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いわての文芸誌『天気図』VOL.12 盛岡タイムスに掲載されました

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 私が書いた『市井のチェリスト村井正一物語 前編』に登場する村井正一先生は、太田カルテットの主宰者梅村保の愛弟子であり、盛岡弦楽四重奏団のチェリストです。盛岡弦楽四重奏団は村井正一先生の謂わば看板でした。太田カルテットは、この盛岡弦楽四重奏団に引き継がれたのです。村井先生は、戦後の僻村に、電気やラジオの修理を頼まれた時に、チェロを担いで訪れ、農家の庭先などで演奏し、娯楽の無い多くの方々に音楽をもって楽しんでいただきました。また長らく少年刑務所でも演奏しました。多くの音楽団体を、チェロで応援されました。県民オーケストラの設立にも中心となって多大な尽力をされた方です。

 私がお会いしたのは、梅村保の事をお訊きするためで、村井先生が80歳をすぎて、奥さまの介護をしておられた時でした。今回の誌には、村井先生がチェロを弾くようになった音楽の背景を中心に、村井先生が昭和19年に徴兵されるまでを書かせていただきました。

 

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