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きょうのことば『深みに漕ぎ出して-4』

 日曜日はインマヌエル盛岡キリスト教会(℡019-646-2924)の講壇のメッセージをおつたえしております。きょうは、2014126日の國光勝美牧師のお話です。この日は聖餐式と教会総会に時間が割かれたために、短めの説教となっております。(太字は聖書からの抜粋です)

 

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【聖書引証】ルカ5:111

  

1 群集がイエスに押し迫るようにして神のことばを聞いたとき、イエスはゲネサレ湖の岸辺に立っておられたが、
2 岸べに小舟が二そうあるのをご覧になった。漁師たちは、その舟から降りて網を洗っていた。
3 イエスは、そのうちの一つの、シモンの持ち舟に乗り、陸から少し漕ぎ出すように頼まれた。そしてイエスはすわって、舟から群集を教えられた。
4 話が終わると、シモンに、「深みに漕ぎ出して、網をおろして魚をとりなさい」と言われた。
5 するとシモンが答えて言った。「先生。私たちは、夜通し働きましたが、何一つとれませんでした。でもおことばどおり、網をおろしてみましょう。」
6 そして、そのとおりにすると、たくさんの魚が入り、網は破れそうになった。

  

【説教】

  

 きょうは、ヤコブ的信仰に今一つの恵をいただきましょう。

  

それは、信仰を掴みとる信仰です。ヤコブにはベテルでの経験がありました。それはどういう事かというと、ヤコブは自分がしでかした不始末のために、兄に命を狙われるような事態になりました。そこで家を出て、母リベカの実家へと旅をします。初めて野宿をし、石を枕にして眠っていたときに、天から地に梯子が下りてきた夢をみたのです。創世記28章にあります。

  

11 ある所に着いたとき、ちょうど日が沈んだので、そこで一夜を明かすことにした。彼はその所の石の一つを取り、それを枕にして、その場所で横になった。
12 そのうちに、彼は夢を見た。見よ。一つのはしごが地に向けて立てられている。その頂は天に届き、見よ、神の使いたちが、そのはしごを上り下りしている。
13 そして、見よ。主が彼のかたらわに立っておられた。そして仰せられた。「わたしはあなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。わたしはあなたが横たわっているこの地を、あなたとあなたの子孫とに与える。
14 あなたの子孫は地のちりのように多くなり、あなたは、西、東、北、南へと広がり、地上のすべての民族は、あなたとあなたの子孫によって祝福される。
15 見よ。わたしはあなたとともにあり、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ戻そう。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。
16 ヤコブは眠りからさめて、「まことに主がこの所におられるのに、私はそれを知らなかった」と言った。
17 彼は恐れおののいて、また言った。「この場所は、なんとおそれおおいことだろう。こここそ神の家にほかならない。ここは天の門だ。」
18 翌朝早く、ヤコブは自分が枕にした石を取り、それを石の柱として立て、その上に油をそそいだ。
19 そして、その場所の名をベテルと呼んだ。

  

 これまでは家が継いできた宗教を自分の宗教としてきたヤコブでしたが、ここで初めてヤコブは、神を個人的に神がともに居られることを知りました。クリスチャンになるということは、このように、個人的に神と直面する事です。それがベテルの経験です。今自分があるのは、あの新生経験があった、あのベテルでの経験があったからだという事を確認いたしましょう。

  

 創世記の中には、もう一つ、ペヌエルの経験というものがあります。

  

 ヤコブは伯父のラバンのところで羊飼いをしながら、ラバンの2人の娘を妻とし、そして才覚を働かせて財産も増やします。神はヤコブを大いに祝福しました。ここでもやはり伯父のラバンとの間が険悪になった。そのとき神様は夢に現れて、生まれ故郷に帰るようにと告げます。しかし家に帰れば兄に殺されてしまう。それでも神様は帰りなさいと言われる。ヤコブは意を決し、伯父が数日間家を留守にしている間に、2人の妻と自分の全財産をもってハランを脱出しました。故郷が近づいてきました。ヤコブは兄エソウの心を和らげようと贈り物を先頭に行かせます。創世記32章にあります。

  

20 そしてまた、『あなたのしもべヤコブは、私たちのうしろにおります』と言え。」ヤコブは、私より先に行く贈り物によって彼をなだめ、そうして後、彼の顔を見よう。もしや、彼は私を快く受け入れてくれるかもわからない、と思ったからである。
21 それで贈り物は彼より先を通って行き、彼は宿営地でその夜を過ごした。
22 しかし、彼はその夜のうちに起きて、ふたりの妻と、ふたりの女奴隷と、十一人の子どもたちを連れて、ヤボクの渡しを渡った。
23 彼らを連れて流れを渡らせ、自分の持ち物も渡らせた。
24 ヤコブはひとりだけ、あとに残った。すると、ある人が夜明けまで彼と格闘した。
25 ところが、その人は、ヤコブに勝てないのを見てとって、ヤコブのもものつがいを打ったので、その人と格闘しているうちに、ヤコブのもものつがいがはずれた。
26 するとその人は言った。「わたしを去らせよ。夜が明けるから。」しかし、ヤコブは答えた。「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ。」
27 その人は言った。「あなたの名は何というのか。」彼は答えた。「ヤコブです。」
28 その人は言った。「あなたの名は、もうヤコブとは呼ばれない。イスラエルだ。あなたは神と戦い、人と戦って、勝ったからだ。」
29 ヤコブが、「どうかあなたの名を教えてください」と尋ねると、その人は、「いったい、なぜ、あなたはわたしの名を尋ねるのか」と言って、その場で彼を祝福した。
30 そこでヤコブは、この名をペヌエルと呼んだ。「私は顔と顔を合わせて神を見たのに、私のいのちは救われた」という意味である。

  

 先ず、妻と財産を川向こうに渡してしまって、ヤコブ一人がこちら側に残りました。その時、不思議な人物、これは受肉前のイエスさまなのですが、その人物が現れて、夜通しヤコブと格闘しました。夜明けが近づいたとき、ヤコブは相手にしがみついて、「私はあなたを去らせません。私を祝福してくださらなければ。」というと、それに対する応答が、あなたは人と戦い、神と戦って勝ったのだから、これからはイスラエルと呼ばれると彼を祝福しました。

  

 さて、神様はどうしてヤコブとの格闘にもっと早く決着をつけなかったのでしょう。それは、ヤコブが一体どのようにしてこの試練を潜り抜けるかを試しておられたからではないでしょうか。ヤコブに何かを分からせるために、神様はヤコブと格闘してくださった。ヤコブが、もう自分の才覚だけではどうにもならない、「あなたが祝福してくださらなければ」とある通り、神様が乗り出し神様が事を行って下さらなければもうどうにもならないのだと神様にすがりついていく時に、神様は、そうなんだよ、よくわかったねと受け入れて下さり、あなたは勝ったとまで言ってくださる。そして名前まで変えてくださるという深い取り扱いをしてくださったのです。

  

 「深みに乗りい出す」とは、こういうことかなと思います。私たちも、神と戦い、人と戦って勝ったと神様に言わせるほどに神様と格闘して、「あなたは神に勝った」と言っていただき、深みに乗りい出し、魚を捕らせていただきたいものです。

 

 

 

※先週の復習は割愛、また簡略に編集させていただいております。文責:中ぶんな

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