« 夜明けの一歩 | トップページ | マルティン・シュタットフェルトのバッハ »

きょうのことば『共に漕ぎ出そう』ー送別礼拝-

日曜日はインマヌエル盛岡キリスト教会(℡019-646-2924)のメッセージをおつたえしています。20143月9日國光勝美牧師のおはなしです。

  この日は聖餐式がありました。
  またインマヌエル綜合伝道団の第69次年会を控えている礼拝でした。

P1110021

【聖書引証】ルカ伝5:1~11

1 群集がイエスに押し迫るようにして神のことばを聞いたとき、イエスはゲネサレ湖の岸辺に立っておられたが、
2
岸べに小舟が二そうあるのをご覧になった。漁師たちは、その舟から降りて網を洗っていた。
3
イエスは、そのうちの一つの、シモンの持ち舟に乗り、陸から少し漕ぎ出すように頼まれた。そしてイエスはすわって、舟から群集を教えられた。
4
話が終わると、シモンに、「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい」と言われた。
5
するとシモンが答えて言った。「先生。私たちは、夜通し働きましたが、何一つとれませんでした。でもおことばどおり、網をおろしてみましょう。」
6
そして、そのとおりにすると、たくさんの魚が入り、網は破れそうになった。
7
そこで別の舟にいた仲間の者たちに合図をして、助けに来てくれるように頼んだ。彼らがやって来て、そして魚を両方の舟いっぱいに上げたところ、ニそうとも沈みそうになった。
8
これを見たシモン・ペテロは、イエスの足もとにひれ伏して、「主よ。私のような者から離れてください。私は、罪深い人間ですから」と言った。
9
それは、大漁のため、彼もいっしょにいたみなの者も、ひどく驚いたからである。
10
シモンの仲間であったゼベダイの子ヤコブやヨハネも同じであった。イエスはシモンにこう言われた。「こわがらなくてよい。これから後、あなたは人間をとるようになるのです。」
11
彼らは、舟を陸に着けると、何もかも捨てて、イエスに従った。

【おはなし】

年頭に、「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい」、この御ことばを掲げ、1月には、これを縦軸と横軸から見ておはなし致しました。縦軸では、神様との交わりにおいて、また御ことばに養われる事において、深みに乗り出させていただきたい。そして横軸から捉えるときには、広がりという意味において、自分の家族、友人、知人、或いは、地域の方々におつたえしていきたいと願う事です。

そしてもう一つは、「網をおろしなさい」という主のご命令があるということです。これを思い出していただけたでしょうか。きょうは、この教団の年会を控えての送別礼拝です。この時に、皆さまに申し上げたい聖書の箇所がルカ557にある

5 するとシモンが答えて言った。「先生。私たちは、夜通し働きましたが、何一つとれませんでした。でもおことばどおり、網をおろしてみましょう。」
6
そして、そのとおりにすると、たくさんの魚が入り、網は破れそうになった。
7
そこで別の舟にいた仲間の者たちに合図をして、助けに来てくれるように頼んだ。彼らがやって来て、そして魚を両方の舟いっぱいに上げたところ、ニそうとも沈みそうになった。
 ここのところです。5節で、ペテロは自分だけが網をおろしてみたのではない、「私たちは」とあります。仲間と一緒にやってみている。そこで手ごたえを得て、こんどは別の舟にいた者たちに合図して応援を頼んでいます。これは仲間と力を合わせて一緒に漕ぎ出しなさいと教えているのではないでしょうか。

神様にとって、漁をするときに、実はペテロや他の弟子たちがいなかったとしても、大漁をあげることはできるのです。言い換えるなら、人を救おうとするときに、何も私たちの力が無くとも、それは、おできになる。それこそ、あのクリスマスのときのように天の御使いを遣わすこともできる。しかしこのルカ伝の記事を見ますと、イエスさまは、シモンとその仲間たちに網をおろして魚をとりなさい、舟を出しなさいと命じておられます。神様が私たちの働きを必要としておられる、これは実に不思議なことです。神様は、敢えて、色々な面で出来も悪く、欠点の多い者たちを用いてご自身の御業を進めようとしておられるのです。

イエス様は、シモン・ペテロに「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい」と言われた。

 ペテロは自分の舟にいた仲間たちと、さらには別の船にいた仲間たちに合図をして、皆で大漁を得ようと働きました。

 具体的にいうならば、私は、この教会の皆さんと一緒に、神様の御業を進めたい。また神様はそう願っておられます。この盛岡教会がことし40周年を迎えておりますが、たとえば、40周年記念文集を刊行するにしても、感謝の想いを新たにして、会員の皆さま方と一緒にこれを為していきたい、また伝道するにしても、教会が、或いは、教会の先生が何か一生懸命にやっているなというのではなく、皆さん方にも共に舟に乗っていただいて、それぞれに網のどこかを担って、一緒に網を引き揚げようではありませんか。共にイエスさまとその御ことばに従って、舟を沖に出し、そして一緒に網を引き揚げましょう。

7 そこで別の舟にいた仲間の者たちに合図をして、助けに来てくれるように頼んだ。彼らがやって来て、そして魚を両方の舟いっぱいに上げたところ、ニそうとも沈みそうになった。

 この教会の働きも、このように祝されたものとなりますようにと願うことでございます。

 

※説教のポイントのみに絞って書かせていただきました。

文責:中ぶんな

 

|

« 夜明けの一歩 | トップページ | マルティン・シュタットフェルトのバッハ »

教会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: きょうのことば『共に漕ぎ出そう』ー送別礼拝-:

« 夜明けの一歩 | トップページ | マルティン・シュタットフェルトのバッハ »