第49回「音楽の夕べ」 ー太田カルテット100周年記念ーを聴く
久しぶりに日曜日の午後、国道106号線を盛岡 -宮古間、往復飛ばしました。但し50~60キロで。先を急ぎたい後続車が後方に数珠つなぎに。追い越しをかける車が出はじめたのでPに退避、やり過ごしました。帰りの北上山地のど真ん中の真っ暗闇はなかなかのものでした。
「写真撮影は御遠慮ください」のアナウンスにデジカメを一旦はバックに納めたものの、最後だけ一枚、真後ろから撮らせていただきました。
後部はただの暗闇のようですが、お客様がぎっしり座っていらっしゃいます。2011年東日本大震災に、梅村ヴァイオリン教室の子どもたちの家庭が、そしてここに出演しておられる合唱団の関係者にも被災された方々が。これまでにない困難な状況の中で、こういうときだからこそ絶やしてはならないと「音楽の夕べ」を演奏すべく立ちあがられたところ、宮古市民文化会館も被災、その苦境に会場の提供を快諾くださったのがこの陸中ビルでした。ここを会場に音響、照明、撮影機材を持ち込み続けられた「音楽の夕べ」はことしで4回目です。宮古市の事業計画では、宮古市民文化会館の修復は26年度末には完成となっており、もしかすれば、この会場での「音楽の夕べ」は今回が最後かと、感慨深いものがありました。
大正の時代、太田クァルテットの主宰者だった梅村保のひ孫にあたる梅村隆一、梅村真美、小松智佳子の各氏と韮澤有氏は、7月21日に岩手県立美術館で開かれた太田クァルテット創立100周年記念演奏会を成功させての今回の出演です。
『キラキラ星変奏曲』、そして、中1の方のヴァイオリン、譜の理解に感心しました。第四部の聴きごたえのある演奏、そして最後、心を明るくしてくれる歌声は感動でした。コンサートでいただいた元気さで、帰り路の100キロの夜道もしっかりとハンドルを握り、淡々とドライブ、無事帰着。現地にいる友人、またこちらから同行してくれた近所の方からも「ほんとうによいコンサートだった」との感想をいただいております。有難うございました!!
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