『北の文学』第68号 刊行
以下、青字は岩手日報新聞Webnewsから転載。
岩手日報社は15日から、県内の各書店、岩手日報販売センターで文芸誌「北の文学」68号を発売します。
今号には、応募25編の中から優秀作に選ばれた古屋貞子さん(洋野町)の小説「夏の家」と、日高見猫十さん(本名・辻村博夫、奥州市江刺
区)の文芸評論「宮澤賢治の昭和三年=『本統の百姓になる』夢の蹉跌=」のほか、入選作として、安井康平さん(雫石町)「長靴の中」、高橋政彦さん(盛岡
市)「ザ・ロング&ワインディングロード」の2編を掲載しています。
また、38号で優秀作に選ばれた加藤和子さん(盛岡市)が小説「秋の夜の夢」、俳人の川村杳平(ようへい)さん(盛岡市)が、震災に関わる短詩型文学を紹介する評論「東日本大震災・句歌詩アーカイブス序説(2)」を寄稿しています。
巻頭コラムは釜石市出身で大藪春彦賞受賞作家の柚月裕子さん(山形県在住)の「道の記憶」です。エッセーと詩歌は、昨年の第66回岩手芸術祭「県民文芸作品集」各賞受賞者が新作をつづっています。
A5判、162ページ。1冊1188円(税込み)です。
今回、寄稿の機会を頂戴し、私は、加藤和子として、『秋の夜の夢』と題し、盛岡で初の映画の常設館「紀念館」を建てた圓子正(まるこただし)をモデルに、小説を書かせていただきました。実は彼は音楽活動の資金繰りのために映画館経営を始めたのであり、とにかく音楽をやりたかった人物でした。読んでいただければ嬉しく思います。
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