
御成功をお祈りいたします!!

投稿: 中ぶんな | 2014年10月 3日 (金) 08時21分

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